自社のブランディングで期待できる効果とは?成功するためのブランディング戦略を解説!

いきなり自社のブランディングを任されたら!? 成功するためのブランディング戦略を解説!

 

 

中小企業やベンチャーではあるあるですが、いきなり

「ブランディングしたいから、いい方法考えて!」

と指示が飛んでくることがありますよね・・・。

好きな方法を検討して良いというメリットはありますが、担当することになったあなたは目の前に大きな壁が立ちはだかり、孤独感でオフィスで泣きそうになっていませんか?

 

そこで今回は

  • そもそもブランディングとは
  • なぜ自社をブランディングする必要があるのか?
  • 自社のブランディングで得られる効果

をご紹介していきます。

 

記事の後半ではがんばる担当者のあなたに、とっておきの自社ブランディングの方法を解説しますので、ぜひ最後まで読んでください!

あなたにとって一番の味方となる記事になっています!!

 

【監修者】
 梶田 洋平
 ラーニングス株式会社 代表取締役
大学卒業後は証券会社に入社し、5年弱勤めて退社した後、出版事業を手掛ける会社を起ち上げる。
大学時代からこれまで自身が著者で出版した本は16冊、読んできたビジネス書・実用書は3,000冊以上。はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象に、出版でビジネスを加速させるお手伝いに力を入れる。

 

 

 

 

ブランディングとは

 

ビル オフィス街

 

そもそも「ブランディング」は、ブランドを作るための活動を指します。

商品やサービスを提供する企業の場合、消費者がなにかの商品を買おうとしたときに自社の商品のイメージを思い出し、購入を検討してもらえたらブランディングは成功しています。

「ブランド」とは、企業に対する信頼です。

大手企業に限らず中小やベンチャー企業、個人でもビジネスをするならブランディングが重要になります。

 

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自社のブランディングを行う重要性

ブランディングは、「競合他社との差別化」という点において重要になっています。

 

マーケティング施策によって売上が上がったとしても、ブランディング活動を行っていなければ、自社の商品・サービスを買い続けるメリットを感じてもらえないため顧客にリピーターになってもらうことができません。

このような事態になると、価格競争に巻き込まれてしまいます。

 

たとえば洗剤などの日用品を購入する場合、名の知れたメーカーの商品であれば多少価格が高くても、メーカー名や商品名に安心感や付加価値を感じてくれた多くの人が購入します。

 

しかし、聞いたことのないメーカーの商品だと、多少安くても

「この商品でちゃんと汚れが落ちるのかな?」
「成分は安全かな?」

と無意識のうちに不信感を抱き、結果的に選ばれないという可能性が高いでしょう。

 

そのような場合は、さらに値段を下げることで「競合商品よりも安い」という付加価値を付けるほかに、差別化の道はありません。

価格競争に巻き込まれると利益率が下がり、経営悪化にもつながる可能性があります。

 

ブランディングで自社独自の価値を浸透させることは、他社との差別化を図って自社の利益率を守ることにつながるのです。

 

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自社のブランディングで期待できる効果・メリット

 

BRAND

 

ブランディング活動を行うと、以下の効果やメリットを得ることができます。

 

  • 競合他社と差別化ができる
  • 顧客にリピーターになってもらえる
  • 商品やサービスの販売促進につながる
  • 認知度がアップする
  • 無理な宣伝が不要になる
  • 採用活動につながる
  • 優秀な人材の確保や定着率の向上
  • 従業員のモチベーション維持
  • コラボレーション機会の創出

 

それぞれ詳しく具体的に解説します。

 

競合他社と差別化ができる

 

