「自費出版」を考えている人にとって1番気になることは、その費用の目安ではないでしょうか。
自費出版は条件や会社によって費用にかなりの幅があります。
今回はおおよその目安を紹介していきます。
また自費出版をするメリットから、適正費用で自費出版する為に気を付けたいことを紹介するので最後まで必見です。
- 1 そもそも自費出版とは?
- 2 自費出版費用の目安を知っておこう!
- 2.1 条件1:プリントオンデマンド出版―55万円~
- 2.2 条件2:ライターありのプリントオンデマンド出版―約95万円~
- 2.3 条件3:プリントオンデマンド出版に別途B6サイズ200ページ200冊の印刷製本を加えたプラン―80万円~
- 2.4 条件4:書店流通なし編集あり200ページ1000部の費用―160万円~
- 2.5 条件5:書店流通あり ライターなし200ページ1000部の費用―200万円~
- 2.6 条件6:書店流通あり ライターによる原稿の執筆あり 書店営業あり 200ページ2000部の費用―360万円~
- 2.7 条件7:書店流通あり ライターによる原稿の執筆あり 書店営業プラス地域を絞って書店POP展開 200部2000部の費用―420万円~
- 2.8 番外編:電子書籍出版
- 3 自出版費用の金額を左右する主な要素
- 4 自費出版できるおすすめの会社
- 5 適正費用で出版するために気を付けたいこと
そもそも自費出版とは?
自費出版することを考えている方、自費出版に興味のある方。そもそも「自費出版」とはどういったことを指すかご存じでしょうか。
「自費出版」とは出版に関わる費用全てを著者自身で負担をして出版することを言います。
この自費出版というのは、出版社が利益の為に商品として本を出版する「商業出版」とは違い、著者自身が費用を出して本を作るので、出版社には特にその本が売れても売れなくても利害はありません。
言い換えれば「本を出版したい」という強い気持ちさえあれば、誰でも本を出版できる方法ということです。
自費出版費用の目安を知っておこう!
自費出版を考えている方が1番気になることは、自費出版費用の目安ではないでしょうか。
自費出版にはいくつかタイプがあり、そのタイプによっても費用が変わってきます。
自費出版の費用は条件や会社などでも幅があり費用は数10万円から1,000万円以上です。
きっと想像以上のふり幅の大きさに驚かれたのではないでしょうか。
ここでは、当サイトを運営するラーニングス株式会社での場合の費用の目安例を条件別にいくつか紹介します。
条件1:プリントオンデマンド出版―55万円~
プリントオンデマンド出版とは発注者の注文に応じ、必要な分だけ印刷して届けてもらうことができるサービスでアマゾンや三省堂書店がサービスを提供しています。
注文の都度印刷するため、在庫が余ったりなくなったりすることはありませんので絶版にならないというメリットがあります。
プリントオンデマンド出版をラーニングス株式会社でお手伝いさせていただいた場合、編集や表紙などのデザイン費用等を含めて合計55万円~程度が目安です。
条件2:ライターありのプリントオンデマンド出版―約95万円~
本を出版するとなった際に最も大変な作業が何といっても原稿執筆です。文字数があればよいだけではなく、わかりやすく読者に伝わる文章にしなければなりません。
「時間と労力が予想よりもかかった」とい人も多いでしょう。そんな時に利用したいのがライターによる原稿執筆支援のサービスです。
著者であるあなたは、どのようなコンテンツを発信するかに注力することができ、それをライターが分かりやすく伝わりやすい文章に仕上げてくれます。
時間と労力を節約することができるメリットがありますが、その分費用は多くかかります。
ライターに原稿執筆をお願いして、その後編集や装丁デザインを経てプリントオンデマンド出版した際のおおよその費用の目安は95万円~程度になります。
条件3:プリントオンデマンド出版に別途B6サイズ200ページ200冊の印刷製本を加えたプラン―80万円~
プリントオンデマンド出版は注文の都度印刷製本して配送してくれるサービスなので、在庫不足がないというメリットがありますが、ただ、欲しい時にはいちいち本の定価の費用を支払って買わなければならないというデメリットがあります。
そこで、おすすめするのがプリントオンデマンド出版を利用しつつ、まとまった冊数については別途製本するサービスです。
名刺代わりに配ったり、セミナーで利用するといった使い方を考えているのであれば、まとまった冊数をあらかじめ印刷会社さんで製作するのがおすすめです。
