『カフェだけじゃ生き残れない!~夫婦で作る、カフェ×コワーキングスペースの地域密着拠点~』(花泉裕一郎・著)

 

今回は、『カフェだけじゃ生き残れない!~夫婦で作る、カフェ×コワーキングスペースの地域密着拠点~』を発売されました、花泉裕一郎氏にお話を伺いました。

 

カフェ開業に憧れる方は多いですが、利益率の低い飲食店で安定した収益の確保は至難の業です。加えて、地域貢献はまだまだボランティアの側面も多く、どのように利益に繋げていくかは大きな課題となっています。しかし、花泉さんは地域密着の活動をし、地元住民の憩いの場としてのカフェを経営することに成功しています。

 

そこで、今回はどのようなカフェを経営しているのか、どのような想い、きっかけがあって出版をしたのかを聞いてきました。マーケティング出版プラスだけの特別なインタビューです。

ぜひ最後までご覧ください!

 

【著者プロフィール】

Coworkingspace Flat Café&Bar オーナー、株式会社グロードジャパン代表取締役 花泉裕一郎

松戸市新松戸にコワーキングスペース「Flat」を開設し、カフェ・バー併設の第三の居場所づくりに情熱を注ぐ。基本情報処理技術者、宅地建物取引士、AFP資格を持ち、不動産業も展開しています。前職では都内の不動産ディベロッパーで法人営業を担当し、システムエンジニアやオフィスビルの施設管理も経験。その多岐にわたる経験を「Flat」の運営に活かしています。地元のハブとして、新たなビジネスチャンスや深い人間関係を築ける場所となったFlatの成功モデルを、将来的に全国に展開することを目指しています。

https://coworkingspaceflat.com/

https://groadjapan.com/

 

 

聞き手:どうぞよろしくお願いいたします。まず、千葉県松戸市新松戸にあるCoworking Space Flat Cafe&Barについて教えてください。

 

花泉さん: Flatは夫婦で経営をしている、カフェ・バーを併設したコワーキングスペース・シェアオフィスです。土日は喫茶店あるいはイベント会場として運営しています。集中して仕事や勉強をしたり、カフェでおしゃべりをしたり、自分の好きなことや得意なことを披露したり、誰かの挑戦をサポートしたり、コーヒーやお酒を楽しんだり、あなたの家でもない、職場でもない気兼ねなく過ごせるサードプレイスを提供しています。

 

聞き手:今回なぜ出版しようと思われたのでしょうか?

 

花泉さん: 開業してから様々な苦労を乗り越え、安定した経営をすることができるようになりましたが、その際にカフェ開業をしたいと思っている方のお手伝いができるのではないかと考えたことがきっかけです。Flatはただのカフェではなく、地域の皆さんに愛されるサードプレイスです。地域貢献がしたい、サードプレイスを作りたい、カフェを開業したいと思う方は多いですが、カフェの廃業率の高さから一歩を踏み出せない方もいらっしゃると思いました。だからこそ、私達の経験やノウハウを広く伝えることが多くの方のお役立ちになると考え、出版をしました。

 

聞き手:書籍を拝見すると、事前準備から物件探し、飲食店の営業許可や価格設定、マーケティング、接客など、カフェを開業、経営するうえで大切なことが全てわかりやすくまとまっていますよね。

正直、ここまで全部出してしまって大丈夫? と思ったくらいです。

 

花泉さん:そうですね。私達はこの本をきっかけにカフェを開業する人、安定した経営ができる人を増やしたいと思っているので、培ってきた経験、知識を全部いれました。Flatのように、地域貢献をする地元密着型のカフェが全国に増えて欲しいと思っています。カフェ開業の支援も行っていますが、その前段階にこの書籍があることで、ハードルを下げることができるのではないかと感じています。

 

聞き手:カフェの開業についての情報は見つけることができますが、地域貢献ができるカフェ、なおかつ安定した経営を実現する方法となると、かなり難易度が上がりますよね。

 

花泉さん:はい。そもそもカフェをどのように開くのか、カフェの経営は実際どんな感じなのか、地域密着のお店はどのように作るのか、といったことは断片的には見つかるかもしれませんが、実際にこれらを実現させている人のまとまったノウハウは見つからないと思います。

だからこそ、地域への熱い思いを持っていて、カフェ開業をしたいと考えている方が知りたい部分を全部伝えることが、誰かの背中を押すきっかけになると思いました。

 

聞き手:では具体的にこの本を読むことで読者はどのようなことを知れるのかを教えてください。

 

花泉さん:大きく分けて3つの事柄を知ることができます。1つ目は、カフェ経営を成功させるための方法。2つ目は経営において一番の難所である、お金の工面や集客のコツ。3つ目は、単なるカフェではなく、地元の人に愛される居場所の作り方です。単に儲かるお店を作りたいという方には合わない本でして、地元の人に愛され、地域に貢献できる場所をつくりたい、という思いのある方にぴったりの1冊になっています。

 

聞き手:特に、7章の「地域貢献とコミュニティ運営・サードプレイス作り」では、Flatらしさ、Flatが目指している地域の居場所がどのようなものなのかが良く理解できました。

 

花泉さん:ありがとうございます。1章から6章の中でも、「地域密着のお店、サードプレイスとしてのカフェ」であることを前提に説明が進みますが、主軸は開業準備のノウハウやコツ、知っておきたい知識です。しかし7章ではFlatが普段から行っている、地域の皆さんとの関わりやイベントの事例、地域貢献、コミュニティ運営の内容が主軸となります。この部分は実際にやっている人にしか書けない箇所でもあるので、ぜひ注目して読んでいただきたいです。

 

聞き手:では最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

 

花泉さん:カフェの仕事は決して楽な仕事ではありませんが、多くの方に「ありがとう」と仰っていただける、感謝していただける素晴らしい仕事です。お店とそこにいらっしゃるお客様との出会いがきっかけで、お客様の人生が大きく変わることもあります。もちろん、やりがいだけでなく、店主とスタッフの生活のためにも安定した経営は大切です。この本では、素晴らしい思いを持っている方が、それを実現できるように私達夫婦が経験したことを余すことなくまとめました。本書を通してFlatのようなお店を持ちたい、自分の得意分野とカフェを掛け合わせてサードプレイスをつくりたいと思い、実行してくださる方が増えることを願っています。ぜひご覧ください!

 

聞き手:本日はありがとうございました!

【AmazonURL】

https://www.amazon.co.jp/dp/4867281409

投稿者プロフィール

南川 佳世
ラーニングス株式会社
アドバイザー/ブックライティングサービス『ひよどり』サービス運営統括責任者

大学時代は近世文学を専攻。 日本語教師の資格を持つ。

400名以上の経営者、士業の専門家へのインタビュー経験があり、Webメディアを中心に記事を執筆。
書籍の企画~出版を行うだけでなく、出版記念のウェビナー等、イベントの企画運営も行う。

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