【世界名門大学への編入サポート】ニッチなサービスを広めるための出版事例

今回は「UCLAに留学したいと思ったら読む本 ~カリフォルニア大学に編入・合格する方法~」を出版されました、株式会社U-LABOの小泉涼輔さんお話を伺いました。

小泉さんは、2022年にUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)が選ぶグローバルに影響を与える起業家100人(「UCLABruinBusiness100」)に選出されています。


順風満帆な人生を歩まれているように見える小泉さんですが、高校学生時代は「偏差値28」だった経験を持ち、UCLAを卒業されるまでに多くの壁を乗り越えてこられたそうです

今回はそんな小泉さんが『UCLA』をテーマに本を出版することにした理由や、ご自身が経験した苦労を通して後輩たちに伝えたいメッセージをお話ししていただきました!

  • 留学したいけど、どこの大学を目指したらいいかわからない
  • 偏差値が低くて「能力がない」というレッテルを貼られてしまっている
  • UCLAに留学したいけど、その方法がわからない

このような悩みを抱えている学生さんや、その保護者の方にぜひ読んでいただきたいインタビューになっています!

小泉涼輔(こいずみりょうすけ)
株式会社U-LABO代表。
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を飛び級で卒業。
世界4大会計事務所の一つであるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)入社後、国際税務業務に従事。
日本の多国籍企業へのコンサルティング経験を通じて、将来のグローバル人材育成の重要性を痛感したことにより、株式会社U-LABOとして世界トップ大学への進学・留学サポートを開始。日本で最もカリフォルニア大学編入に精通した専門家の1人として、これまでに多くの学生を合格に導いており、2022年にはUCLAが選ぶグローバルに影響を与える起業家100人(「UCLABruinBusiness100」)に選出されている。
株式会社U-LABO:https://ulabo.org/

『留学』ではなく『UCLAへの留学』をテーマにした理由

聞き手:本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、小泉さんが運営されている株式会社U-LABOについて教えてください。

小泉さん:株式会社U-LABOはUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)やUC Berkeley(カリフォルニア大学バークレー校)といった世界トップ大学を目指す学生をサポートする会社です。

主には、日本人学生が一番進みやすい「3年次編入」のサポートをしています。

聞き手:カリフォルニア大学に特化しているんですね。

今回出版された本も『海外留学』ではなく『UC(UCLA)への留学』をテーマにされていますよね。

小泉さん:日本では留学エージェントなどにより単に留学できる体制は整っていますが、UCLAなどの世界トップ大学に進学するための体制は整っていません。

留学エージェントを通して海外のコミュニティカレッジに入ったものの、その後どうしたらいいのかわからなくなり、結局ドロップアウトして日本に戻ってくる学生が多くいます。

私自身も留学を経験し、どのような辛さがあるかというのをわかっているので、同じ悩みを抱える後輩たちを助けたい、という想いで始めたのがUCへの編入サポートです。

U-LABOもUC編入に特化しているので、出版することになった際にも、UCに特化した内容にしようということは決めていました。

聞き手:小泉さんはUCLAの卒業生ですが、小泉さん自身もUCLA進学は苦労されたんですか?

小泉さん:本にも「偏差値28からUCLA卒業」と書いてあるように、私の場合は他の人よりも超えないといけない壁が明らかに多かったです(笑)

そういう意味で、すべての人が味わう辛さを1番味わってきた自信があるので、今U-LABO以上に手が届いた手厚いサポートは他にはないと思っています。

聞き手:ご自身の経験が留学を希望する学生たちへのサポートに生きているんですね。

ここからは書籍について伺いたいんですが、今回本を書いたきっかけや理由を教えてください。

小泉さん:日本の留学会社がトップ大学への留学サポートまで手が回っていないという部分を補いたいという思いでU-LABOを立ち上げましたが、この制度をもっと多くの人に知ってもらいたいという気持ちから本を書きました。