プリントオンデマンド出版でアマゾン等で展開しつつ、別途200冊の印刷製本をした場合の費用目安は80万円程度となります。
条件4:書店流通なし編集あり200ページ1000部の費用―160万円~
普段関わりのある取引先や、就活イベントの際に配るのが目的で出版する場合は、書店の流通なしで製本する方法がおすすめです。
出版というと不特定多数に向けたものと考えるかもしれませんが、特定の人に配ったり読んでもらいたいという意向であれば、書店流通をしないことによって費用を抑えることが可能になります。
200ページで1000部製本する条件で表紙などのデザイン費用や編集費用なども含める場合は、合計160万円~程度になります。
条件5:書店流通あり ライターなし200ページ1000部の費用―200万円~
せっかく出版するのであれば、全国の書店に流通させたいと考える人も多いでしょう。
自費出版でも全国の書店に本を流通させることは可能です。
仕事に使う本を書店流通ありで出版する場合は基本的にはライターを使うことをおすすめしますが、執筆能力に自信があり、ライターを使わずに1000部の本をつくって流通させる場合の費用は合計200万円~程度になります。
条件6:書店流通あり ライターによる原稿の執筆あり 書店営業あり 200ページ2000部の費用―360万円~
自費出版の場合、書店流通ありと説明されたとしても意外なほど書店に本が並んでいないという事態が結構起きます。
書店流通ありと書店で本が並べられることは別物と考える必要があるのです。
ラーニングス株式会社が提案させていただくプランには、書店営業にも力を入れているプランがあります。
通常の出版にかかる費用に加えて書店営業にかかる費用が追加され、合計360万円~程度が目安になります。
条件7:書店流通あり ライターによる原稿の執筆あり 書店営業プラス地域を絞って書店POP展開 200部2000部の費用―420万円~
地域を限定しての話にはなりますが、特定の地域の書店さんに協力いただいてPOP展開をすることもできます。
書店には面陳列や平積みでまとまった冊数の本を置いてもらって、POP等を付けてアピールすることが可能です。
通常よりも費用は掛かりますが、例えば学習塾やクリニックなど、地域に絞ったサービスを展開している会社にはおすすめです。費用目安は420万円~程度となります。
番外編:電子書籍出版
最もリーズナブルかつ簡単に「出版しました」という実績が欲しいのであれば電子書籍を考えてみるのもよいでしょう。
アマゾンのプラットフォームを利用して販売することができる電子書籍は、自力で頑張れば費用負担なしで出版することができます。
※ラーニングス株式会社では電子書籍のみをお手伝いする出版サービスは提供しておりません。
今回ここで紹介している費用はあくまでも目安であり、編集量やデザイン等によって費用は異なります。
ここでは大まかに費用の目安を紹介しましたが、出版で実現したいことから必要性を考え、サービスの取捨選択をすることが費用を抑えるために必要なことと言えるでしょう。
自出版費用の金額を左右する主な要素
原稿を自分で書くのか依頼するのか
自費出版にはその金額を左右する様々な要素があります。ここからその主な要素をいくつか紹介するので参考にしてみてください。
まず1つ目は、本の原稿を自分で書くのか、または依頼するのかで大きく金額が変わってきます。
また絵本の場合絵・文共に自身で制作するのか、文は自分で書き、絵はイラストレーターさんに依頼するのかでももちろん金額が変わってきます。
【参考】自費出版でライターを起用するメリット【あの有名な本もライターが書いたもの?!】
用紙の選択
2つ目の自費出版の金額を左右する要素は用紙です。
本を出版する際その本の用紙も重要になってきますよね。例えば小説の場合は印刷されるのは文字だけなので、用紙は上質紙で十分です。
しかし絵本などでイラストや写真も載せたい場合、紙の選択が大切になってきます。
用紙の種類によってはインクの風味や色の見え方も変わってくるので、どんな用紙を使って作成するのかによっても金額が左右されます。
流通の有無
4つ目の自費出版の金額を左右する要素は流通の有無です。
自費出版をサポートする出版会社の中には、書店と特約店契約を結んでいる会社もあります。
そういった出版会社を利用する場合ですと、商業出版と同じように自分の本が書店に並びます。
もちろんただ身内に配布するのを目的とした場合や、何かの限定使用などの理由で流通をしない選択もできます。
流通の有無も自費出版の費用の金額を大きく左右するので覚えておきましょう!