他社との差別化は、マーケティングにおいて最重要課題と言えます。

自社のブランディングを行うことにより、他社とは異なる独自のイメージや特徴を築くことができます。

例えば、ユニークなロゴやデザイン、独自の商品コンセプトなどを通じて自社の独自の魅力・強みを押し出せれば、顧客に自社からしか得られない価値を提供できるでしょう。

顧客にリピーターになってもらえる

良いブランディング戦略を実施することで、顧客に信頼感や魅力を与えることができます。

その結果、顧客はリピート購買を行いやすくなります。

信頼できるブランドとして認識されることで、顧客の満足度が高まり、長期的な関係を築くことができるでしょう。

商品やサービスの販売促進につながる

強力なブランディングは、商品やサービスの販売促進に大きく寄与します。

良いブランドイメージを持つことで、顧客は購買意欲を高め、競合他社よりも自社の商品やサービスを選んでくれるようになります。

また、ブランドの認知度が高まることで、新規顧客の獲得や口コミ効果も期待できます。

認知度がアップする

ブランディングは、企業や商品の認知度を向上させる重要な要素です。

ブランディング戦略を通じて、広告やマーケティング活動を展開することなく、消費者の認知度を高めることができます。

認知度が高まることで、競争力の向上や新たなビジネスチャンスの創出に繋がります。

 

無理な宣伝が不要になる

ブランディングに成功するとは、顧客の興味を引くことができます。

そのため、過度な宣伝やセールスプロモーションを行う必要がなくなります。

顧客は自然にブランドに惹かれ、積極的に商品やサービスを選ぶようになるため、宣伝費の削減や効率的なマーケティングが可能となります。

採用活動につながる

ブランディングは、企業の魅力をアピールする一つの手段です。

良いイメージを持たれた企業には、働きたいと考える人が集まります。

多くの人材が集まると、選択肢や活躍の幅も広がり、採用競争力が向上するでしょう。

また、ブランドの価値観や文化に共感する人材を引き寄せることも可能です。

優秀な人材の確保や定着率の向上

ブランディングに成功すると、優秀な人材の確保や定着率の向上に繋がります。

魅力的なブランドイメージを持つ企業は、従業員にとって魅力的な職場となります。

また、従業員がブランドに誇りを持ち共感できるビジョンを持つことで、定着率が向上し離職率の低下に繋がります。

従業員のモチベーション維持

ブランディングには、従業員のモチベーションを高める効果もあります。

ブランドの成功や成長に貢献していると感じることで、従業員は仕事に対する意欲や満足感を持ちます。

従業員がブランドに共感し誇りを持てる環境を提供することで、生産性の向上やチームの結束力強化につながるでしょう。

コラボレーション機会の創出

ブランディングによって、他の企業や組織とのコラボレーション機会を創出することができます。

自社ブランドの価値が認められれば、他の企業との提携や共同プロジェクトが実現しやすくなるためです。

相互に利益をもたらすパートナーシップを築くことで、新たなビジネスチャンスや市場拡大の可能性が広がります。

 

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ブランディングとマーケティングの違い

「ブランディング」と似た言葉に「マーケティング」がありますが、この2つは違う意味を持っています。

 

  • ブランディング:顧客の理解を深めるための手法
  • マーケティング:顧客に商品やサービスを伝える手法

 

ブランディングは、消費者が自社に対して抱く目に見えない価値を創造することを目的としています。

企業のブランドが確立すると、それが付加価値となって競合との差別化ポイントとなり、顧客に自社の商品やサービスを選んでもらえる可能性が高くなります。

 

一方のマーケティングは、消費者に商品やサービスの価値を伝えることが目的です。

ブランディング、マーケティングはどちらか一方を施すのではなく同時に施策を進めることが重要です。

 

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ブランディングの種類

一口に「ブランディング」と言っても、ブランド化する大賞はさまざまであり、多くの種類に分けることができます。

 

  • マーケティングブランディング
  • 企業ブランディング
  • 製品ブランディング
  • 営業ブランディング
  • 地域ブランディング など

 

上記のなかで、「企業ブランディング」が自社のブランディングにあたります。

商品やサービスの売上アップを狙うなら、企業ブランディングに加えて「製品ブランディング」を行うことになるでしょう。

ブランディングの種類の詳細については、以下の記事で詳しく解説しています↓

 

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ブランディング 種類 事例

 

また、ブランディングは

 

  • インナーブランディング
  • アウターブランディング(エクスターナルブランディング)

 

の2種類に分けることもできます。

この2つのブランディングは、ブランディングの対象者が異なります。

 

