デジタル時代の今、あらためて本の魅力を考える

デジタル時代の今、あらためて本の魅力を考える

ここ数年、「活字離れ」「出版不況」という言葉を耳にする機会がずいぶん増えたように感じます。

全国出版協会が発行している「出版指標年報」によると、書籍の出版点数は平成25年度をピークに減少し続けており、ここ数年は「出版不況」と言わざるを得ない状況です。

ここでは、そんな本を取り巻く時代の変遷とともに、改めて本の魅力を読み解き、さらには出版マーケティングという分野や出版コンサルタントについても紹介していきます。

 

本の魅力は失われたのか

「出版不況」と言える状況には、読み手側のライフスタイルの変化が大きく関係しています。

文化庁が行っている「国語に関する世論調査」によれば、平成25年度で全体の約6割の人が、「読書量が減っている」と答えており、日本人の「活字離れ」が進んでいることがうかがえます。

また、この調査では読書が及ぼす良い影響として、「新しい知識や情報を得られること」、「感性が豊かになること」、「豊かな言葉や表現を学べること」、そして「想像力・空想力を養うこと」を挙げる人が多く見られました。

さらに約7割の人が、今よりも多くの本を読みたいと思っていると回答しています。

このことから、本を出版する側にとっては苦しい状況ではありますが、本が持つ魅力は決して失われてはいないことが分かるのではないでしょうか。

次に、具体的な本の魅力とは何か、電子書籍との比較という観点から紐解いてみましょう。

 

本であることの良さ

一覧性・概観性

紙の束である本は、連続した1枚の紙ではなく何枚もの紙が綴じられています。

その一方で、単行本や漫画、文庫本などを電子データ化し、それを電子機器のディスプレイ上で読めるようにした書籍のことを電子書籍といいます。

この電子書籍は、電子機器の機能を使えば「パラパラめくる」ことも不可能ではありませんし、目的のページに一度で到達することも可能です。

しかし、本は自分のペースで読み進めやすく、電子書籍と比較すると一覧性・概観性があるという点において勝っていると言えるのではないでしょうか。

 

いつでも本の世界に没頭できる

紙の本であれば、一冊の本と自分の身体さえあれば、いつでもその世界に没頭できます。

「すぐに見られる、いつでも見られる」

これは、本の大きな魅力の一つです。

 

一方、電子書籍の場合、保存されているのは文字ではなくデータです。

そのデータを読むためには、スマホやタブレットなどの端末および充電やネットワーク環境が必要です。電源が切れたり、ネットが繋がらなくなったりすることで、読みたくても読めない状況に陥る心配もあります。

 

所有すること

本は実体を伴う「物」なので、手に取って触ることができます。

重さや手触り、ページをめくる感覚など、本が好きな人がおそらく最も大切にする感覚ではないでしょうか。

また、お店で売られていた「物」が自分の「物」になることで、所有欲も満たされます。

読み終わった後は、古本として売ることもできます。

 

一方で電子書籍を選ぶと、新しい「物」を入手したという喜びが感じにくいのではないでしょうか。

本のように読み終わった後に売ることもできません。

 

実体を伴う「物」であることは、パソコンやスマホのディスプレイで見る電子書籍にはない、紙の本ならではのメリットと言えます。

 

信頼性の向上

本でも電子書籍でも、内容に違いがなければ読み手に伝わる知識や情報は同じです。

しかし、伝わる知識や情報の価値はどうでしょうか。

現代は、インターネットで情報を得ることが当たり前になっている時代です。その一方で、インターネットでは得られない「信頼性のある」知識や情報が本では得られると考えている人が多くいます。

 

インターネットで得られる情報は基本的には無料であり、誰でも情報を発信したり受け取ったりすることができます。しかし、本のように厳しいファクトチェックや専門家の監修がないコンテンツも多く、不正確な情報が出回っているのも事実です。

多くのユーザーはある程度そのことを理解した上でインターネットを利用していますが、優良な情報を得たい場合には、必要に応じて信頼できる有料の「本」を購入したいと考えるのは当然の流れと言えるでしょう。

 

 

出版マーケティング

従来に比べて書籍が手軽に出版できるようになった昨今では、書籍を利用した出版マーケティングも注目されています。

出版マーケティングは集客や商品・サービスの認知向上を目的とする新たな企業のブランディング戦略を担うキラーコンテンツとも言えます。

 

特に以下のようなメリットが期待されます。

・企業のブランディングやマーケティング

・信頼の獲得

・長期にわたる反響

 

書籍を出版したうえで広告を出すなどして告知していけば、メディアミックスによる相乗効果も期待できるでしょう。

出版マーケティングをより効果的に利用したい場合、ただ出版するだけではなく出版後にも継続して戦略的にマーケティングを行う必要があります。

後述する出版コンサルタントの中には、出版後にも手厚いサポートをしてくれる会社もあります。

一時的なものではなく、長期的な効果を期待できる書籍だからこそ、こうした出版マーケティングを利用して自社製品・サービスのブランディングを行いたいと考える経営者も多いのです。

 

出版コンサルタント

「世に自分の本を出してみたい」と考える方は意外と少なくありませんが、出版といっても、思い立ってすぐに始められるものではありません。

本を出版するためには、企画から執筆、印刷製本、流通とさまざまな工程があり、出版についての知識や経験のない人が本を出版したいと思っても、何から始めればよいか見当もつかないものです。

それを解消してくれるのが、出版コンサルタントです。

多くの場合、著者の目的に合わせて企画書作成へのアドバイスや出版社への持ち込みや交渉をしてくれるほか、ライターを紹介してくれたりもします。

 

まとめ

近年では、社会全体でデジタル化が進んでいます。電子書籍の普及もますます進んでいくでしょう。

それでも本には、すぐにその場でパラパラとめくって中身を見ることができたり、著者への信頼度が向上したり、出版マーケティングによる企業のブランディングなど、電子書籍にはないさまざまなメリットがあります。

また、約7割の人が、「より多くの本を読みたい」と考えていることから、本の魅力は衰えておらず、今後もさまざまな可能性が秘められていると言えるでしょう。

 

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