自費出版 メリット

自費出版の6つのメリット|商業出版とどちらのほうがいい?

自費出版 メリット

 

「自分の本を出したい」

「書籍を出版して自社の事業やサービスについて広めたい」

このような考えを持っている場合、手軽に利用できる方法が自費出版です。

自費出版を利用すれば実績がなかったり、有名ではなくても本を出版することができます。
しかし自費出版とは具体的に何のことなのか、どんなメリットがあるのかわからない方も多いと思います。

この記事では、

  • そもそも自費出版とは何なのか
  • 自費出版の特徴や商業出版との違い
  • 自費出版のメリットやデメリット
  • 自費出版にかかる費用や得られる印税

について解説します。

 

 

出版 資料

 

自費出版とは?特徴や商業出版との違い

自費出版とは、個人が費用を負担して書籍などを出版する方法です。

一方、商業出版は出版社が費用を負担して書籍を出版する方法のことをいいます。

自費出版は、誰でも簡単に出版することが可能で、自分の書きたい内容を自由に書けるといった特徴があります。

たとえば商業出版では、出版社が費用を負担して書籍を出すので、出版社目線で本の内容が良いかどうかの判断をされます。そのため自分が読者に伝えたいことを修正されてしまったり、違うように表現されたりすることがあります。

しかし自費出版では、自分が費用を負担するので、出版社にサポートを依頼したとしても、書きたいことを書くという個人の希望を叶えることができます。

 

それぞれの特徴をまとめると、以下の表のようになります。

自費出版商業出版
・費用は著者自身が負担
・出版の目的は個人の作品づくり・内容や装丁など著者が自由に決められる
・費用は出版社が負担
・出版の目的は本の売上と印税を得ること・内容や装丁などの決定権は出版社側にある

 

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自費出版のメリットとデメリット

 

つづいて、自費出版のメリット・デメリットをご紹介します。

自費出版の6つのメリット

自費出版の主なメリットは、以下の6つがあります。

  • 誰でも出版できる
  • 自分が書きたいことを書ける
  • 自分のペースで執筆できる
  • 自分の可能性が広がる
  • 出版社に足跡を残せる
  • 販売経路を自分で選べて、出版後のさまざまな活動に生かせる

 

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

 

誰でも出版できる

さきほど紹介したように、自費出版の費用負担者は自分です。

出版費用さえ出せば、実績がなく有名でなくとも書籍を作ることができ、良い内容であれば書店などに流通させることができます

 

コンクールに出して、賞を受賞してと、作家デビューの道のりは決して平坦なものではありません。

夢を実現するために多くの時間をかけたとしても、それが叶えられるかどうかは分からないものです。

その点自費出版であれば、費用を支払うことで誰でも作家デビューできます。

思い立ったときに行動に移すだけで、夢が叶えられるということです。

自費出版は「職業作家として生きていく」ではなく、「本を出版したい」「作家に憧れがある」という考えの人にとっても非常に魅力的な方法です。

 

自分が書きたいことを書ける

読者のことを考えて文章を書く必要はありますが、自費出版では基本的に自分の書きたいことを書けます。

反対に商業出版では、出版社から内容の訂正などが入るため、自由に書くことは難しいです。

 

自分のペースで執筆できる

著者は自分のペースで原稿を書き進め、編集者と協力しながら望んだとおりの作品に仕上げることができます。

出版社の都合や利益を考える必要がないため、基本的に自由なテーマで執筆できるうえに、原稿を仕上げる時期について指示されることもないというわけです。

その分、自分で責任を持って書き上げなくてはなりませんが、最後までこだわり抜いて執筆できるということでもあります。

 

自分の可能性が広がる

1冊の書籍を書き上げて出版することによって、著者自身が自分の理念や経験に対して自信を持つことにつながります。

書籍を介して誰かに想いを伝えることで、達成感ややりがいを感じられるでしょう。

本を出版したという事実が自分のステータスになったり、相手からの信頼を獲得するきっかけになるなどビジネスで有利に働くこともあります。

 

そして、なにより自身の考えや想いを自由に形にできるのが自費出版の良さです。

ブログやSNSで想いをつづるだけでなく、書籍という形に仕上げることで、自分の可能性を見出すことができます。

 

出版社に足跡を残せる

「出版社に足跡を残す」ということに一種のステータスを感じる人もいるでしょう。

後世に自分の本を残すことができるのも、やはり大きなメリットです。

書籍を出版することは、その出版社でひとつの歴史を残すことでもあります。

さらに大きく言うと、書籍というかたちで、自分の考えや想いを後世に残せるということです。

作家に対する憧れがある人にとっては特に価値が感じられる部分でもあります。

 