他にもページ数や発行部数、本のサイズなどでも大きく費用の相場は大きく変わってきます。ご自身の理想とする本の完成形と予算に合わせて考えてみましょう。
自費出版できるおすすめの会社
文芸社
文芸社ではこれまでに、16,000人以上もの人々の本出版に携わってきた会社です。
「リアル鬼ごっこ」や「B型自分の説明書」が自費出版で有名になりました。目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
文芸社は総合出版なので、小説からエッセイ、実用書、写真集などジャンル問わず多岐に渡ってサポートしてくれます。
あなたの出版したい本も文芸社なら理想の形にしてくれるはずです。
また文芸社は紀伊國屋書店や三省堂書店といった大手の書店と提携しているので、もし流通のプランを選んだ場合にはあなたの本が普段行くような本屋さんに並ぶかもしれません。
パレードブックス
自費出版の費用を安く抑えたい方は、パレードブックスがおすすめです。
パレードブックスは自費出版に特化した出版社で、もとはデザイン業を本職としている為、本の編集とデザインの制作をこのパレードブックス内で済ませることができるのが魅力です。
その結果自費出版を安く収めることができます!
お手頃出版ドットコム
お手頃出版ドットコムも比較的お安く自費出版ができる会社として有名です。
お手頃出版ドットコムでは出版する本に合わせて、ピッタリな印刷会社、印刷設備を選んでくれるので心強いです。
また出版した本を流通・販売することに関連するコースが5つあるので自分の理想にあったコースが見つかるはずです。
ラーニング株式会社
当サイトを運営するラーニング株式会社でも自費出版をサポートさせていただいています。
自費出版で1番多い「費用」でのトラブルを未然に防ぐ為に、最初のヒアリングを入念に行いクリアな金額表示を徹底しております。
詳細・お問い合わせはコチラから:ラーニング株式会社無料個別相談
適正費用で出版するために気を付けたいこと
ここまで自費出版についての知識や費用の目安、金額を左右する要素について説明しました。
自費出版は、「本を出版したい」という気持ちさえあれば誰でも本を出版することができるのがメリットですが、逆を言えば出版に関して知識の無い方でも出版できてしまうということです。
従って出版側に一方的に有利な契約を結ばせようする会社もあるのが現実です。
上記で説明してきた通りに自費出版の費用の設定も様々なので、まずは費用の内訳を細かく確認することが大切です。
費用のことで少しでも疑問点があった場合、契約を交わす前に出版会社に必ず問い合わせ、不安要素をゼロにすることが必要不可欠!
また事前におおよその予算や条件を決めて、見積もりを比較してみましょう。費用には必ず上限を決めてそれに合わせて様々なオプションを追加したり、調整していくことが自費出版で予想外の出費を防ぐコツですよ。
投稿者プロフィール

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新卒で羽田空港で働いた後、卒業旅行で興味を持ったバンコクへ移住しホテル勤務。
2年半のバンコク生活を終えて帰国した後、Webライターとして活動中。
【一言あいさつ】
将来は自分の書いた文章で、たくさんの人をHAPPYにできる人になりたいです!!
好きなことは絵を描くこと、代々木公園をお散歩すること、散歩している犬を触ることです♡
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