今回「Healty Body 運動指導士 教材・問題・解答」を出版されました、Healthy Body運動指導士代表理事の山浦昭弥さんにお話をおうかがいしました。
お会いした瞬間からハツラツとした印象を与えてくれる山浦さんは、トレーナー歴10年を持つ本格派トレーナーです。
フィットネスクラブでのパーソナルトレーナーのみならず、介護施設や大企業のオフィスでの出張トレーニングにも力をいれています。
山浦さん自身も国体出場経験も持つ、いわば運動のスペシャルリストです。
そんな山浦さんは現在、企業などに派遣できるパーソナルトレーナーの育成に尽力しています。
そして今回トレーナーの育成に活用できるテキストを出版されました。
弊社でもテキストを自費出版する事例は珍しい経験でした。
インタビューではテキスト作成の構想部分から工夫した点、本の活用方法、苦労した点、これからテキストや教材を自費出版したいと考えている方へのメッセージをお聞きしました。
常に新しいことに挑戦している山浦さんのインタビュー記事、ぜひ最後までお読みください。
山浦昭弥(やまうら あきや)
Healthy Body運動指導士代表理事。学生時代はスポーツに専念し、国体に3度出場する。しかしそ大学の時に大きな交通事故にあい、半年間寝たきり状態になる。その後も、尿管結石症、急性膵炎などになり健康の大切さを知る。その経験から「健康があってからの仕事、健康でないと仕事もできない」と考えるようになる。大手スポーツクラブで3年修業し、整体業界、整骨業界に3年、計10年パーソナルトレーナーとして活動し月に200本ほどのお客様にご案内するようになる。様々な経験から「Healthy Bodyパーソナルトレーニングジム」が完成させ、お客様の悩みや達成したい目標をお聴きして改善達成に向けて日々奮闘中。
聞き手:本日はインタビューのお時間ありがとうございます。
では早速ですが、現在のお仕事をお伺いしてもよろしいでしょうか。
山浦さん:現在はパーソナルトレーニング事業を行っております。
主にパーソナルトレーナーになりたい人を募集し、その方達を育成し、大企業にトレーナーを派遣する仕事をしています。
聞き手:山浦さんのもとで育ったトレーナーさん達は、派遣先では主にどのようなことをされているのですか。
山浦さん:派遣先では、正しいトレーニングフォームや、正しい筋トレ方法を伝授しています。
まずはトレーニングジムなどに行って、体を一生懸命鍛えていそうな方に声をかけ、営業するとことから始まります。
初めは無料でパーソナルトレーナーをし、そこから有料に切り替える形になります。
聞き手:トレーナーの求人はどのようにされているのですか。
山浦さん:求人サイトに載せているのですが、その求人広告が日本で3位に入るほどの求人数を誇っておりまして、そこの力お借りして、募集を集めております。
聞き手:実際にどれくらいの方が応募してくれますか。
山浦さん:実は結構応募してくださる方が多くて、月に5名から10名ほどの方が来てくれます。
今まではトレーニングに関しての資格保有者しか募集していなかったのですが、これからまた新たに大手の企業さんと契約が組めることになりまして、そこは資格がなくてもこれから私が指導をして、パーソナルトレーナーとしての知識を埋め込んですぐに派遣できるようにしたいと考えております。
聞き手:なるほど! では今は次々にメンバーを集め教育し、すぐに派遣できる形態をつくり上げているのですね。
ちなみにその方達は、社員さんとしてとられているわけですか。
山浦さん:業務委託です。最新の知識を資料にまとめて、月2回の研修を行っています。
聞き手:いやあ、このコロナの状況でここまで業績を伸ばしているのは本当にすごいですね(笑)。
では早速、本についての質問になるのですが、今回資格獲得に向けたテキストを出版されましたが、その意図や狙いはなんだったでしょか。
山浦さん:今パーソナルトレーナーの資格というのは、アメリカやヨーロッパでは幅広くあるのですが、実は日本からそういった資格というのはあまりありません。
ですので今回日本初という形で、ドクターの方にヒアリングしながら作りあげたという感じです。
聞い手:テキスト本というジャンルで出版されましたが、パーソナルトレーナーの人材教育に使うといったイメージで出版されたのでしょうか。
山浦さん:現在パーソナルトレーナースクールを運営しております。
わざわざ専門学校に行かなくても「Healty Body 運動指導士」というものに、半年間で完結してなれるスクールになっておりまして、そこで活用するものになります。
聞き手:今回テキストを「教材」「問題」「解答」と3つに分けて出版しましたが、どのような使い方を想定していますか。
山浦さん:スクールではただ資格試験だけを受けられるコースもあるので、問題と解答を一緒にしてしまうと言ってしまえば盗み見ができてしまうわけなので、このように分けて作成しました。
聞き手:なるほど! まずは教材と問題で勉強をし、試験を受け終わった後の人に解答をお送りするということですね。
しかしとりあえずは教材を読めば、必ず問題の答えが分かる仕組みにはなっているのでしょうか。
山浦さん:そうですね。
必ず教材のどこかに問題の答えが書いてあります。
聞き手:ちなみに半年間でHealty Body 運動指導士になれるコースというのは、どのようなカリキュラムになっていますか。
