【ピアノ調律師の自費出版】まずは挑戦してみることが大事と謳う著者のリアルな声

今回『ピアノ大好き!本音で語ります、ピアノのこと!』を出版されました、ぴあの屋ドットコム株式会社代表取締役の石山雅雄さんにお話をお伺いしました。

石山さんは大学卒業後、河合楽器でピアノの調律師として9年間経験を積み、その後独立し、ピアノ調律師として働いてきました。

ちょうどその頃インターネットが普及し始め、当時流行っていた掲示板で全国のピアノの先生と繋がりを持つようになったそうです。

インターネット上で、たくさんの方から「ピアノを買いたい」「ピアノを売りたい」といった声が届くようになり、そこにビジネスチャンスを見出した石山さんは、いち早くインターネットを使ってピアノの売買仲介のビジネスを始めました。

「やりたいことは何でも挑戦してみる」と言う石山さん。今回はピアノに関する2冊目の書籍を出版されました。

そんな石山さんに執筆の進め方や、出版した本の活用方法、これから本を出版してみたいと考えている方に向けてのメッセージなどをお聞きしました。

YouTubeにも早い段階から取り組んでいる、チャレンジ精神旺盛な石山さんのインタビューからパワーが貰えるはずです!

 

石山雅雄(いしやま まさお)
ぴあの屋ドットコム株式会社代表取締役兼、一般社団法人日本ピアノ調律師協会会員。1962年。大阪府出身。京都学園大学(現京都先端科学大学)経済学部卒業。河合楽器ピアノ技術者養成所でピアノ技術を学んだ後、昭和61年にピアノメーカーに就職。平成7年に独立し現在に至る。

 

聞き手:本日はインタビューのお時間ありがとうございます。

では早速ですが、現在のお仕事をお伺いしてもよろしいでしょうか。

石山さん:現在はネットを通してピアノの販売、調律や修理なども行っております。

もともと私は河合楽器で9年間ピアノの調律師として働いておりました。その後独立して職人として業務を行っていたところ、世の中にネットというものが普及し始めました。

その頃まだピアノの業界では、ネットを使って集客を促しビジネスをするという人がいなかったので、これはチャンスだ! と思ってネットを使った情報発信を始めました。

 

聞き手:なるほど! 石山さんがネットでの発信を始めた頃はまだ、ネットで何かモノを売るというのも珍しかったのではないですか。

石山さん:そうですね、それどころかネットでモノを売るのは詐欺とまで言われる時代でした。

 

聞き手:わぁ、そんな時代だったんですね。サイトを立ち上げたのは、2000年頃でしょうか。

石山さん:はい、そうです。まずはドメインを取得しようと考えていた時、たまたま「傘屋ドットコム」というサイトを発見しました。

これはいいなと思って「ぴあの屋ドットコム」というドメイン名に決定しました。

はじめはブログからスタートし、当時は流行っていた掲示板を使って全国の様々なピアノの先生達と交流を始めました。

そんなことをしている間にだんだんと全国から「ピアノが欲しい」という声や「ピアノを売りたい」という声が届くようになって、そのうちに「ネットを通してピアノを買いたい人と売りたい人を仲介して、売買のお手伝いをしてあげればいいのでは」と考えるようになり、ビジネスを始めました。

 

聞き手:インターネット上でのビジネスチャンスを見つけ出すのが早かったんですね!

石山さん:そうですね! 実際、ネット上でのピアノ売買の事業は大盛況となり、掲示板を通して「私もお願いします」という声がたくさん寄せられました。

これは大きなビジネスになると考え、仲介だけでなくピアノを仕入れて売る業務も始めました。

私は当時関西で事業を行っておりましたが、ある日秋田に住む方から「ピアノが欲しい」という連絡をもらいました。

ただ、関西まで音を確認しに来ていただくのは難しくて・・・、そこで当時はまだ珍しかったのですがピアノの音をビデオで撮って送り、売買に繋がったというケースがありました。

そのことがきっかけになり、現在のようにピアノの動画をネットにあげるという流れができたといった感じです。

 

聞き手:なるほど、よく分かりました。では、最初は狙って始めたというわけではなく、なんとなくネットを始めてどんどんとビジネスが広がっていったのですね!

石山さん:まさにそうですね、始めた頃はインターネットというのはただのおもちゃという認識でした。

 

聞き手:まだインターネットが普及し始めたばかりの頃に、これがビジネスに繋がるとすぐに気づけたことが大きかったですね!

今回は2冊目の本の出版でしたが、前回本を出版したのはいつ頃だったでしょうか。

石山さん:2011年です。

 

聞き手:その頃には既にYouTubeを始めていたのでしょうか。

石山さん:はい、とっくに始めておりました。

当時はとてもすごい勢いで、毎日のようにYouTube撮影を行っておりました。

そしてその後、文芸社さんから本を出版しました。

 

聞き手:その時本をどういった経緯で出版されたのですか。

石山さん:自ら本を出版したいと思い、こちらからアプローチをしました。

300万円ほどかけ1000冊製本して出版しましたが、一応全て売れました。

 

聞き手:その時はどういった内容の本を出版されたんですか。

石山さん:「なぜネットでピアノが売れるのか」についての内容でした。

ネットでピアノを売るためのノウハウを詰め込んだ一冊だったのですが、幅広い業界の方に手に取っていただけたと思います。

実際に私の本を読んだ中古車業者や不動産業者の方が、真似をして大成功するという事例も出ました。

 

聞き手:それはすごいですね! 今回10年近くの時を経て再び本を出版しましたが、頭の中にはもう一度本を出版してみたいなという考えがあったのでしょうか。

石山さん:きっかけはとある知り合いの先生でした。

もともとその先生が個人的に本を出版したいということで原稿を書いているという話を聞き、刺激された私もまた書いてみたいと思いつつありました。

そんなタイミングで、ラーニングスさんから「本を出版してみませんか」という連絡をいただきすぐに飛びついたという感じです。

 

聞き手:なるほど! 本当にタイミングが良かったわけですね。

石山さん:そうですね、何かやりたいというアンテナを張れば引き寄せるものですね。

 

聞き手:本を書くことに大変といったイメージや、抵抗などはありませんでしたか。

石山さん:私、文章を書くのが大好きなので、全く問題ありませんでしたよ。

聞き手:前回の経験も役立ったのではないですか?

