本の出版の仕方|まず最初は企画書を制作すべし

本の出版の仕方|まず最初は企画書を制作すべし

本の出版の仕方|まず最初は企画書を制作すべし

世の中にシェアしたいような有益な情報があったり、自分が体験したことを本にしたいと考える場合、まず最初に何をすべきなのでしょうか。

いざ本を出版したいと思っても、その工程や企画書作りの詳細まで知っている人は少ないです。何から行動すれば良いのか迷うことも多いでしょう。

ここでは、そんな時に役立つ本の出版の仕方を一から解説します。基礎知識をつけるためにもぜひ参考にしてみてください。

工程や流れをおおまかに知ることだけでも、本の出版は現実味を帯びてきます。

ここでは、商業出版として自費で本を出版する際の方法を紹介します。

 

 

出版 資料

 

 

本を出版するためにまずは「企画書制作」を行うべし

本を出版するためには、まず企画書を作りましょう。

企画書は出版社へ持ち込むものです。ぜひ出版させて欲しいというほどの密度であれば本作りを手伝ってくれる協力な助っ人となります。

書きたい内容はどのようなものなのか、プロフィールや企画概要はどのように書くのかを整理しておきましょう。

 

書きたい内容の企画書を制作

企画書には、どういった内容を盛り込むのかを考えながら作ります。

頭の中で思い描いていることをアウトプットするイメージですが、難しければまずは箇条書きでも良いでしょう。まずは、書くべきことを整理するのです。

 

考えるべきはタイトルや企画概要、そして筆者のプロフィールや目次です。これで本の中身がほぼ決まってくるので、かなり重要なポイントになります。

自分の体験談を売り込みたいならプロフィールは充実させるべきで、自分という人間がどういう人なのかを出版社に見せるためにも必要です。

タイトルは、書きたい内容が決まってから適切なものが思いつく人もいれば、タイトルから書きたい内容を決める人もいます。書き終わった後に何度か内容を見直して、読者を惹き付けるようなタイトルを考えるのも良いでしょう。

 

このような企画書は多くても2枚が理想ですから、多く書けば良いというものではありません。どれだけ相手にわかりやすく伝えられるかを重視すべきです。

目的も重要なので、その本を出版する意図をきちんと明記しましょう。

実際に本を書いて欲しいと出版社に思わせるような書類が企画書です。執筆する時と同じくらいの熱量にしなければなりません。

 

 

プロフィールや企画概要の書き方説明

企画書に書くプロフィールは、できるだけ本の内容やテーマに活かせる内容のものにし、企画概要は5、6行に収めます。

 

プロフィールが本を書く上で説得力のあるものなら読者も納得するでしょうから、本の内容に関連するものに絞り込むのがポイントになります。本の内容に精通しており、実績も十分な人が書いたものであれば説得力が増します。顔写真は載せても載せなくてもどちらでも良いのでしょう。

 

企画概要はそこまで長く連ねなくても大丈夫です。書くべきは筆者の思いよりも、なぜこういう本が必要なのか、読者に何を与えられるのかについてです。これをいかに熱量を持って伝えられるかを考え企画書に盛り込みます。

 

 

企画書制作に大切なのは「テーマ選び」

テーマ選びには以下に紹介するようなパターンがあります。

企画書作成には欠かせない工程なので、どの内容から掘り下げていくのかをしっかり考えましょう。

 

自分が体験し、得た知識や分野について

自分が実際に体験したことや、得た知識、得意な分野をテーマにするのは一つの方法です。

実体験は読者にも伝わりやすく、抽象的になりづらいので共感を求めやすいと言えます。著者自身も実体験が一番書きやすいということも多いので、迷ったらこのテーマから始めるのがおすすめです。

 

また、自分が本を出版しようと思うに至った経緯や、自分しか持ちえない知識や得意分野があれば立派なテーマになります。

それを人に伝えることによってどのような影響を与えることができるのかを意識して企画書作りをしてみましょう。「自分オリジナルのものを世間に広めることがどれほど価値のあることなのか」を企画書を通して出版社に伝えることができれば成功です。

