本の流通の仕組み「配本制度」とは

書店

 

本は「委託販売」で取引される特殊な商品であるため、他の商品とは違うルートを経て流通しています。

今回は本の流通の仕組みである「配本制度」について、わかりやすくご紹介します。

【この記事でわかること】

  • 本の流通の仕組み
  • 「取次店」の役割
  • 「配本制度」とは

 

 

出版 資料

本は返品できる商品


本は他の商品のように買い切り商品ではなく、預かり(委託)商品です

委託販売なので、書店は売れ残った本を出版社に返品することができます

 

返却が可能であることにより、書店は小さいリスクで多くの種類の本を販売することができます。

また、このシステムによって消費者は全国一律の安い価格で本を購入することができます。

 

本が消費者へ届くまでの流れ

本 流通

 

本は発行元や発売元から取次店(とりつぎてん)を経由し、書店へ運ばれます

 

当WEBメディアを運営するラーニングス株式会社では、発売元となる会社に販売を委託しています。

発売元が、ラーニングスと取次店とのあいだに入り

  • 書籍の出品・返品
  • 売上の集金
  • 売上金の発行元への送金

を行っています。

 

出版取次

 

出版取次(しゅっぱんとりつぎ)とは、出版社と書店の間をつなぐ流通業者を指します。

単に、取次とも言われます。

それぞれの書店は決まった取次店とお付き合いをしています。

 

取次店は

  • 全国の書店への書籍の配本・納品
  • 代金の集金
  • 売れ残った本の回収

を担っています。

 

主な出版取次会社

 

業界団体である日本出版取次協会の加盟会社数は、2022年10月現在19社です。

このうち日販とトーハンが二大取次と呼ばれており、この2社がシェアの70%以上を占めています。

 

●日販

日本出版販売株式会社(通称、日販)は売上業界No.1の出版販売会社であり、業界最大手の取次会社です

日本出版配給が母体です。

 

●トーハン

株式会社トーハンは東京都新宿区に本社を置く出版物専門商社であり、業界第2位の取次会社です。

日本出版配給が母体です。

 

「配本」とは


取次は仕入れ部数を決めた後、仕入れた商品をどの書店に何冊送品するか決定します。 

この作業を「配本」といいます。

 

取次の配本担当者は、仕入時に出版社から入手したその本の特性や、各書店の規模・立地・客層などを参考に配本する部数を決めます。

たとえば、ビジネス書や自己啓発書はオフィスビルが多い地域の書店を中心に配本したり、漫画や子育ての本は子どもの多い地域の書店を中心に配本したりといった具合です。

このように、本は出版社から取次による配本を経て、書店に流通しています。

この配本制度があるおかげで、大手や老舗ではない出版社の本でも書店に置いてもらえるのです。

「配本制度(委託配本)」の流れ


取次が出版社から本を仕入れ、委託扱いで書店に配本することを「委託配本」と言います

 

本 流通 配本

 

著者と出版社で初版発行部数を決め、取次店に希望する配本部数を伝えます。

(発売元に委託している場合は、発売元を経由して取次店に伝えます)

 

ラーニングスでは、基本的に3,000部発行するプランをご用意しております。

その後取次店は、データをもとにどの書店に何部を配本するか決定します。

 

書店から返品される流れ

 

本 返品


書店に本を置くにはそのスペースを作る必要があるため、一定期間経って残った在庫は出版社に返品されることがあります。

配本を行った本の委託期間は、基本的に6ヶ月間です。

しかし、書店の判断で6ヶ月に満たない短期間で返品されたり、逆に1年以上経った後に返品されたりすることもあります。

 

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まとめ

 

今回は、本の流通の仕組みである「配本制度」や「委託配本」について解説しました。

本は一般の商品と違い返品ができるシステムを採用していることによって、消費者に安い価格で届けることができています

 

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