インナーブランディング

「インナーブランディング」は、社内の従業員に向けたブランディングです。

従業員に企業の理念や価値観、集団としての目的に共感してもらうことで、社内の意識統一を図ります。

 

アウターブランディング

一方のアウターブランディングは、社外の人々に向けたブランディングです。

消費者や取引先に、自社の持つ独自の価値を認知してもらうことを目的として行います。

 

インナーブランディングにより経営理念などを社員に浸透させることは、社員のモチベーションアップや定着率の向上につながり、結果的に社外に対するアウターブランディングにもつながっていきます。

 

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【3ステップ】ブランディングを行う手順

つづいて、ブランディングを行う手順を以下の3ステップでご紹介します。

 

  1. まずは現状を把握しよう
  2. あなた自身が自社に足りていないと思うものを考えよう
  3. ブランディングに使う手法を考えよう

 

① まずは現状を把握しよう

あなた自身が自社に足りていないと思うことはなんですか?

 

いきなり言われるとびっくりして思考が停止してしまいますが、落ち着いて現在の状況を整理していきましょう

実際にメモを用意して書き出してみてください!

 

  • あなたが勤めている企業はどのような事業を展開していますか? BtoBでしょうか?BtoCでしょうか?
  • 商品、サービスはどのようなものがありますか?
  • 今お取引をしている企業、顧客はどのような方が多いですか?(規模や単価、業種など)
  • 顧客が自社に対してどのようなイメージを持っているでしょうか?
  • 採用に苦戦していないですか?
  • 会社の理念をしっかりと把握していますか?
  • 3年後の経営目標を知っていますか?

 

この時点でわからないことがあれば、一度調べてみてください。

というのも、ブランディングで大事なことは「どのようになりたいか」の前に「今どんな状況か」を知ることなんです。

そうしないと、どれだけコストをかけても、望む成果は出ません。

 

今の状況とこうなりたい!を比較して、その差を埋めていくのがブランディングです。

ブランディングもマーケティング活動の一環なので、とにかくまずは自社の強みと弱点を正しく把握していきましょう。

 

そして、わからないことが分かれば少し心が落ち着きますよ!

まずは、現状をしっかりと把握していきましょう!!

 

② あなた自身が自社に足りていないと思うものを考えよう

上司も誰でもいいからで指示を出したわけではないはずです。

あなただから任せたいと思って指示を出しています!

なので自信を持って考えて欲しいのですが、あなたが自社に足りていないと思うことってなんですか

 

パッと思い浮かぶもので大丈夫です。

 

例えば、

  • 代表があまり前に出ない
  • 知名度がない
  • 競合に負けてしまっている
  • サービスの価値が伝わりづらい
  • 若い人が入らない

などなどなにか思いつくものありませんか?

 

それは担当者としてのとっても大事な感覚です!

これもしっかりとメモしておいてくださいね。

 

③ ブランディングに使う手法を考えよう

 

ここまできたら、なんとなくかもしれませんが、「自社になにが足りないか」が分かってきたと思います。

そして、それを解決するために必要な人、物が見えたのではないでしょうか?

 

自社の商品、サービスはターゲットに対してどのようなアピールが足りていませんか?

新しい人材を確保するために魅力度が足りていないですか?

はたまた新しいサービスを展開する必要がありますか?

 

たとえば、特定の自社商品を筆頭にしたいと考えているならば、広告をうつのが最適でしょう。

露出度を増やすことがなによりも大切です。展示会などのイベントへの参加も効果を高める行動の1つです。

 

ブランディングに効果的な「企業出版」

ブランディングを行う手順をご紹介しましたが、ここからはブランディングに効果が期待できる「企業出版」についてご紹介します。

 

あなたの会社では、すでにブランディングのための施策を行っているはずです。

「会社のことを知ってもらうために、HPやパンフレットを作ってみたけど、効果が実感できなかった」
という方も多いのではないでしょうか

 

もっと具体的にわかりやすく他社との差別化をして自社の魅力を伝えるためには、どうすべきか。

 

よくある手法ですが、一度本を出すことを検討してみませんか?

担当者の負担を、企業出版専門の出版社が最大限軽くします!