 

読者側に立ち、何を知りたいか・見たいかを考える

読者側に立って、何を知りたいのか、見たいのかを考えてテーマを作る方法もあります。

人に何かを伝える時には、相手の立場になってみることが重要です。こうすることによって相手が必要としている情報が何か明確化されるからです。

自分が知っていること、本にしたいと思っていることの中で、読者となる人たちがもっとも必要としている情報は何でしょうか。自分だったらこんな知識・情報が欲しいと思えるものを考えましょう。

読者に寄り添える本というのは売れる傾向にあります。

反対に、ただの自分語りでは売れません。自己満足の本を出すだけで良しとするのならそれでも良いですが、そうでない場合は相手のことを意識した本作りが必要です。

 

人と違った個性的な体験・経験を活かす

人と違った個性的な体験や経験を活かすのも一つの手です。

情報があふれる現代、多くの人が必要としているのはありきたりな体験談ではなく、個性的な体験談です。よく聞く話だなと思う情報に魅力など感じませんよね。

だからこそ、自分だけが持っている体験を活かしてテーマを決められれば自然と需要が高まるのです。

 

本にしたいと思ったからには、他とは違う特別な経験をした人も多いでしょう。それを全面に押し出し、一般的な体験談とは違うことを強調すると良いです。インパクトのある見出しと読みたいと思える概要にすることで、唯一無二の本になります。

 

本を出版する前に覚えておきたい3つの基礎知識

最後に、本を出版する前に知っておきたい3つの基礎知識を紹介します。

本が出版されるまでに要する期間、出版にかかる費用、売れる本を作るポイントなどを解説していきます。

 

①本が発売されるまでの期間

本が発売されるまでの期間は最短で1ヶ月、長ければ半年以上かかる場合もあります。これは出版社によっても違いますし、執筆がスムーズに進むかどうかや自分のやる気次第によっても変わってきます。

商業出版でビジネス書などを作りたい場合には専門的な内容が含まれることから、最短でも半年、長くて1年以上かかるケースが多いと言えます。

 

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②本を出版するための費用

本を出版する際にかかる費用は、自費出版だとしても人件費のみになる場合があります。今流行りの電子書籍の場合は販売手数料のみで良い場合もあり、思ったより安く済んだと言う人もいるでしょう。

ただし、商業出版としてビジネス書を出版する際には、200万円~2500万円程するケースがみられます。自分がどんな本を出版したいのか、予算はどれほどなのかによって変わってくると言えます。

 

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③売れる本を作るポイント

売れる本を作るポイントは、読者が求めている悩みを解決する本や、感情を揺さぶる本となることを意識することです。

例えば、今自分が抱えている悩みに寄り添って解決してくれそうな本というのは、その悩みに応じたプロが書いたものであれば多く読まれる可能性があります。

また、一喜一憂して本を娯楽として楽しみたいという場合には、人の感情を大きく揺さぶるような本が良いでしょう。

 

 

まとめ

本の出版の流れを知ると、出版に対して現実味が帯びてくるのではないでしょうか。

何も知らない状態で漠然と本を出したいと思っているだけではなく、どうやって出版まで漕ぎつけるのかを理解することでモチベーションも変わってきますよね。

そのためには、出版社が本を出したいと思うような企画書を書き、効果的に訴えかけることから始めてみましょう。

ここで紹介した内容は、商業出版として本を出すことを目指した場合のことになります。

本が売れることを重要視せず、予算もある程度はあるという場合には、自費出版であれば企画書を書かずとも本を出版することが可能です。一度自分に合いそうな出版社に相談してみるのも良いでしょう。

 

出版 資料

投稿者プロフィール

マーケティング出版プラス編集部
マーケティング出版プラス編集部
学生や子育て中のママなど、様々なバックグラウンドを持つメンバーが所属。

出版をもっと身近に感じてもらうために、自分の家族や友達にも読んでもらえるような、分かりやすく丁寧な記事づくりを心掛けています。

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