実は、大学卒業の段階で「日本人学生が世界トップ大学へ留学するための土壌がない」ということに気づき、留学サポート会社を実際に回ってお話ししたことがあります。

しかしそういった会社は全世界の学校が留学の対象だったり、UCLAなどの名門大学となるとサポートできるレベルの担当者がいないと言われたのです。

加えて、マーケットがかなりニッチということで大手留学会社にも「そのサポートは無理です」と言われてしまいました。

しかし、助けを求める学生はたくさんいる。

大学卒業直後の私がこの問題に対処するのは難しかったですが、私自身も社会経験を経ても、変わらずあり続けている問題を解決していきたいという気持ちからU-LABOの活動を始めました。

なので、この本をきっかけに一人でも多くの人にU-LABOを知ってもらって、万全のサポートでUC編入にチャレンジしてもらえたらと思っています

自身の経験を後輩たちへ繋げる

聞き手:U-LABOの活動を多くの方に知ってもらいたいという目的で本を出版されたんですね。

小泉さん:そうですね。

それと、私自身、日本の大学受験や学校教育は自分には合っていなかったと感じています。

「偏差値28」と言われると、勉強ができない「バカ」のレッテルを貼られてしまうわけですが、日本の授業はすごくつまらなかったし、何のために学ぶのかもわからなかった。

しかし今考えると、それって一概に学生のせいだとは言えないと思うんです。

もっと面白い授業や、社会に必要とされているような学びを得られるような教育であれば、学生もやる気に満ちて勉強に熱心になるんじゃないかなと思うんですよね。
なので、日本の教育を変えていきたいという長期的な目標があります。

でも、日本にいるとそれに気づくこともできず、「勉強ができないというレッテル」を貼られたまま社会に出ることになります。

日本での偏差値は28だった私ですが、海外の授業はとても面白く、学びと社会とのリンクが明確にされていたことにより「これを学べば社会で役立つんだ」ということが理解できました。

また、私は日本流のテストは苦手でしたがアメリカのプレゼンテーションやディスカッションはできたということがあり、アメリカだと「優秀な人」という評価を得ることができました。

日本の学校とアメリカの学校では「ものさし」が違うんです
日本の学生にも「ものさしはひとつではない」ということを伝えたいと思っていました。

あとは、UCLAのようなトップ校に入学・編入するにはある一定のルールがあるので、それらを情報をまとめて本にして、一冊読めば大まかな流れは理解できるようにしたいという思いもありました。

聞き手:なるほど。特に「情報をまとめて一冊読めば」というのは本ならではですよね。

次に、この本の読者はどんな方を想定していますか?

小泉さん:一番は学生さんに読んでいただきたいと思って執筆しました。

留学ってすごくワクワクするものだと思いますし、当事者である学生がワクワクしないと面白くない。学生がワクワクしないと保護者や周りの協力や賛同を得られません。

自分の人生なのですから、学生に主体的になってほしいと思っています。

聞き手:たしかに、当事者が主体的になることは何より大切ですね。

ここまでのお話でも少し触れていますが、ここで改めて本の内容について簡単に教えてください。

小泉さん:本の導入部分では、私が偏差値28だった時どういう思いだったのか、そしてそこからどのように変わっていったのか、どのようにUCに留学したのかというストーリーを書いています。

次に「色々な大学があるなかで、どうしてUCを選んだのか」という部分を語っています。

後は留学を決めてからUCLA入学、卒業するまでの過程を私の経験を交えながらできるだけわかりやすく説明しています。

関係者からの推薦文で差別化を図る

聞き手:本の内容について工夫した点や、他の本と差別化を図るために行ったことはありますか?

小泉さん:今回、推薦文を書いてもらうというところに力を入れました

UCLA同窓会の会長やUCLAジャパンセンターの理事長、UCB卒業生で『バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。』の著者である鈴木琢也さんなど、UCLA関係者にメッセージをいただきました。

日本でもUCの卒業生が社会で活躍されているということや、私のような若者がチャレンジをした時にバックアップしてくれるということを学生にも知ってほしかったんです。

聞き手:本の中では今お話しいただいた推薦文や、UC卒業生へのインタビューなどがありましたね。

読んでいて世代を超えて先輩・後輩の繋がりや仲間意識が強いように感じました。

小泉さん:そうですね。

海外に日本人として留学するというなかで得た経験や苦労というのは、どの世代であってもみんな通ずるものがあると思います。

国内の進学よりも「留学」というひとつの壁があるので、そういった意味で先輩・後輩の繋がりは強いのかもしれません。

聞き手:将来この本を読んでUCLAに入学した方が小泉さんと繋がりを持つことがあるかもしれないですね!