 

企業出版専門の出版社がなぜブランディングに強いのか

 

企業出版 ブランディング

 

 

中小企業やベンチャーで働いていると、出版社からの「本出しませんか?」という営業は沢山受けてきていますよね。

デジタルの時代になにを言っているんだと思われるかもしれません。

しかし、まだまだ本の効果というのはビジネスにおいて絶大なんです!

 

なぜかというと、本が持つ効果が企業にとって魅力的だからです。

 

本は1冊の文字量が10万字程度と伝えられる量が多いです。

「動画のほうがいいのでは?」と思われる方もいるかと思いますが、本は実物が残るので記憶に残りやすい媒体です。

そして、1冊をしっかりと読んでくれる人はそれだけで自社への興味関心が高い人です。

未だ「本をだした企業(人)」という社会的信頼度の向上は抜群です。

テレビよりも前から存在し、情報の信頼性も高い本は、ビジネスにおいて最大限の効果を発揮します。

 

普通に本屋さんに並んでいる大手企業の経営者の本を見ると、

「でも他の会社も出しているし、そこまで知名度もないし意味ないんじゃない?」

と思うかと思います。

しかし、その本は大衆向けに作られた本なので、そもそもの出版の目的が違うんです!

 

本とひとくくりにいっても、色々と出版の目的は違ってきます。

出版者はベストセラーを出すために、多くの人が読みたい本を作ります。もちろんベストセラーになればいいですが、そこから実際にビジネスに繋がる確率って意外と低いんです。

 

今回やりたいのはブランディングですよね?

必ず自社にとって利益となる道筋を立てなければなりません

 

少し答えを出してしまいますが、ブランディングをしたいという経営者の多くは、差別化をもっとはっきりとさせて、自社の能力を高めたいと考えています。

自社の名前を知ってもらうだけではく、自社の魅力を知ってもらって、顧客や仲間を増やすことが目的となるはずです。

つまり、「人の心を動かすこと」が大事なんです。

 

人の心を動かす本、出版をすることで確実に自社に利益が出る方法を担当者一人で考えるのはとても大変です。

そんなときは、企業出版を専門にしている出版社を探してみてください!

 

企業出版を簡単に説明すると、これまでビジネス書を作ってきた出版社が、より著者となる企業のビジネスの利益に直結する本をつくることです。

 

この記事の最初にメモをとっていただきましたが、ぜひそれをもとに何社か企業出版専門の出版社に問い合わせてみてください。

各社が素案として、本の方向性を示してくれます。

担当者であるあなたはその中から、自社にとって最適だと思う提案を受け取れば問題ありません。

 

企業出版の提案の判断方法

 出版者から本の企画書の素案の提供はありましたか?

あなたの手元には何枚かの提案書があるかと思います。

 

どれもタイトルや内容、ターゲット、戦略、スケジュール、費用などが記載されているでしょう。

ここで、ただ費用が安いから、サポートが充実しているから、というだけで判断をしてはいけません

 

大事なのは、本の中身です。

ブランディングの本の提案書を判断する際のポイントとして、パンフレットやHPに書けばいいことが盛り込まれていないかです。

もちろん、社名の由来や会社のこれまでのことなど基本的な情報は必要になってきますが、本の中心部分がそれになっている提案書は見送ったほうがいいでしょう。

5章構成であれば、3章、4章部分にそういったことがきていると危険です!

 

では、どのような内容がブランディングに向いているのでしょうか?

単純にまずあなた自身が思いつかなかった自社の魅力をあげていて、代表をメインで押し出すのか会社を押し出すのかが明確になっており、ターゲットに対して「読みたい」と思ってもらえるものであれば、素案の判断としては十分合格点に満たしていると思います。

タイトル、ターゲット、内容に一貫性があればまず問題はないでしょう。

 

「売れる本」と「読みたい本」は違います。

あなた自身がターゲットとなったときに「この本読みたいな」と思えるものであれば、成功する確率は高いです。

 

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その他にも確認してほしいこと

 

一番大事なことを先ほど伝えましたが、その他にも確認してほしいことをまとめていきます!

 

まず、ライターはつきますか?

