出版するなら出版コンサルタントに頼むのがおすすめ!その理由とは?

自分の知識や考えを発信する手段として、本の出版は非常に有効です。

無料の情報媒体よりもはるかに高い信頼性をほこるため、インターネットが発達した今なお本の出版を目指す人は少なくありません。

しかし、実際に出版までたどり着ける著者はほんの一握りであり、ほとんどの人は原稿作成や出版社探しの過程で挫折してしまいます。

また、「売る」ことをしっかり考えたうえで本作りに取り組まなければ、無事に出版できたとしても利益を生むどころか、出版費用の回収すらままなりません。

そこで覚えておきたいのが、本作りを総合的にサポートしてくれる「出版コンサルタント」の存在です。

本記事では出版コンサルタントに依頼するメリット、および業者選びのポイントなどを解説していくので、本の出版を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

 

 

出版 資料

 

なぜ出版コンサルタントに頼むのがおすすめ?

出版の流れを知らない状態で、いきなり「出版コンサルタントがおすすめ」といわれてもピンと来ないでしょう。

そこでまずは本作りを出版コンサルタントに依頼する重要性を、自力で出版する場合の手間と比較しながら紹介します。

 

理由1.出版社と著者の橋渡しをしてくれる

本の出版形態は様々ですが、書店等に流通させたいのであれば出版社への売り込みは避けて通れません。

新人作家が出版社とつながりを持つのは決して簡単ではありません。

出版契約までこぎつけるためには、企画書を手に何社も渡り歩くだけの時間と根気が必要です。

その点、出版コンサルタントは出版業界に太いパイプを持っているため、ひとたび依頼すれば著者と出版社を迅速に引き合わせてくれます。

また、契約後も本の中身や販売の仕方などについて出版社側と打ち合わせを重ねる必要があり、これを原稿作成と並行して進めるのは困難です。

しかし、出版コンサルタントは業者とのやり取りや諸手続きも代行してくれるため、著者は安心して本作りに集中できます。

 

理由2.出版する上でのアドバイスがもらえる

本作りというものは、文章を勢い任せに書き進めるだけではまず完成しません。

何をどういう順序で伝えるのか、そのためにどの分野の情報がどれだけ必要なのか等々、見出しの段階から十分に構成を練る必要があります。

しかし、出版コンサルタントは見出し構成や文章量のバランスなど、本作りのあらゆるプロセスにおいて効果的なアドバイスをしてくれます。

そのため、出版経験のない人でも手軽に高品質な原稿を書き上げることができます。

また、本を買ってもらうためにはキャッチコピーや表紙デザインなども重要ですが、出版初心者の多くは原稿に手一杯なのが正直なところです。

その点、出版コンサルタントは原稿以外にも出版に必要な工程を一通りサポートしてくれるので、初めて本を作る人はぜひ積極的に出版コンサルタントを利用してみてください。

 

理由3.本の企画立案のサポートをしてくれる

出版社と契約を結ぶにはまず企画書を売り込む必要があり、企画書を通じて以下のような情報を漏れなく説明しなければいけません。

  • 著者のプロフィール(職歴・資格等)
  • 著者の得意分野、および同分野での実績
  • ターゲット層、および読者のゴール
  • 同一ジャンルにおける既存書籍との差別化点

どこまで詳細な企画を求められるかはケースバイケースですが、少なくとも「書きたい」「伝えたい」という熱意だけで出版社を納得させるのは困難です。

その点、出版コンサルタントが手掛ける企画書はマーケティング上の勝算が明確であるため、独力で売り込むよりもはるかに出版社のGOサインを得やすくなります。

 

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理由4.効率よく出版できる

初めて本を作る人は、まず初稿を書き上げるのが大変なうえ、内容の編集や文章校正などにも結構な時間がかかります。

そのため流行やニーズをしっかり捉えたうえで本を作りはじめても、出版する頃にはすっかり情勢が変わってしまっていた、なんてことも少なくありません。

また、出版社や印刷業者など様々なところで手続きや打ち合わせが発生するのも、執筆で忙しい著者にとっては大きなストレスです。

もちろん出版コンサルタントがいれば、これらの手間に翻弄される心配はありません。

各業者とのやり取りはもちろんのこと、原稿に関しても細かな編集や文章校正は基本任せることができます。

物書きにある程度慣れている人でも、本作りに割ける時間が限られている場合はぜひ出版コンサルタントの力を借りてみてください。

 

