自分や商品が認知されるまでのメカニズムと方法

 

商品を売り出す方法は、商品数と同じだけ様々な方法があります。また、商品の種類やどのターゲットを狙うかによって、売り出し方も変わってきます。

SNSの普及により、商品だけではなく自分のスキルなどを売り込み生業としている人にとって、商品と同じように自分の売り込み方を試行錯誤している方も多いことでしょう。

自分自身を売り出したい場合や、自分が手掛けて商品を売りたい場合、売る売れないの前にまず周りに認知されなければいけません。そのためのメカニズムを把握しているかどうかだけで、自分自身や商品の人気度が大きく変わるカギになります。

本記事では、商品でも自分でも通用する、認知されるためのメカニズムについて解説します。

 

 

 

「認知度」と「知名度」は違う

認知度とは、あなたのビジネスが得意とすることが理解されている度合いを表すのに対し、知名度とは、あなたの会社の名前が知られている度合いと表します。

つまり認知度とは、会社であれば企業が何を行っているのか、どんな会社でどんな商品やサービスを売っているのかを知っている人の度合です。

そして知名度とは、商品や会社の名前を人に知られている度合いのことになります。

知名度は高くても、何をしている人なのか、何を売り出している会社なのか知られていなければ、それは認知度が低いという状況です。テレビCMなどで会社名を連呼するものは、知名度を上げることが目的です。

認知度を上げるにはCM内で伝えきれないことが多く、まずは知名度からと考えていることも珍しくありません。

認知度向上はなぜ必要なのか

そもそもなぜ認知度が必要なのかというと、せっかく良い商品を作っても、それが世に知られなければ売れないからです。

Webに限らず、マーケティングにおいてはまず認知度をあげることが重要です。自分に合っていると思ってもらえる商品があっても、それを見つけてもらうのに、相手から探してもらわなければいけないとなると売り上げはそこまで伸びません。消費者が探さなくても、知られるようにならなくては売れないのです。

とても良い商品なのに埋もれてしまっているのは、アピールして認知度を上げていないからです。もし上手くアピールができればその商品はあっという間に広がり、あわよくば一攫千金が狙えるかもしれません。

なんとしても認知されないことには、商売は始まらないということです。

 

自身や商品が認知されるまでのメカニズム

自分や商品が人気されるまでにはメカニズムがあり、それをモデル化したものの一つにAISAS(アイサス)というものがあります。

マーケティングの世界では、ユーザーが商品やサービスを購入するときに、購買行動プロセスを考えます。

このモデルがAISAS(アイサス)で、以下のような意味があります。

  • A…認知・注意(Attention)
  • I…興味・関心(Interest)
  • S…検索(Search)
  • A…行動(Action)
  • S…共有(Share)

 

AISAS

 

売り出したいもの、つまりは自分や商品に注意を向けてもらうこと、興味・関心を持ってもらうことが大切です。そしてそれについて検索するなどし、行動に移してもらって誰かと共有してもらえれば認知度は上がっていきます。

知ってから初めて検索するのであって、そのものを知らないのに検索して辿り着くということはないでしょう。

まずはともあれ知ってもらい、そこから行動にうつしてもらうまでのメカニズムはとても大切です。

 

関連記事

  マーケティング心理学をご存じでしょうか? マーケティング心理学とは、顧客の心理状態に働きかけるマーケティング戦略の一つであり、マーケティング心理学を学ぶことで顧客の心をつかむことができます。 マーケテ[…]

40

 

認知度を向上させるための方法

認知度を向上させるための方法には、WEBサイトの活用や、SNSの活用、ブログの活用、看板などが有効です。

拡散機能があるSNSは特に優秀で、共有してもらいやすいためバズれば一気にヒットすることにもなります。

WEBサイトの活用

WEBサイトを開設すると、いわゆる「公式」が出す情報が掲載されているものとして消費者に信頼感を与えられます。気になる商品について検索した時、辿り着いたサイトが公式サイトであれば正しい情報が載っていると信用します。

このWEBサイトが見やすく、自分がその商品を使用した時の写真などが適切なところに見えていれば商品への購買意欲も高まります。

逆に商品のサイト自体がなかったり、サイトはあってもお問い合わせができなかったりすると商品の信用を失ってしまいます。

WEBサイトを作るなら、きちんとスマホでも見やすく作り、訪れた見込み顧客を逃さないようにする必要があります。

SNSの活用

InstagramやFacebook、TwitterなどのSNSは、どれも無料で利用できるため、費用が発生する広告に比べ気軽に始められるのがメリットです。そして何と言ってもTwitterはリツイート機能があるため、バズりやすく認知度を高めるのにうってつけです。