ほとんどの企業出版であれば著者は話すだけで、執筆は全てライターが担いますが、今一度確認してください。

 

そして、インタビューに必要な時間も負担にならない時間になっていますか?

通常1冊の本をつくるために必要な時間は10時間程度となっています。

5時間×2回では大変ですよね?

あなただけでなく、本の内容によっては何人かインタビューをうけてもらう必要がでてくるかと思います。スケジュールの融通がどの程度きくかも合わせて確認してください。

 

文章の修正は何回できるでしょうか?

こだわりたいところですので、修正回数無制限の出版社を選ぶと安心です。

表紙のデザイン修正なども柔軟に対応してくれるとより良いと思います。

 

費用の判断ですが、ただ安いところを選ぶのではなく、盛り込まれている内容をしっかりと理解してください!

わからない部分はどんどん質問して大丈夫です!

意外と「これがオプションなの?」というものもあるかもしれません。

 

そして、あなた自身が本づくりに対して負担に思うことが出版社側で請け負ってくれているかも確認してください。

なんでもかんでもあなた主導では大変です。

リードしてくれる出版社を選ぶといいでしょう。

 

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上司に説明するときに伝えてほしいこと

 

大体どこの出版社に依頼するかは決まって、あとは上司への許可取りではないでしょうか?

上司同席のもと出版社側との打ち合わせが理想ですが、そこまで持って行くのも大変ですよね・・・。

 

ですが、出版社に上司に説明をすると言えば、説得材料を用意してくれますので安心してください。

 

ただ、会社のことはあなたにしかわからない部分もあるので、どのような説得材料が必要かをしっかりと出版社側に説明していただけると助かります

上司説得のために出版社とタッグを組みましょう!

 

上司が首を縦にふらない理由として、あなたも感じていた「なぜ本なの?」「効果はあるの?」という思いがあるかもしれません。

多くの人が抱えている思いなので、出版社側もそれを説得するだけの資料を用意していると思います。

ブランディングのために出版をして、何が原因で失敗となったか事例も知りたいですよね。

ちゃんと本を活用できなかった理由などの分析が出版社側もできているかも、重要な部分だと思います。

一度出版社側に確認をとってみてもいいかもしれません。

 

また、企画の内容についてもどう説明をすればいいか、意外と難しく感じるのではないでしょうか?

その場合は、説得のためにどこをポイントに伝えればいいかを聞いてみてください。

 

費用感についても、価格の適正さを伝えるよりも、どのように回収できるかを伝えるといいです。

印税での費用回収は難しいので、本を出すことによってどのような効果があるか、どこで費用回収をするかを明確にして、できれば出版社側に成功事例を聞いておくといいでしょう。

上司説得で上手くいかないケースは、費用をかける理由と回収できる見込みがどこまであるかがあいまいなときです。

数字で示すのも大事ですが、できるだけ成功事例を集めて、自社でも取り組む必要性があることをできるだけ合理的に伝えてみてください!

 

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自社のブランディングの成功事例

 

最後に、有名企業・商品・サービスのブランド成功事例を3つご紹介します。

 

星野リゾート(企業)の事例

星野リゾートは、日本を代表する高級リゾートブランドとして知られています。

星野リゾートは宿泊施設の所有ではなく、運営に特化した企業です。

 

そのブランディング成功の一因は、以下の要素にあります。

 

  • 独自のコンセプトと価値観
  • 優れた施設とサービスの提供
  • 顧客満足度の追求

 

星野リゾートは日本国内外で45の宿泊施設を運営しており、異なるコンセプトのホテルを展開、独自のサービスや体験を提供しています。

 

星野リゾートのコンセプトは「ホスピタリティ・イノベーターを目指す」であり、お客様一人ひとりに寄り添うだけでなく、地域の魅力を活かした特別な体験を提供することを重視しています。

従業員の地元出身率を高め、地域特産品や文化を取り入れたサービスを展開しているというのも特別な体験を生み出しているポイントです。

 

優れた施設とサービスの提供: 星野リゾートは、美しい自然環境に囲まれたリゾート施設を展開しています。

客室や温泉、レストランなど、細部にわたるサービスの質も高く、お客様に快適で豪華な滞在を提供しています。

 