販売経路を自分で選べて、出版後のさまざまな活動に生かせる

商業出版の場合、所有権は出版社が持つことになり、流通に制限があったり、必要な分を取り寄せたりすることも難しいです。

増版や絶版なども出版社が主導になって行います。

一方、自費出版で出した書籍の所有権は自分にあります。

そのため自分が使いたいように自由に書籍を利用することができます。

たとえば本を知人や友人に配布したり、事業をしている方なら取引先や新規のお客様にお渡しすることが可能です。

最近では書籍を利用した出版マーケティングという手法も出てきており、書籍を商品やサービスのマーケティング、企業ブランディングに役立てることができます。

 

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自費出版の4つのデメリット

反対に自費出版にはデメリットもあります。

 

  • 出版するのにコストがかかる
  • 書店への流通が難しい
  • 商業出版よりも箔がつかず、権威性や信頼性に欠ける
  • 書籍の内容にクレームがつくこともある

 

デメリットもしっかりと把握して、自分に自費出版が合っているのか検討しましょう。

それぞれのデメリットについて、詳しく解説していきます。

 

出版するのにコストがかかる

自費出版では著者自身が製本するまでの費用を負担するため、コストがかかります

以前よりも比較的安くなっているとはいえ、やはり決して安い金額ではありません。

 

自費出版は基本的に利益を目的として出版するものではないため、出版することで費用を回収することも難しいと考えておくべきです。

しかし、そもそも費用負担をして書籍を出版したいという強い思いがある人がほとんどのため、この点をデメリットと感じる人はそれほど多くないかもしれません。

 

書店への流通が難しい

自費出版の場合、書店への流通経路をもつ出版社経由で書籍を出していないと、書店に自分の本を並べることが難しいです。

そのための費用も余分にかかります。

また、書籍の内容自体も良いものと判断されないと、出版社が取り合ってくれません。

その結果せっかく本を出したのに、全然売れないということがあります。

良くも悪くも自己責任なのが自費出版の特徴です。

 

自費出版の場合、出版後の主な活用方法は基本的には自分で販売したり、プレゼントとして贈ったりということになります。

実際に自費出版からヒット作になることもあるため、一般書店に並ぶ可能性はゼロではないですが、そう簡単なものではないという理解は必要です。

 

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商業出版よりも箔がつかず、権威性や信頼性に欠ける

商業出版では書籍を出す際に出版社のチェックが入ります。

所有権も出版社のものとなり、有名な出版社を通じて書籍を出せばその本に箔がつきます。

そうすることで読者から信頼されやすく、購入もしてもらいやすくなります。販売数や発行部数が多くなれば、権威性も出てくるでしょう。

しかし自費出版では基本的にお金を出しさえすれば、書籍を出版することが可能です。

とくに今の時代は誰でも本を出すことができるようになり、書籍は世の中に溢れていますので、自費出版で出したところで見向きもされないという可能性があります。

自費出版をする場合、このことも頭に入れておく必要があります。

 

書籍の内容にクレームがつくこともある

基本的に出版される前には、書籍の内容について出版社のチェックが入ります。

しかし、内容によっては稀にクレームが入ることも。

書籍を出版する以上、批判を受けるリスクを含むことは知っておくと良いでしょう。

常識的な部分からかけ離れていなければそう心配する必要はありませんが、リスクがあるということを認識したうえで出版することは大切です。

 

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自費出版にかかる費用

 

自費出版をするにしても、出版社を利用する方法、Amazonのオンデマンド印刷やKindle、原稿作成から製本までをすべて自分でするなど、方法はさまざまです。

下の表に、出版社を利用して自費出版する際にかかる、おおよその費用をまとめました。

 

会社費用サポート内容
大手出版社200万円〜400万円本を制作するためのデザインや編集、校正、本を出版するための印刷や宣伝、販売代行などのサービスが含まれる。
中堅出版社30万円〜200万円会社によって含まれるサービスはさまざま。編集やデザインを行い、Amazonのプリントオンデマンド出版(※)をサポートするなど。
格安出版社0円〜30万円Amazonのkindleなど電子書籍の出版。制作のためのサービスは含まれておらず、書店に流通させるサポートはないケースがほとんど。

※プリントオンデマンド(POD)とは、書籍を一冊から迅速に印刷・出荷するサービス。在庫リスク無く、費用負担が少ないことが特徴

 

このように、出版社を通じて自費出版をする際の費用は会社によってさまざまです。

 

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費用に関しては依頼する会社の違いだけでなく、原稿の状態や書籍の仕様、発行部数などによっても変わります。

具体的な内容としては以下のとおりです。

 

■原稿の状態

  • 完成している
  • 完成していないが、自分で書く予定である
  • 自分で書かずにライターに依頼したい

 

