情報発信は企業規模に関わらず、利益を上げるために必須の仕事ではありますが、肝心の「コンテンツの作成」に頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか?
そこで、今回はビジネス書専門の、企業様の売上アップを得意とする出版社、ラーニングスで働くコンテンツマーケティング担当(出版アドバイザー)の筆者が、良質なコンテンツの作成方法について解説します!
どんなコンテンツでも流用できるよう、どこよりもわかりやすく、誰でもすぐにトライできるようにしたので、ぜひこの記事を読んで実践してみてくださいね!
大学時代からこれまで自身が著者で出版した本は16冊、読んできたビジネス書・実用書は3,000冊以上。はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象に、出版でビジネスを加速させるお手伝いに力を入れる。
コンテンツ作成前に確認したいこと
さて、この記事ではコンテンツの作成方法をお伝えしていきますが、その前に確認したいことがあります。
それは、下記の4つです。
- PRする商品やサービスが決まっているか
- 現状の課題は何か
- どのような顧客を狙うか
- コンテンツを作成するうえで、事前に決められたスケジュールや目標はあるか
どんなコンテンツを作る前にも、必ず確認してくださいね!
そして、これらが決まっていない場合は、こちらの記事をご参照ください。
PRする商品やサービスが決まっていない
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現状の課題がわからない
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どのような顧客を狙うか決まっていない
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コンテンツを作成するうえで、事前に決められたスケジュールや目標がない
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コンテンツの作成を安定して継続するコツ
それでは、少しずつコンテンツの作成を進めていきましょう。
まず、コンテンツの作成をしなければならない場合、その多くが継続的な情報発信をするためのコンテンツ作りかと思います。
そのため、安定して継続的に良質なコンテンツの作成をしなければなりません。
その場合、コンテンツの作成に苦手意識があったり、まだやったことがない方はとても負担に感じると思います。
特に他の仕事を抱えながらだと、大変ですよね。
なので、具体的な作成方法に入る前に、まずは安定して良質なコンテンツを作成するノウハウをお伝えしようと思います!
1.作業を小分けにする
一度にすべての作業を短時間で行おうとすると、結果的に長時間かかってしまうものです。
なので、コンテンツの作成は、4~5行程に分けて進めていきましょう。
もちろん、これを読んでいる方の中には毎日コツコツ物事を進めることが苦手な方もいるかもしれません。
ですが安心してください。
これを書いている筆者もコツコツ進めることはとても苦手です。
ここでいう作業を小分けにする、というのは、1日1時間○○をする、と厳密に決めるというよりも、かかる行程を把握し、そのための時間をあらかじめ確保するためにやるものです。
例えば、この記事を書くとき、私は以下のような作業を実際に行いました。
- SEOのツールを使って、記事が作れそうなキーワードを抽出〈月初に1時間かけて1か月分の作成記事のキーワードを作る〉
- 「コンテンツ 作成方法」の上位記事を確認して、必要な項目を抽出〈20分ほど〉
- 読者層や挿入するリンクなど、記事を書くうえで必要な情報をまとめ構成を作成する〈20分ほど〉
- 記事を書いていく〈5,000字で2時間ほど〉
- 内容を確認し、校正担当者へおくる〈20分〉
このように、やることとある程度の時間がわかっていればスケジュール調整もできますし、突発的に空いた隙間時間での作業を行うハードルも少なくなります。
やっていくうちに時間短縮できる部分も増えてくるかと思いますが、最初は自分の中で「このくらい時間があるとしっかりと作業できるな」という時間をつかんでいきましょう。
2.作るコンテンツごとに100~200文字程度の概要をまとめておく
作るコンテンツによって、何のためにこのコンテンツを作るかは様々です。
そのため、本格的な作業に入る前に100~200文字程度で自分が作るコンテンツの概要をまとめておきましょう。
これを行うと、例えば記事にする際は導入部分やメタディスクリプションに使えるので、少し手間が減りますし、作っていく中で生じる本来の目的とのズレも軽減できます。
SNSや動画などでも、軸となる文章があるととても便利です。
一人で作業するだけでなく、チームで作業する際も方向性を正すために使えるので、ぜひやってみてくださいね!
3.かかる時間を把握し、無理なくできるスケジュールを確保する
先ほど作業の時にかかる時間も記載していましたが、コンテンツ作成は時間がわかるだけでは上手くいきません。
時間がわかると、つい「ここの時間空いてたらやろう」と後ろ倒しになってしまいます。
なので、時間がわかったら必ずスケジュールを確保していきましょう。
スケジュールは月間の定量タスクと週間の最新スケジュールを組み込んだものを用意すると安心です。
【月間定量スケジュール表 テンプレ】
【月間定量スケジュール 落とし込んだもの】
【週間スケジュール テンプレ】
【週間スケジュール 落とし込んだもの】
マーケティングのお仕事もしていますが、本づくりのお仕事もあるので、原稿があがってくるタイミングや入稿前は取材件数を調整して動いています。
上図のスケジュールは、アポのスケジュールというより、タスク面での管理意図が強いものとなっています。
仕事をしていると突発的な作業の発生も多いので、大きいタスクを一日のうちにこなすのではなく、必ずキリが付くところで終えて、次に進めることができるようあらかじめ余裕を持ったスケジュールを組んでください!