石山さん:それが実は、前回はライターさんを起用して本を出版したんです。

おかげで前回出版した本と今回の本では、文体が違うと先生にも気づかれてしまいました。

やはりライターさんに書いてもらうよりも、自分で書いた方が言葉の言い回しなどに自分らしさが出ますし、今回出版した本の方がずっと思い入れがありますね!

 

聞き手:たしかに、ライターさんが書くと、どうしても言葉の言い回しはライターさんの表現になってしまいますからね。

今回は最初からご自身で書こうと決めていたんですね。

石山さん:実際に自分で書いてみて、書き出しと後書きの部分が全く思いつかなくて、特に書き出しというのは読者の心をグッと掴まなくてはいけない部分なので難しかったです。

 

聞き手:そうですね、本はどうしても始まりの部分でどう読者の心を惹きつけるかが、大事なポイントになりますからね。

執筆作業はスムーズにいきましたか。

石山さん:依頼を受けてから書き始めて、途中仕事が忙しくて中だるみもありましたが、それでもずっと書き続けました。

 

聞き手:やはり文章を書くのがお好きなので、そんな形で続けられたのでしょうか。

石山さん:それもありますが、途中で担当者や知り合いの文章のプロに見てもらって、随時アドバイスを頂いたのがすごく大きかったです。

やはり自分の文章をそのまま出すのではなく、必ずプロの目を通すことはとても大事だと実感しました!

 

聞き手:これから出版した本をどう活用していくかのプランはありますか。

石山さん:講演会のサイン会で活用したりと色々と考えておりますが、ただ「本を出版した」という事実だけでも大きなステータスになったと考えています。

人からの信頼を得やすくなりますので、それが本を出版する大きなメリットだと思います。

また本を出版することで自分が生きてきた証を永遠に残せるので、それだけでも大きな価値を感じますね。

 

聞き手:では最後の質問になるのですが、これから本を書きたいと思っている方に向けて、何かメッセージやアドバイスをお願い致します。

石山さん:本を出版してみたいと考えている方は多くいますが、実際に行動まで移す方はほんのわずかな方ので、やってみたいという気持ちがあるのならば、まずはやってみましょう! と伝えたいです。

行き詰まった時には、ラーニングスさんがいいアドバイスをしてくれるので、まずは始めてみましょう!

私は実際にチャレンジしてみて良かったなと感じております。

 

聞き手:心強いメッセージありがとうございます!

そうですね、実際に行動に移せる方は本当にわずかなので、まずは始めてみるということが1番大切ですね。

石山さん:はい、また本を書くという作業をすることでさらに知識が自分の中に浸透し、自分自身の成長にも繋がると思います。

 

聞き手:なるほど、インプットだけでなくアウトプットの作業も必要ということですね。

今回はお忙しいところインタビューのお時間をとって頂き誠にありがとうございました。

石山さん:こちらこそありがとうございました。

 

聞き手プロフィール:梶田洋平
出版ベンチャー企業「ラーニングス株式会社」の代表取締役。大学卒業後は証券会社に入社し、2つの支店で法人、リテールの営業活動に尽力。5年弱勤めて退社した後、出版事業を手掛ける会社を起ち上げる。これまで自身が著者で出版した本は16冊、読んできたビジネス書は3000冊以上。『出版を変える、出版で変える』を合言葉に、はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象とした事業を展開。出版でビジネスを加速させるお手伝いに力を入れる。好きな本の分野は経営者の自叙伝やマーケティング、経営に関する実用書。愛知県名古屋市出身。趣味は読書とスポーツ観戦。

 

 

【無料資料】
知識0から本を出版する方法7step 

知識0から本を出版する方法

これから出版に取り組むかどうかを検討している方に向けて、出版までの手順を解説します!

  • 『出版の力』を知ろう
  • どのような目的で出版するかを決めよう
  • 出版方法を決めよう etc.

ダウンロードはこちら

投稿者プロフィール

久保木 彩子
久保木 彩子
新卒で羽田空港で働いた後、卒業旅行で興味を持ったバンコクへ移住しホテル勤務。
2年半のバンコク生活を終えて帰国した後、Webライターとして活動中。

【一言あいさつ】
将来は自分の書いた文章で、たくさんの人をHAPPYにできる人になりたいです!!
好きなことは絵を描くこと、代々木公園をお散歩すること、散歩している犬を触ることです♡
>知識0から本を出版する方法7Step

知識0から本を出版する方法7Step


これから本を出版したい方を対象とした資料を用意しました。

・本の出版に興味がある
・どんな手順で出版するのかを知りたい
・これまでに検討したが挫折した
・会社で検討のための資料が欲しい

上記の方を対象としております。
資料で不明点などありましたらお気軽にお問い合わせください。


CTR IMG