小泉さん:将来この本を読んだ人がU-LABO生になったり、どこかで繋がりを持てるかもしれないというのは楽しみですね!

聞き手:この本の読みどころとして、特に注目してほしい部分はありますか?

小泉さん:最初の私の留学体験ストーリーの部分は、自分で読んでも面白かったと思います。笑

「偏差値28だったこの人でも、UCLAに入学できたんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。

出版してすぐに効果を感じた

聞き手:今回出版された本を、今後どのように活用していきたいと考えていらっしゃいますか?

小泉さん:UCLAへの進学を少しでも考えている方には、ぜひ読んでいただきたいと思っています。少しでも多くの方に読んでいただきたいので、私は様々なセミナーにも登壇しているので、そういった場所では本をお渡しするのも良いかなと思っています。

聞き手:今回本を出版されて、全体を通しての感想を教えてください。

小泉さん:実際に本を読んで、U-LABOに相談してくれたという事例もすでに出ているので、本を出版してみんなが我々の活動を知ってくれるきっかけができたと思います。

あとはやはり、色々なところで個別に出してきた話を、本という形でひとつに凝縮できたのはよかったなと思っています。

聞き手:この本の読者の方へのメッセージをお願いします。

小泉さん:「この本がきっかけになって留学しました」という方が現れたら、すごく嬉しいです。この本が読んでくださった方の背中を押すことができたのであれば、ぜひ教えていただきたいです!

ちなみに、最近Twitterを始めたので、U-LABOのサイトから連絡するのはハードルが高いなと思われる場合は、Twitterからでも連絡いただけたらと思います。笑

※小泉さんのTwitterアカウント:https://twitter.com/ulabo_koizumi

今後のビジョンについて

聞き手:最後に、小泉さんが今後発信していきたいテーマを教えてください。

小泉さん今後もやはり『教育』をテーマに発信していきたいです。

これまではU-LABOも「どのようにUCを攻略して合格するか」という点が第一段階としてありました。

しかしその段階はある程度確立したので、次は「学生がUCLAなどアメリカの大学への留学を通して成長していけるか」という点にフォーカスをしていきたいと思っています。

U-LABOのサポートを受けるなかで、学生たちが日本の教育ではできないことをできるようになるのではと思っていて、それについて発信をしていくのも面白いのではと考えています。

聞き手:U-LABOとしても、新たなステップに進む時期が来ているというイメージでしょうか。

小泉さん:そうですね。

学生を海外の大学に合格させるだけでなく、そこから彼らが本当にやりたいことが見つかり、社会に出る準備ができるようサポートするのが我々のミッションです。

保護者の方にも「本当に子どもに受けさせるべき教育とは何なのか」という部分をしっかりと提示し、今の日本の学校教育だと限界があるということを見せていって、日本の教育が変わっていけばいいなと思っています。

聞き手:小泉さんの今後の活躍と次回作を楽しみにしています!本日はありがとうございました。

 

 

 

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投稿者プロフィール

梶田洋平
梶田洋平
出版ベンチャー企業「ラーニングス株式会社」の代表取締役。

大学卒業後は証券会社に入社し、2つの支店で法人、リテールの営業活動に尽力。
5年弱勤めて退社した後、出版事業を手掛ける会社を起ち上げる。

これまで自身が著者で出版した本は16冊、読んできたビジネス書は3000冊以上。

『出版を変える、出版で変える』を合言葉に、はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象とした事業を展開。
出版でビジネスを加速させるお手伝いに力を入れる。

好きな本の分野は経営者の自叙伝やマーケティング、経営に関する実用書。
愛知県名古屋市出身。趣味は読書とスポーツ観戦。

近著:
「7日でマスター 株チャートがおもしろいくらいわかる本」(2017年ソーテック社)
「7日でマスター 投資信託がおもしろいくらいわかる本」(2018年ソーテック社)
「いちばんわかりやすい 60歳で2000万もらうiDeCo年金のはじめ方」(2019年ソーテック社)
「世界一やさしい 株・FX・投資信託の教科書」(2020年ソーテック社)
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