理由5.専門ライターに依頼できる

本を出したいけど書く時間が全くない、という場合は原稿作成を丸ごと代行してくれる出版コンサルタントを選ぶのも一手です。

専門のライターが綿密な取材・情報収集のもとでハイクオリティな原稿を書き上げてくれるため、初めての出版でも比較的簡単に売り上げ目標の達成を目指せます。

しかし、執筆代行に対応した出版コンサルタントは、そうでない業者より費用が数段高くなるため注意が必要です。

また、自分で書くのに比べて作家性(著者自身の個性やメッセージ)を込めづらく、企業ブランディングなど特定の課題解決を目的としている場合はあまりおすすめできません。

 

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出版コンサルタントに依頼する前の注意点

「出版事業の成功率を高める」という観点において、出版コンサルタントに頼るデメリットは基本的に存在しません。

とはいえサポートが手厚いぶん費用はそれなりにかさむため、十分な予算を用意したうえで自分に合った業者を探すことが大切です。

また出版支援サービスにはコンサルタント以外にも様々な名称・業態があり、それぞれサポート内容が微妙に異なる点にも留意しておく必要があります。

 

自費出版と商業出版の違いを知っておく

本を出版する方法には自費出版と商業出版の二種類があり、出版コンサルタントを利用する場合は商業出版の方が適しています。

なぜなら自費出版は文字通り出版費用を自分で賄う必要があり、そこからさらに出版コンサルタントを利用するとなるとかなりの予算が求められるからです。

とはいえ自費出版には自費出版の強みがあり、必ずしも商業出版でなければいけないというわけではありません。

以下に記す各出版形式のメリット・デメリットを見比べながら、どちらがよりご自身に合っているか慎重に検討してみてください。

 

自費出版とは

自費出版とは、製本代や人件費といった出版に関わる費用を著者自身で支払う形式です。

他の出版方法に比べて企画書を通しやすいうえ、本の内容もほとんど自由に決められるため、「出版できれば満足」という人なら一つの選択肢には入るでしょう。

また、自費出版は印税の取り分がもっとも多いことから、出版経験者の間でも一定の支持を得ています。

しかし、出版までのハードルが低いぶん、マーケティング戦略や文章・構成のフラッシュアップはどうしても中途半端になりがちです。

発行部数も限られてくるため、初めて本を作る人が自費出版で売り上げ目標を達成できる可能性はほとんどありません。

 

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商業出版とは

商業出版とは、本の出版に関わる費用を全て出版社側に負担してもらう形式です。

予算ゼロでも本を作れるうえ、原稿の編集や出版後の販促など様々なサポートを受けられるため、「契約さえ結べれば」自費出版よりもずっと手軽に成果を挙げることができます。

しかし、掲載内容や販売ルートなどが出版社の意向に左右されやすいため、企業ブランディングなど特定の課題解決を目的としている場合はあまりおすすめできません。

また、自費出版の場合に比べて出版社側の目が厳しくなるため、企画書の売り込みに自信のない人は出版コンサルタントに依頼するのがおすすめです。

 

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似たような名前に注意する

出版支援サービスにはコンサルタント以外にも様々な名称があり、中でも代表的なのが「出版プロデューサー」と「出版代行」です。

出版プロデューサーは企画書の売り込みや販売ルートの開拓、出版代行は出版に関わる諸手続きの代行をそれぞれ主要業務としています。

いずれも有用なサービスであることに違いはないものの、出版コンサルタントのように本作りそのものを徹底サポートしてくれるわけではありません。

また、簡単なセミナーだけ開いてあとは著者に丸投げという業者もいれば、初めから情報商材を売りつけるのが目的な悪徳業者も存在します。

「似たような名前ばかりでどこを選べばいいか分からない」という人は、なるべく検索結果上位に表示されるような大手業者を優先的に検討しておきましょう。

 

費用はコンサルタント次第

出版コンサルタントの費用は業者によって様々であるものの、基本的に100万円を下回ることはほぼありません。

なぜならコンサルタントは企画書や原稿のサポートに加え、出版社や書店といった関係各所との調整など、顧客に見えないところでも膨大な仕事量をこなしているからです。

そのぶん出版自体の成功率は高く、印税等で依頼費用を回収できる可能性も上がります。

そのため、最終的に金銭面で得をしたい場合は、目先の費用を抑えるよりも実績重視で業者を選んだ方が堅実です。

ただ大手の出版コンサルタントでは費用が1,000万円に迫ることも珍しくないので、あくまでも「いま現実的に用意できる予算」の範囲内で最適の業者を探すよう心がけてください。

