【専門家を対象とした出版】相続専門税理士事務所が伝える相続業務のノウハウ本!

今回は『専門税理士が教える!「相続開始後」でも提案できる相続アドバイス 初回面談から申告実務、アフターフォローまで」を出版されました、税理士法人トゥモローズの代表税理士角田壮平さんに、出版や執筆に関してお話を聞いてきました!

この本は「税理士法人トゥモローズ」が著者として出版された本です。

会社として本を出したい、事務所として本を出したいとお考えの方必見です。

 

税理士法人トゥモローズ  角田壮平さんプロフィール

角田さんは税理士法人トゥモローズの代表税理士です。

税理士法人トゥモローズは相続専門の税理士事務所で、相続業務が全体業務の9割と業界の中でもトップクラスの事務所です。「相続税を最大限節税する」「税務調査に入られない申告をする」「ミスのない申告書を作る」というのは相続の専門家として当たり前のこととして、その一歩先の付加価値を提供するために日々お仕事に向き合われています。

https://tomorrowstax.com/

 

 

 

 

聞き手:本日はよろしくお願いいたします。

まず、本を出そうと思ったきっかけについてお聞きしたいです。

 

角田さん:そうですね。元々今回の本を出版してくれた清文社(税理士さんの出版を多く取り扱っている出版社)とは取引があって、これまで3冊ほど出版しています。その後も定期的にどんな本を出そうか話していて、最終的に2つの企画から選びました。

 

聞き手:こちらの本は税理士法人トゥモローズさんのノウハウが詰まっている本だと思いますが、もう一つの案はどういったものだったんですか?

 

角田さん:もう一個何と迷ったんだっけな。ちょっと覚えていないですね。(笑)

ただ、どちらにしても相続系の内容でしたね。

本の内容についてですが、自分たちは持っているノウハウを非公開にするつもりはなくて、業界全体の、税理士のスキルアップに繋がるなら全然書きますね。一つの社会貢献になるかなって思って書きました。

我々のやっていることは何も「秘伝のたれ」のようなものではありませんから。

 

聞き手:そうなんですね。とても素晴らしいです。

少し内容についての感想なんですが、この本は相続業務に関して、初回の相談からアフターフォローについてもしっかりと書かれているので、これから独立される方にとっても必携の1冊だと思いました。

実務以外でも第2章、第3章では税理士の腕の見せ所となる状況に応じた提案事例もしっかりと書かれていますよね。

 

 

角田さん:そう言っていただけると有難いです。本当はもっと第2章、第3章のような内容だけの、専門家が唸るような本を出したかったんですけどね。色々な兼ね合いがあってできませんでした。

 

聞き手:商業出版のように、出版社の意向が優先されやすい出版方法の場合、必ずしも自分が書きたい事が書けるわけではないですからね。

ある程度出版社が望む内容を書かざるをえない部分も多かったかと思います。

こちらは税理士さんが読むことを想定していらっしゃるかと思いますが、どういった税理士さん向けに書かれたんですか?やはり独立を目指されている方向けなんでしょうか?

 

角田さん:いえいえ。独立を目指されている方だけを対象に、ということは考えていなくて、最近勤務税理士さんも増えてきましたので、これから相続業務やりたい、すでに相続業務やってるよっていう税理士さんにも読んでもらえたらいいなと思って書きました。

 

聞き手:税理士さんは独立して事務所を持たれている方といったイメージが強いですが、勤務税理士、いわばサラリーマンのような税理士さんも増えてきているんですね。

 

角田さん:そうですね。大手の税理士事務所も増えてきましたし、最近は昔のように税理士=独立といった雰囲気はそこまで強くないとは思います。

 

聞き手:そうなんですね。あまり税理士業界には明るくないので勉強になります。

目次を見ると教科書のように1つずつわかりやすく筋道がたてられているなと感じましたが、何か工夫などされましたか?