Instagramは写真投稿がメインなので商品は画像で示した方が理解してもらいやすいというならばTwitterと併用しましょう。

Facebookは、TwitterやInstagramと比べて少しかたいというか、真面目な宣伝にも使えるのでそれぞれの特徴を意識して使い分けることが大切です。

ブログの活用

認知度を高めるためには新しくそれ専用のブログを作るのも得策です。そして認知度アップを目的にブログを始めるにあたり、決めておきたいのが「ターゲット」です。

例えば、女性用の美容に関する商品ならば、20~30代の女性をメインターゲットにするのが適当でしょう。であれば、ブログは女性ウケが良いようにキレイめのデザインを多く取り入れたり、繊細な写真を取り入れるなど工夫がこらせます。

ブログはどんどん新しい情報が入ってくるSNSと違い、検索した人が最も求めているブログ記事に辿り着けるので、過去に書いた記事も保存することが大切です。頻繁にブログを更新し、読者獲得を目指しましょう。

看板

不特定多数の人の目に触れる看板は、来店のきっかけになります。レストランやカフェ、雑貨屋さんなど、お店を開きたいならその認知度を上げるために看板は有効です。アナログな宣伝方法ですが、WEBサイト、SNS、ブログと並行して行うと良いでしょう。

特に、たまたまそこを通りかかったという人であれば看板を見て入店するかどうか決めるでしょうから、一瞬で入ろうと判断させる看板づくりが大切です。ターゲット層の年齢が高いなら、ネットより効果があるかもしれません。

 

関連記事

  一言で「マーケティング活動」と言っても、その内容やアイデアは多岐に渡り、進化を続けています。 この記事では、 BtoCマーケティングとBtoBマーケティングの違い マーケティング[…]

戦略や施策の 具体的な種類一覧 マーケティングには どんな種類がある?

 

認知度向上の鍵「集客力」を上げるポイント

集客力を上げるには、ひとつだけの施策に頼るのは避けなくてはいけません。地域や業態、顧客の層によって効果が高い手法は異なるため、最適な手法を選択していくことが重要です。

自身を売り出したいならyoutubeを使って動画で顔出しをする方法が合っていますし、特定の商品を売り出したいならそのターゲット層がよく使うSNSを駆使した方が良いでしょう。お店であれば看板を店先に出して集客力を上げることも可能です。

それぞれに適した認知度向上の仕方は異なるので、どの方法が適切かを見極めるようにしましょう。わからなければ上記に挙げたすべての方法を試すのもアリですが、管理できるだけにしておかないと放置アカウントになってしまいます。少し絞ってから運営していくのが賢い手でしょう。

 

認知度のメカニズムを知ってから策を考えよう

認知度を高めたいなら、闇雲に動くのではなくそのメカニズムを知ってから策を考えることが大切です。

その方が効率的ですし、今まで間違ったやり方をしてきたのならその時間がもったいないと感じることでしょう。より効果的に認知度を上げるためには何をすべきなのか、どの方法を選ぶべきなのか、それを調べてから行動しましょう。

何よりも売りたいものを知ってもらうことが先決なので、ビジネスを始めたならまずはそこに全力を注ぐようにしてみてください。

 

 

【無料お役立ち資料】
基礎からわかる認知度アップ施策実践ガイド
基礎からわかる認知度アップ施策実践ガイド

  • 認知度アップのための5ステップ
  • 認知度アップの注意点
  • 認知度調査の方法
  • 認知度調査の分析に使えるフレームワーク

ダウンロードはこちら

 

 

 

投稿者プロフィール

マーケティング出版プラス編集部
マーケティング出版プラス編集部
学生や子育て中のママなど、様々なバックグラウンドを持つメンバーが所属。

出版をもっと身近に感じてもらうために、自分の家族や友達にも読んでもらえるような、分かりやすく丁寧な記事づくりを心掛けています。

これからも有益な記事を日々発信できるよう、尽力していきます!
>売上アップのための企業出版サービス

売上アップのための企業出版サービス


企業出版をご検討中の方を対象とした資料を用意しました。

・経営課題を解決したい
・どんな手順で出版するのかを知りたい
・企業出版について詳しく知りたい
・会社で検討のための資料が欲しい

上記の方を対象としております。
資料で不明点などありましたらお気軽にお問い合わせください。


CTR IMG