今回は『知識ゼロからでもわかるように、相続についてざっくり教えてください。』を出版されました、石倉公認会計士事務所代表、石倉英樹さんにお話を伺ってきました。
この本を出版してから、お客様との「共通言語」が出来て、自分からどうしたい、今何をしているかをお客様から伝えてもらう機会が増えたそうです。
一体この本はどんな工夫がされているのでしょうか?
「マーケティング出版プラス」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
聞き手:こんにちは。よろしくお願いいたします。
まず、この本を出版しようとした経緯について教えてください。
石倉さん:巷には相続関係の様々な本があり、セミナーやインターネットでの情報も多岐に渡ります。
様々な情報が溢れているので、やはりお客様の中には混乱している方もいらっしゃいました。
「相続税で家が取られちゃうのでは?」「揉めたら裁判所に行くの?」などの不安の声も多く聞いてきました。
そこで、巷に溢れている情報を一旦整理して、編集して発信しようと考えました。
相続に関して、なにか「地図」のようなものが作れたらいいな、と思い出版に取り掛かりました。
聞き手:この本のポイントはなんですか?
石倉さん:全編対話式になっているところです。知識ゼロの方でも、自然と相続の全体像がわかるようにしました。
また、相続の手続きを「山登り」に例えていますので、相続山を登っていけば自然と手続きが終わっているんです。
1~2時間で負担なくさらっとと読めてしまう本であるところがポイントです。
聞き手:相続山のアイデアはいつ出たんですか?
石倉さん:本を書きだしたときは全然方向性が固まっていませんでした。原稿を進めていくうちに、どうすればより分かりやすく、自然な形で伝わっていくかを考えました。
そこで、相続を何かに例えられないかと考えたときに、海でもない、川でもない、あ!山だな、と思いました。
聞き手:この本は相続山の「裏ルート」も見どころではないですか?
石倉さん:その通りです。この本の後半には裏ルートがあります。正面から相続山を登っていくのは大変です。しかし、裏ルートにある生前対策をしていると、相続山を難なく攻略することができるんです。
聞き手:実際に読者の方からの反響はいかがでしたか?
石倉さん:読者の方から「今5合目にいます。その後手伝ってください」と問い合わせがありました。
この本を読んだ方は、相続でなにをすればいいかが分かっていて、道に迷っていないんだなとフィードバックをもらって分かりました。
また、「うちには子どもはいません。兄弟がいますが、私の資産は姪っ子、甥っ子に渡したいです。そのために遺言書を書きたいので裏ルート通ります」とおっしゃった方がいて、こちらが説明をしなくても、自分がどうしたいか、そのためにどんなことをする必要があるのかを皆さんわかってくださるんです。
聞き手:お客様が自分で方向性を決めて、自分でできるところは自分でした上で専門家に相談しているんですね。
石倉さん:そうですね。また、取引先の方からも感想を貰いました。不動産屋さんや保険会社さんはよく相続の相談を受けるそうです。ですが、相続の説明をするのが今まで難しかったのに、この相続山に例えて説明をしたらお客さんが勝手に理解してくれて、相談にのりやすかったとのお声を頂いています。
相続を考える当事者だけでなく、相続関連でお仕事をされている方にとっても「相続山」は使いやすいとのお声を頂いています。
聞き手:一般のお客様だけでなく、相続関連で働く人にとっても有意義な本なんですね。
では、この本を読む方に向けて、メッセージをお願いします。
石倉さん:できれば亡くなる前の元気なうちに読んでいただいて、相続山を真正面から登るのが大変だということを知ってもらい、多くの方が裏ルートを使って相続山を攻略してほしいと思います。
また、一般の読者の方だけでなく、相続関連でお仕事をされている方にも読んでいただいて、相続山という概念、コンテンツを自由に使っていただきたいと思っています。
私1人の力には限界があるので、業界全体で相続に困っている方をサポートしていけたらいいなと思っています。
私は社会人落語家として、相続を落語で伝える活動もしています。
みなさんのお近くで相続落語をやることもあるかと思うので、そのときはぜひ親子で一緒に聞きに来てください。
聞き手:相続のことが落語になっていると、幅広い年代の方が楽しく相続で必要な知識を学べますね。
本日はありがとうございました。
石倉さん:こちらこそ、ありがとうございました。
知識ゼロでもわかるように 相続についてざっくり教えてくださいhttps://www.amazon.co.jp/dp/4862808204 知識がゼロの方でも、相続を失敗しないために最低限必要な知識を素早く理解できる対話式のオリジナルストーリー。「相続」は誰もが1度は直面する問題です。そのときに、戸惑うことなく相続を進めるためにどうすればよいか、生きているうちにやっておいた方が良いことは何なのかを、「相続専門の税理士」の視点からわかりやすく説明したのが本書です。身近な方が亡くなったときに最初に気をつけなければいけないのは、相続手続きにはあまり時間がないということ。「役所手続き」「相続人の決定」「遺産探し」「遺産分け」「相続税の申告」などを期限内に完了しなければならないのです。本書は、相続を“山登り”に例え、一本筋の通ったストーリーになっていますので、読み終えたころには相続について失敗しないだけの知識を身につけることができるはずです。 |
投稿者プロフィール
- 学生や子育て中のママなど、様々なバックグラウンドを持つメンバーが所属。
出版をもっと身近に感じてもらうために、自分の家族や友達にも読んでもらえるような、分かりやすく丁寧な記事づくりを心掛けています。
これからも有益な記事を日々発信できるよう、尽力していきます!
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