■書籍の仕様

  • 判型:四六判、A5・A4、新書判など
  • 製本:並製(ソフトカバー)、上製(ハードカバー)
  • 本文カラー:1色(モノクロ)、2色、フルカラー
  • 写真やイラストの有無
  • 想定されるページ数

 

■発行部数

発行部数は、出版する目的に応じて選択します。

書店流通を希望する場合には、1,000冊以上発行するのが良いとされますが、具体的なことは出版社と相談することになります。

 

売れる本を作るためには、カバーデザインや本の装丁は非常に重要です。

 

 

最近はファンや生徒、SNSのフォロワーなど出版したら本を買ってくれる人たちから出版前に資金を集める「クラウドファンディング」という方法で費用をかけずに自費出版をする例も増えています。

クラウドファンディングでは、クラウドファンディングサイトを通じて出資を募ります。

ほかにも、共同出資による共著本によって著者自身が負担する費用を抑える方法もあります。

 

クラウドファンディングで出版した成功事例はこちら↓

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自費出版で得られる利益(印税)

本が売れた場合、自費出版では「印税」ではなく「売上金」というお金が著者に支払われます。

自費出版の場合、著者が費用を全額負担しているため、他の出版形態の印税率と比べて「売上金」の支払い比率が高くなっています。

企画出版の場合の支払い比率は10%前後が相場ですが、自費出版では20%以上がほとんどです

 

例を挙げてみましょう。

売り上げ金支払い比率が30%の場合、1,500円の本が1冊売れると売り上げ金は450円です。

自費出版は出版した本を売るハードルが高い一方で、売れた場合は他の出版方法よりも多くのお金が著者に入ります

 

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自費出版の注意点

自費出版をするときにチェックしておくべきポイントは、以下の4つです。

  • 見積もりの金額は妥当か
  • 出版社側からの評価は適切か
  • 出版社の評判や口コミ
  • 契約書の内容

見積の金額が明らかに高すぎる、あるいは安すぎる場合にも要注意です。

目安をリサーチしておくことも大事ですが、他の出版社でも見積もりを取るのがおすすめです。

 

自分の本に対する出版社からの評価についても、正当なことを言われているかどうかの見極めも大切です。

過剰に評価してくる場合、不当な契約を目論んでいる可能性も考えられます。

安心して依頼できる会社かどうかは、評判や口コミをチェックすると同時に、自分自身も客観的な視点も持つようにしましょう。

また契約書にはその場ですぐにサインするのでなく、一度持ち帰って内容を隅々まで確認するのが良いです。

 

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まら、販売サポートのない出版社や自分で書籍を制作する場合、宣伝や販売も自分で行う必要があります

場合によっては、ISBNという本を特定するための国際標準図書番号がない状態での出版になります。

ISBNがないと書店での流通やAmazonでの紙書籍の販売ができません。

 

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そのほかに自費版の注意点を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください↓

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自費出版に向いている人の特徴

以下に当てはまる人は、自費出版が適していると考えられます。

 

  • 個人的な楽しみや趣味のひとつとして執筆を始めたい人
  • 家族や友人など、身内だけにプレゼントしたり買ってもらったりすることを目的としている人
  • 製本までのスピードを重視する人

 

自費出版は、営利を目的とする出版には適していないので、個人的な楽しみの範疇で考えている人におすすめの手段と言えます。

日記の延長線上として自分の思いを残したり、考えをまとめたりしたい人には最適でしょう。

大切な家族や友人に向けて、贈り物をする目的で執筆する人もいます。

 

費用はかかるものの、出版社の各部署で細かくチェックが入ったり、書き直しの指示を受けたりといった工程が少ない、もしくはほとんどないため、商業出版よりも本が早く仕上がる点は魅力です。

 

 

まとめ

【自費出版のメリット】

  • 誰でも出版できる
  • 自分が書きたいことを書ける
  • 自分のペースで執筆できる
  • 自分の可能性が広がる
  • 出版社に足跡を残せる
  • 販売経路を自分で選べて、出版後のさまざまな活動に生かせる

 

以上、自費出版について、商業出版との違いやメリット・デメリットなどを紹介しました。

自分が書きたい内容を書くことができる点や自分のペースで書き進められる点、出版後は書籍を自由に使うことができる点など、自費出版は商業出版にはないメリットを多く持っています

出版を検討している方はぜひこの記事を参考にして、自分に合った出版方法を見つけていただければ幸いです。

 

出版 資料

投稿者プロフィール

マーケティング出版プラス編集部
マーケティング出版プラス編集部
学生や子育て中のママなど、様々なバックグラウンドを持つメンバーが所属。

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