そのようなコンセプト・理念を持ち続けた結果、星野リゾートは急成長を遂げ、顧客満足度調査で1位を獲得しています。

 

自社のこだわりをホスピタリティに反映させ他社と差別化を図り、地域に根付いた独自のサービスを提供することで、星野リゾートはブランディングに成功しました。

 

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ニベア(商品)の事例

 

ニベアはニベア花王(ニベアの日本法人)により販売されているスキンケアクリームです。

発祥はドイツですが、現在は世界187カ国で販売されています。

 

そのブランディング成功の一因は、以下の要素にあります。

 

  • 強いブランドイメージ・世界観
  • 印象的な商品パッケージのデザイン
  • 社内への企業理念の浸透

 

ニベアのキャッチコピー(コンセプト)は

肌がふれあう。ただそれだけで、人は人をあたためることができる。

まもることができる。一生の素肌に。あなたに。

引用:花王

です。

 

このキャッチコピーは大切な人との間の深い愛情を表現しており、多くの消費者から共感を得ています。

 

また、ニベアの青い缶や白いロゴは、一目でニベアを連想させます。

このデザインは、長年にわたって変わらず維持され、ブランドの一貫性と視覚的な認識度を高めています。

 

ニベアの会長は「ブランドを守り育てるために働いている」という想いを持っており、これは海外の従業員も共通で持っている哲学です。

理念やビジョンに従業員全員が共感していることで、企業や製品の一貫したブランドイメージが作られています。

 

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東京ディズニーランド(サービス)の事例

 

東京ディズニーランドは、日本で最も有名なテーマパークの一つであり、そのサービスブランディングの成功の要因は以下の要素にあります。

 

  • 高品質なエンターテイメントとサービス提供
  • 物語に引き込む体験と感動の創造
  • ゲストの声への敏感さ

 

東京ディズニーランドは、世界的に有名なディズニーブランドの一部であり、常に高品質なエンターテイメントとサービスを提供しています。

従業員の9割がアルバイトと言われていますが、その多くが元々ディズニーのファンであることから、自発的にブランドの世界観を守るように動きます。

キャラクターが登場するショーやパレード、アトラクションのクオリティに加え、従業員の接客態度やゲストへの配慮も優れており、顧客満足度を高めているのです。

 

東京ディズニーランドは、ゲストに感動的な体験を提供することを重視しています。

キャラクターとのふれあいやショータイム、美しい装飾など、ゲストが特別なひとときを過ごせる環境を提供し、感動や喜びを与えることによって、ゲストの思い出に残る体験を創造しています。

 

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まとめ

  • ブランディングとは、自社や自社の商品・サービスなどに対して消費者が抱くイメージ(=ブランド)を創造する活動
  • ブランディングには、自社独自の価値を顧客に認知してもらうことで他社と差別化を図る目的がある
  • 自社のブランディングを行うことで、売上アップや人材関連の問題の解決などさまざまな効果が得られる
  • 自社のブランディングには企業が本を出版する「企業出版」が高い効果を発揮する

 

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

そして、あなたの負担は少しは減りましたか?

 

出版を選ぶ選ばないにしろ、この記事が少しでもあなたの孤独を癒すものであることを祈っています。

 

冒頭でメモをとったことは、ブランディングをする上でとても大事な部分です。

いきなり担当者になって不安も大きいかと思いますが、全力であなたの実力を発揮してくださいね!

 

そして、企業出版を検討するなら、1社だけでなく数社から提案をうけてください

あなたにとって、あなたの会社にとっていい本をつくりましょう!

 

 

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投稿者プロフィール

南川 佳世
ラーニングス株式会社
アドバイザー/ブックライティングサービス『ひよどり』サービス運営統括責任者

大学時代は近世文学を専攻。 日本語教師の資格を持つ。

200名以上の経営者、士業の専門家へのインタビュー経験があり、Webメディアを中心に記事を執筆。
書籍の企画~出版を行うだけでなく、出版記念のウェビナー等、イベントの企画運営も行う。

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