 

角田さん:おっしゃる通りで、ある程度筋道があって、目次ごとに枝葉が分かれているイメージで目次は作っていきました。これといった工夫というと、あんまりないですかね。

とにかく綺麗にまとまるように作りました。

 

聞き手:そうだったんですね。ちなみに全体の執筆期間はどのくらいでしたか?

 

角田さん:半年くらいかな?

 

聞き手:早いですね。これだけの量を半年はすごいです。(350ページ以上ある本です。)

ちなみに、次に出してみたい本の内容などありますか?

 

角田さん:実は色々と並行して執筆はしていまして。ただ、やっぱり心残りとすればもっと専門的な、どうやったらクライアントに訴求できるのかといったような、わかる人が読んだら「すごいな」「こんな考え方もできるのか」といった課税に関する本が出したいですね。

僕は相続しかできないので。

 

聞き手:いやいや。税務の中でも特に難しくて特殊な相続税に関することをご専門としているのは本当にすごいです。

 

角田さん:まあ、でも専門的なものばかりでなく、やっぱり一般の方向けのわかりやすい内容の本も積極的に出したいと考えています。普段お相手しているのは、やはりご相談にいらっしゃるお客様なので。

 

聞き手:相続というと、やはりしっかりと内容や手続きを理解している方はあまりいらっしゃらないのかなと思います。人生でもそう多く経験することでもないので。

 

角田さん:相続の手続きはどうしても内容が難しくなっちゃいますからね。それに難しい本って読んでもつまらないでしょうし。(笑)

 

聞き手:レベルにもよりますけど、しぶしぶしなきゃいけないから勉強のために読む、という方にとっては大変かなとは思います。(笑)

では、今回はこれから相続業務をやる人、すでに相続業務をやっている税理士さんに向けて書かれたとのことですが、この本を読んでどんなことを感じてほしいですか?

 

角田さん:そうですね。やっぱりお客様によって、こちらからするご提案もアプローチの仕方も変わってきます。

これから相続業務をやる方、やってみたい方にはどういう流れでお客様の対応をしているかの手引書として、また、ある程度経験している方には自分だとこんなことをやっているけれど、他所ではこんなことしているんだ、といったことを知ってもらいたいですね。

 

聞き手:ありがとうございます。

また、税理士さんの中でもこれから本を出される方もいらっしゃるかと思いますが、なにかアドバイスなどはありますか?

 

角田さん:もうとにかく嘘を書かないために勉強をすることですかね。曖昧なことや、思い込みで間違ったことを書いてしまわないように、しっかりと勉強をすることが大事です。

だからこそ、1冊の本を書くときは相当な勉強量になるんです。

なので、得意分野の本を書くのもいいんですけど、あえて攻めたい分野の本を書くのもおすすめです。

この分野あまり詳しくないな、と思って本を書くとめちゃくちゃ詳しくなるので。

 

聞き手:本を書くということは、内容もそうですけど説得力がその本の良し悪しを決めてきますからね。それだけしっかりとした下調べが必要になるのかと思います。また、自分のスキルアップにも繋がりますね。

では、角田さん的に、この本を読まれる方へおすすめの部分などあったりしますか?

 

角田さん:この本は深いとこも浅いとこも色々ありますからね。分量も多いので目次を見て気になったところをピックアップして読んでもらえればいいんですけど、あえて言うなら第2章、第3章ですかね。

 

聞き手:本の中でも専門的な部分ですね。

 

角田さん:できればこの部分だけの本が出したかったこともありますし、やっぱり専門家としては、お客様の対応以上に専門的な知識、考えというのはより大切な部分だと考えています。

 

聞き手:ここをより掘っていくことで、角田さんの書きたかった本が書けますね。

今後も精力的に出版されていくとのことで、これからも楽しみにしています。

本日はありがとうございました。

 

角田さん:こちらこそありがとうございました。

 

 

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マーケティング出版プラス編集部
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