補足:筆者がコンテンツの作成を行ううえで、実際に効果があった書籍
筆者がコンテンツの作成をする際、参考になった書籍をここでいくつかご紹介させていただきます!
上阪 徹(2019)『プロの時間術 大人の時間割を使えば、仕事が3倍速くなる!』方丈社
ねぎお社長(2023)『なぜほとんどのコンテンツマーケティングが失敗に終わるのかーSEOのプロ、ねぎお社長が教える!Googleに評価されるコンテンツ作りの教科書ー』ファストブック
よろしければ参考にしてみてください!
誰に向けた、何を伝えるコンテンツなのかを意識したコンテンツ作り
それでは、実際にコンテンツを作成していきましょう!
良質なコンテンツ作りに必要な手順は次の5つです。
- 伝えたい内容を箇条書きにする
- 流れに沿って並べてみる
- 内容を作り込んでいく
- 内容、文字などの細かい部分を確認する
- 一晩おいて改めて確認する
一つずつ解説していきます。
1.伝えたい内容を箇条書きにする
いきなり長文を書いたり、動画を回したりするのではなく、まずは伝えたい内容をまとめていきましょう。
この時点で
- 使いたいキーワード、狙うキーワード
- ターゲットは誰か
- このコンテンツを見る人の心理状態(検索意図など)
をまずは挙げて、そこから内容面を箇条書きで書いていきます。
この際、付箋を使うと便利です。
パソコンであれば付箋機能のあるツールなどを利用するとよいでしょう。
そして、あれこれ難しく考えずに、伝えなければいけないこと・伝えたいことをとにかく書いていきましょう。
2.流れに沿って並べてみる
ある程度内容が出揃ったら、ここから頭を使っていきます。
- 起承転結になるように
- 説明の後に事例を入れる
- 自社の宣伝をどこに入れるか
を意識して流れを作ってみてください!
3.内容を作り込んでいく
では、先ほど作った流れから内容を一つひとつ作り込んでいきましょう。
一つの項目の中で行うことは下記の4つです。
- ここでどんなことを伝えるか
- 内容の説明
- 図表などがあれば、それの説明
- この項目での会社または筆者としての考え&結論
まずはこれをとにかく繰り返していきましょう。
事例などを入れる場合は引用や参考文献、ソース元をしっかりと確認してくださいね!
いきなりすべてを綺麗に作り込もうとせず、まずは完成イメージの6割を目指して進めていきましょう。
ここで途中で止まってしまうと、どうしても作業が進まなくなってしまい、完成が遠のいてしまいます。
ある程度形にさえしてしまえば、心理的な負担も減るので、とにかく前へ進めていきましょう。
ちなみに、動画コンテンツの方はこの時点で撮影を行い、必要なシーンをすべて撮り終えてくださいね!
4.内容、文字などの細かい部分を確認する
ある程度できあがったら、文章の流れを整えたり、誤字脱字を確認していきます。
動画の場合はここでやっと編集作業になるかと思います。
もし、文字数が足りない、秒数が足りないと感じたら、追記または追加収録を行って、再度編集をしてください。
5.一晩おいてから改めて作成したコンテンツを確認する
ここがコンテンツ作りで何よりも大事な部分となります。
作ってすぐに公開するのはとっても危険なので、少し落ち着いたタイミングでゆっくりと確認をしてから公開をしてください。
夜中に書いたラブレターは決して渡すな、という言葉もありますが、それと同じです。
良くも悪くもコンテンツを作っている最中はハイになる状態なので、少なくとも一晩おいて少し冷静になってから見返しましょう。
ここで気になる部分があれば絶対に「まあいっか」で済まさずに納得できるまで修正してください。
コンテンツについてもっと知りたい方へ
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投稿者プロフィール
- ラーニングス株式会社
アドバイザー/ブックライティングサービス『ひよどり』サービス運営統括責任者
大学時代は近世文学を専攻。 日本語教師の資格を持つ。
200名以上の経営者、士業の専門家へのインタビュー経験があり、Webメディアを中心に記事を執筆。
書籍の企画~出版を行うだけでなく、出版記念のウェビナー等、イベントの企画運営も行う。
プロフィール詳細はこちら
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