知名度と認知度の違いとは?

知名度と認知度の違いとは?

知名度と認知度の違いとは?

「知名度」と「認知度」には、似た意味があるように思えますが、実は違います。
新聞やテレビ、雑誌でよく使われる「知名度」の方が、聞いたことある方も多いかもしれません。

本の出版をするとき、知名度や認知度が高いほど多くの人に読んでもらいやすくなります。
これから本を出版する、もしくはすでに出版しており次回作を検討しているという場合には、知名度と認知度の違いを知り、それらを向上する方法に取り組むことをおすすめします。

ここでは知名度と認知度の説明と、それらの向上を図る方法を紹介していきます。

 

 

 

知名度と認知度の違い

本で例えると、知名度は作者の名前がどれだけ知られているか、認知度は作者がどんな人かまで知られているかの指標です。
以下に、それぞれの詳しい意味と、知名度と認知度を向上させることによるメリットについて解説します。

 

知名度とは

知名度は、本の作者の名前を聞いたことがある人がどれほどいるかの指標です。

著者の作品やプロフィールまで詳しく知っている人だけでなく、名前を聞いて知っている程度の人々も含まれます。
テレビや新聞、雑誌などマスメディアで取り上げられる機会の多い人ほど知名度が高くなりやすく、広く浅くたくさんの人に知られていると言えます。

知名度が高いと名前を見聞きしたとき興味を持たれやすく、本を手に取ってもらうチャンスも増えるでしょう。

 

認知度とは

認知度は、どんな作品を書いているかや作品の傾向、どんな経歴を持つかなど作者について深く知る人々がどれくらいいるかの指標です。
そのため作者名を聞いたとき、作品の雰囲気を思い出したり新作が作者らしいと感じたりする人が多ければ、認知度は高いと言えます。

認知度が高いと作品に興味のある人も多いため、本の購入につながると期待できます。
また作者の作品の傾向が好きなファンがつくと、本を出すたび購入してもらえるというメリットがあります。

 

知名度向上を図るには

認知度向上は時間をかけて行うものです。
そのため、まずは名前を知る人を増やす知名度向上を図る必要があります。

とはいえ大きな広告をうつには費用が高く、競争率も高いため、実績のない個人の場合は難しいですよね。

まずは初めて本を出版する人でも始められる、簡単な知名度向上の方法を以下に紹介していきます。

 

SNSの活用

FacebookやTwitterなどへ定期的に投稿し、名前をたくさんの人に知ってもらうようにします。

出版する本のターゲット層に合わせて利用するSNSを活用すると、その本に興味を持つ人と出会いやすいです。
例えば若者向けならTwitterやインスタグラム、TikTokなどがあり、ハイクラスで高めの年齢層にアプローチしたい場合にはFacebookがおすすめです。

ターゲットが複数ある場合はSNSも複数運用すると、ファンを獲得しやすいでしょう。

 

SEO対策をしたホームページの制作

今は、興味や疑問があると、誰しもがインターネット検索ですぐに調べることができるのが当たり前の時代です。

そのため作者や本についてもっと知りたいと思えば作者名で検索をかけ、検索結果上位の情報から閲覧していきます。
ところが、いくら作者自身の作り込んだホームページであっても、検索結果下位にしか表示されなければ多数の人に見てもらえる可能性が低くなります。

一方、SEO対策をしたホームページかつ情報も充実していれば、知名度向上だけでなく認知度向上にもつながります。

 

宣伝広報付きのプランを契約する

自費出版で本をつくる場合、編集担当がついて本の流通までをサポートしてくれる場合があります。
出版社によって契約プランの内容は異なりますが、本の宣伝・広報まですべてセットで行う会社もあります。
その規模は部数や流通範囲で違い、数が多く規模が大きいほど費用もかさむので、予算に見合った最大の知名度向上を図れるプランを選択しましょう。

 

認知度向上を図るには

作者を知っている人が多いだけでは、出版した本に興味を持つ人も多いとは一概には言えません。
作者自身に興味を持ち、本も読んでみたいと思う人を増やすためには認知度向上が必要です。

以下に、認知度向上の方法を挙げていきます。

 

自分の強みや特徴をまとめる

自分自身の強みを明確にし、それが伝わりやすいホームページづくりやSNS運営をしましょう。

例えば、作品の特徴や作者プロフィール情報などはできるだけ詳しく書き、内容に合ったデザインやカラーでホームページを作ります。

すでに本を出版している場合は、作品傾向をまとめてブランディングする方法がわかりやすいです。

 

ブログコンテンツの充実

認知度向上のためにブログが適している理由は、書いた記事が蓄積されていって時間をかけるほど膨大な情報量になるためです。

SNSは、情報発信が簡単で知名度向上には使いやすいですが、情報の流れるスピードが速いのです。

その点、ブログはまとまった文章を掲載できるため、一つの情報についての詳細な内容を投稿することが可能です。
作者に興味を持ってブログを訪れた人は、そこから作者自身についてより深く知ってもらえるというメリットがあります。

また、メールやSNSを活用してブログ更新をお知らせをする方法もおすすめです。
定期的に新規記事を投稿することで更新を楽しみにするファンが増えれば、出版した本の売上にもつながります。

 

求められている要望をはっきりさせる

ブログの運用やSNSを活用していると、だんだんと読者が作者に求めていることがわかってきます。
読者の要望を踏まえたうえで作品づくりをすることで、本の売上アップにもつながる可能性があります。

これは知名度向上だけでは見えてきづらく、認知度向上ならではのポイントです。

ブログやSNSに寄せられた反応や要望をまとめ、そのなかでもよく目にする意見を参考にすると良いでしょう。

 

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注意点

知名度や認知度向上を図るとき、成果につなげるために注意すべきポイントがいくつかあります。

以下に、二つ注意点を挙げます。

 

知名度向上だけで終わらせない

出版した本の売上をアップさせるためには認知度向上を目指す必要があり、知名度が高くなったところで満足しないようにしましょう。
名前が広く知られたところで必ずしもファンが増えるわけではありません。本の売り上げにはつながってこない可能性があります。

ですので、認知度が向上する方法を継続して行い、ファンを増やす努力を怠らないようにしてください。

 

ファンになってもらうという目的を忘れない

認知度向上のためにブログなどで作者の思いや経歴を発信することは大事ですが、ファンを増やすという目的を忘れないでください。
世間の人たちにより良い印象を与える点だけにこだわってしまうと、ファンは思うように増えません。

作者や作品のファンに喜ばれるオリジナルの情報発信が認知度向上には必要です。

ファンを前提としたPRや広報戦略ができれば、売上アップにもつながりやすくなります。

 

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まとめ

知名度と認知度のどちらが欠けても、本の売上アップにはつながりません。
まずは知名度向上のため、SNSや広告を活用して作者名をできるだけ多くの人に知ってもらいます。
あわせて認知度向上にも取り組み、作者自身や作品のファンを増やすことで出版した本の売上アップを目指します。

知名度があがり認知度も高くなると一定数のファンを獲得するため、ある程度の本の売上が見込めます。

その結果、部数が多く全国に流通する本の出版も目指すことができます。

 

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投稿者プロフィール

マーケティング出版プラス編集部
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学生や子育て中のママなど、様々なバックグラウンドを持つメンバーが所属。

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