 

出版コンサルタントを探す際にチェックしておきたいポイント

出版コンサルタントを選ぶ際は、各業者の出版実績や費用の内訳を慎重にチェックしていく必要があります。

また、「自分に合う業者か」を最後に決めるのは担当者との相性であり、それを事前相談の段階で見極めることも重要です。

 

1.実績

出版コンサルタントを選ぶ際、真っ先に除外するべきは、出版実績として具体的な書名を挙げていない業者です。

中にはそれほど売れていない書籍をベストセラー風にアピールしている場合もあるため、公式サイト等で実績を確認する際はなるべく各書籍の実際の売り上げを別途調べておきましょう。

また、出版社と同じくコンサルタントにもジャンルの得意不得意があり、単純に「大手業者なら確実」と言い切れない点も要注意です。

出版コンサルタントを選ぶ際は自分が書きたい本のジャンルに絞ったうえで、もっとも具体的な出版実績が豊富な業者を選ぶよう心がけてください。

 

2.費用

出版コンサルタントの費用についてまず注意すべきは、公式サイト等で具体的な金額を提示している業者がほとんど存在しない点です。

顧客のニーズや発行部数に応じた個別見積もりが一般的となっているため、「金額が書いてないから信用できない」といった懸念は要りません。

逆に金額が明記されている場合でも、あとから追加料金を次々と課されるケースが少なくないため、結局は事前に総費用を算出してもらう必要があります。

サービスの充実度は必ずしも料金に比例するわけではなく、「安いから劣悪」「高いから優良」といった先入観は禁物です。

各社のコストパフォーマンスを比較する際は、まず求めるサポートや出版実績の基準を明確にしたのち、それらを満たす全ての業者に見積もりを請求するよう心がけてください。

 

3.サポート範囲

出版コンサルタントの多くは企画書や原稿のサポートに加え、出版社をはじめとした各業者との調整も代行してくれます。

しかし中には出版社への橋渡しだけを行い、その後の本作りは著者に丸投げという業者も少なくありません。

そのため、各業者のサポート範囲を事前に確認しておきたいところですが、残念ながら公式サイト等の情報だけでは実態を把握しきれないのが現実です。

出版コンサルタントに対して明確な要望がある場合は、事前相談の段階で細かく質問しておくといいでしょう。

また、SNSや口コミサイトなどを通じて、業者の評判を可能な限り探ってみることも有効です。

サービスが豊富であればそれだけ費用も高くつくので、無用な出費を避けるためにも「どこまでサポートが必要なのか」は事前に明確にしておくよう心がけてください。

 

4.担当者との相性

サポート体制がどれほど充実した出版コンサルタントであっても、担当者とウマが合わなければ本作りを円滑に進めるのは困難です。

また業者単位での実績は公式サイト上でも確認できますが、必ずしもそれらの書籍を手掛けたコンサルタントが自分の担当になるとは限りません。

見積もりや事前相談をオンライン完結できる業者であっても、担当者との相性に関してはなるべく直接会って確かめるのが良いでしょう。

 

気になることは問い合わせよう

サポート範囲にしても費用面にしても、公式サイトに記載されているのはサービス全体の表層部分にすぎません。

また、大半の出版コンサルタントでは契約と同時に費用の支払いが発生するため、後からサービス内容に疑問を感じても「時すでに遅し」です。

出版という貴重な挑戦を失敗に終わらせないためにも、少しでも気になることがあれば事前に何度でも問い合わせ、全ての疑問を解消した状態で契約に踏み切るよう心がけてください。

 

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出版したい場合は出版コンサルタントへ!

出版コンサルタントは本作りおよび出版マーケティングのスペシャリストであり、初めての出版においてこの上なくおすすめなサービスであることがお分かりいただけたと思います。

これから本を出す予定のある方は、ぜひ本記事で挙げた業者選びのポイントを参考に最適の出版コンサルタントを探してみてください。

 

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投稿者プロフィール

マーケティング出版プラス編集部
マーケティング出版プラス編集部
学生や子育て中のママなど、様々なバックグラウンドを持つメンバーが所属。

出版をもっと身近に感じてもらうために、自分の家族や友達にも読んでもらえるような、分かりやすく丁寧な記事づくりを心掛けています。

これからも有益な記事を日々発信できるよう、尽力していきます!
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知識0から本を出版する方法7Step


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