今回は、書籍『世界一やさしいコンサルティングプロジェクトの説明書』を出版されました、株式会社ストラテジーテック・コンサルティング 代表取締役の三浦大地(みうらだいち)さんにお話をお聞きしました。
コンサルタントとはどういう仕事をするのか、現役コンサルタントが実際のコンサルティングプロジェクトの事例を開示した本書の魅力を見ていきましょう。
三浦大地 (みうら だいち) 株式会社ストラテジーテック・コンサルティングを2019年11月に設立。 戦略・ITコンサルティング事業、SaaSプロダクトサービス事業、メディア事業を主な事業とし、デジタルイノベーションをクロスボーダーに展開。 戦略コンサルタントとテクノロジースペシャリストを有する「知的専門家集団」として、ストラテジー(戦略)とテクノロジー(IT)の融合を提唱し、ストラテジーテックでイノベーションを起こし続ける会社を目指し、日々奮闘している。 |
聞き手:こんにちは。まずは三浦さんの経歴と現在のお仕事について教えてもらえますか?
三浦さん:青森県弘前市生まれの43歳です。
事業としては大きく三つで、戦略・ITに関するコンサルティング事業と、SaaSプロダクト事業と、メディア事業という三つの事業を行っています。
会社を起業する前は、一社だけでサラリーマンの経験しかないんですけども、立ち上げから入らせていただいたコンサル会社があって、そこに二十数年ボードメンバーとして勤めさせていただきました。
稼ぎたいと思って働いていたんですけども、年収もそれなりにもらえるようになり、会社も一部上場をしてストックオプションももらいました。ある程度稼げたので、30代後半で引退することにしました。
引退後、投資家として活動し始め、国内外で不動産を買ってみたり、朝はジムに行ったり、日中は比較的ゆったりしていたんですが、そんな日々に飽きてしまい、バリバリ働いていたころが懐かしくなってしまって、結局自分で会社を始めてしまったという感じです。
聞き手:書籍を出版されたきっかけは何ですか?
三浦さん:コンサルティング業界に興味を持ってくれる人が1人でも増えてくれたらいいな、そのきっかけに本書がなってくれるといいなと思ったのが理由です。
また、創業してまだ間もないという事もあり、できるだけ弊社の事を知っていただく事という目的でもありました。
弊社には年間100名以上採用したいという計画がある中で、社歴が短かったり、規模が小さかったり、売り上げがまだ立っていない状態だと、入社するかどうか検討いただく方に心配されることもありました。書籍を出版している会社となると、ちょっとは安心してもらえるかなとも思っていました。
まず、コンサルタントを知らない人に、コンサルタントという職業を知ってもらうために1冊目の『世界一やさしいコンサルタントの説明書』というものを出させていただきました。
そして、コンサルタントに興味を持ってもらった人により詳しい仕事内容を知ってもらうために、2冊目の本書で、「コンサルタントのプロジェクトの事例」を可能な限り開示させていただきました。
聞き手:執筆から出版まではどれくらいの期間でしたか?
三浦さん:1冊目は書くのに2週間くらいで、出版するまでは2カ月くらいでした。2冊目の本書は書くのに1カ月くらいで、出版までは2カ月くらいだったと思います。
1冊目はほとんど僕が書いたんですけど、2冊目は社員みんなで書こうと僕から声掛けをして、8人ぐらいで書いたと思います。
個人的には20歳くらいからブログを毎日のようにずっと書いていましたので、文字を書くのは好きなほうだったんだと思います。本の執筆については、ブログの延長線上みたいな感じで書いた感覚ですね。
書くとなったら、だらだら何日もかけて書くよりも、1日でできる限り書いてしまったほうが気が楽なので、1日3~5万字くらい一気に書いていました。
また、個人的に本を読むことが多くて、経済、哲学、心理学、歴史、宗教、経営とか、1000冊以上読んできたんです。家中が本だらけなんですけど、それだけ読んでいたので、こんな感じで書くのかなというイメージは持てていたんだと思います。
聞き手:本にするメリットとは何ですか?
三浦さん:ゆっくり落ち着いて読んでいただけるという事ではないでしょうか?
紙の手触り感があるほうが集中して読めるという方もいらっしゃるかもしれませんね。
聞き手:前回の『世界一やさしいコンサルタントの説明書』と、今回の『世界一やさしいコンサルティングプロジェクトの説明書』の特徴は何ですか?
三浦さん:コンサルタントという職業はどんな職業かという説明をさせていただいたことと、コンサルタントが実際に取り組む仕事の内容というのはどんなものかということを、それぞれ表現させてもらったという認識です。
実際のプロジェクトの事例を交えながら解説させていただいているので、失敗や成功の秘訣などを学んでいただけるような内容になっていると思います。
聞き手:2冊目を出版して反響はありましたか?
三浦さん:弊社に応募いただける方が増えたという意味ではあったと思います。
あとは、「本を読みました」と言われる機会もけっこう増えました。
聞き手:今後の展望や構想はありますか?
三浦さん:次はコンサルティング分野の中でも、ケーススタディやフレームワークに関することについて書かせていただけたらなと思っています。
聞き手:読者に向けてメッセージや会社のPRをお願いいたします。
三浦さん:出版させていただいた本書は、コンサル業界に興味を持っている方に、より深くコンサルという世界を知ってほしいという思いで書かせていただいたものになります。
また、企業の経営者の方にとっても、コンサル会社の活用についてイメージを持っていただくきっかけになるのではないかと思っています。
株式会社ストラテジーテック・コンサルティングでは「革新的で新しいコンサルティングサービス」をグローバルに実現していくことを目指しています。
聞き手:それでは、インタビュー取材は以上になります。本日はありがとうございました。
『世界一やさしいコンサルティングプロジェクトの説明書』の詳細はこちら 本書は現役として第一線で活躍するコンサルタントが、実際に担当したプロジェクトを、「成功」「失敗」「失敗から成功へとリカバリーした事例」と3種類に分け、解説していく事例集です。各事例の最終ページにプロジェクトのまとめページがついているので、成功のポイント、失敗のポイント、当初は失敗が予想されたが、リカバリーして成功へと導いたポイントを体系的に学べます。プロジェクトはどうしたら成功するのか? そしてなぜ失敗してしまうのか? その秘訣を徹底的に分析します。コンサルティングプロジェクトに関わるすべての人に読んでほしい1冊です。また、現在ではまだ希少なDXコンサルティングプロジェクトの成功事例が収録されているのも注目のポイントです。前作『世界一やさしいコンサルタントの説明書』ではカバーしきれなかったコンサルタントの業務内容をわかりやすく説明し、業務イメージをつかめる内容になっています。 アマゾンURL |
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