山浦さん:半年コースでは、この出版したテキストも使いながら、完全にマンツーマンで指導していく形になります。
またトレーニングについての知識面だけではなく、トレーナーとしてお客様にどう接客していくかのソフト面の指導もしていくコースになります。
聞き手:テキストの内容や構成はいつ頃からできていたんですか。
山浦さん:国家資格の鍼灸師さんや、指圧マッサージさん、私自身も通っていた整骨の専門学校など、そこでは様々な資格がありますが、心のどこかでなんかもう古いなぁという気持ちがあり、何か新しいジャンルのものに挑戦してみたいと前々から考えておりました。
私も昔整骨院に勤めておりましたが、そこでは治らない患者さんをたくさん見てきました。
治りもぜず何度も整骨院に足を運んでくださる患者さん達を見て、疾患を抱えている部分のみならず、トータルで健康状態を診て状態を改善できたらいいなということで、新しい資格を作った経緯があります。
聞き手:結局は局部的な部分だけを見ても、体のトータルを見ないと状態は良くならないということですね。
山浦さん:そうですね。
日々の姿勢の癖なども大いに体に関係してくるので、そういった根本的解決を見つけ出さなければ、悪い状態は改善しません。
聞き手:今回本作りは初めての経験だったとは思いますが、何か苦労した点はございましたでしょうか。今までも資料などはたくさん作ってこられていたとは思いますが、テキストを作るというのはまた違った難しさなどもありましたか。
山浦さん:そうですね、今まで私が勉強するために読んできた参考本からの知識もありますし、また私自身が経験して得た知識もあるので、その2つをどう上手く組み合わせてまとめるかに苦労しました。
聞き手:もともと持っていた知識と、自分の経験で培った知識は出元が違う分、どのように組み合わせて1つの本にまとめるかに苦労したということですね。
次に教材作りで工夫された点などはございますか。
山浦さん:既に世の中にあるパーソナルトレーナーの資格を取るための本と差別化を図るために、患者さんの既往歴(患者が過去に罹患した病気や健康状態)に応じてやってはいけないトレーニングも載せた点です。
聞き手:他の本との差別化を図ったわけですね。
ちなみに問題集を作るのはかなり大変だったのではと思うのですが、どのように作られたのですか。
山浦さん:もともと資格の参考文献があったのですが、それを応用しながらそこの問題用紙にはないように別の角度から問題を作成しました。
聞き手:なるほど。 既存のものも参考にしつつオリジナリティを出したということですね!
出版された本は販売しているのでしょうか。
山浦さん:現在は一般の販売は行っておりません。ただ資格を取るコースにこのテキスト代が既に含まれている状態です。
聞き手:では資格を取るセットで本も販売されているイメージですね!
山浦さん:まさにそうですね。
聞き手:では最後に私どものお客様にもテキストを作ろうとしている方が割と多くいるのですが、そんな方々に向けてテキスト作りをするうえでのアドバイスなどがあればお願いします!
山浦さん:やっぱりテキスト作りで1番細心の注意を払うべき点は「誤字脱字」のチェックかなと思います。
聞き手:確かにそうですね、テキストが誤字脱字含め間違いがあると印象が悪くなってしまいますからね。
ではこれからも山浦さんのご活躍を期待しております!
今回はお忙しいところインタビューのお時間ありがとうございました。
山浦さん:こちらこそありがとうございました!
聞き手プロフィール:梶田洋平
出版ベンチャー企業「ラーニングス株式会社」の代表取締役。大学卒業後は証券会社に入社し、2つの支店で法人、リテールの営業活動に尽力。5年弱勤めて退社した後、出版事業を手掛ける会社を起ち上げる。これまで自身が著者で出版した本は16冊、読んできたビジネス書は3000冊以上。『出版を変える、出版で変える』を合言葉に、はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象とした事業を展開。出版でビジネスを加速させるお手伝いに力を入れる。好きな本の分野は経営者の自叙伝やマーケティング、経営に関する実用書。愛知県名古屋市出身。趣味は読書とスポーツ観戦。
パーソナルトレーナーの方にとっての大きな夢は「独立し、自身のジムを持つこと」ではないでしょうか。 しかし、せっかく自分のジムを開業できても経営や顧客獲得がうまくいかず、廃業に追い込まれる[…]
知識0から本を出版する方法7step
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- どのような目的で出版するかを決めよう
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投稿者プロフィール
- 新卒で羽田空港で働いた後、卒業旅行で興味を持ったバンコクへ移住しホテル勤務。
2年半のバンコク生活を終えて帰国した後、Webライターとして活動中。
【一言あいさつ】
将来は自分の書いた文章で、たくさんの人をHAPPYにできる人になりたいです!!
好きなことは絵を描くこと、代々木公園をお散歩すること、散歩している犬を触ることです♡
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