【行政書士の自費出版】「終活」への認識を変えたい!そんな思いが込められた著者のリアルな感想

 

今回『90分でざっくりわかる!終活の本』『ステイタスノート』を出版されました、本木行政法務事務所代表行政書士であり、一般社団法人ProFamilia終活協会代表理事でもある本木千津子さんにお話をお伺いしました。

本木さんは、市役所、区役所、郵便局などでの相続無料相談の経験などを通して、遺言、相続手続きを多数手がけてきました。

お仕事をされていく中で、遺言を作成した高齢者の生活を支える必要性を感じ、2019年7月に一般社団法人ProFamilia終活協会を立ち上げました。

どうしても相続、終活というと、多くの方がネガティブなイメージを持ってしまいます。

本木さんはそんなイメージを変えたいと思い、今までにない、わかりやすく、ポジティブに終活に取り組めるような本をイメージしてご執筆されました。

そんな本木さんに、執筆の進め方や、出版した本の活用方法、これから本を読む方に向けてのメッセージなどをお聞きしました。

本木さんの親しみやすく、相談者に寄り添って物事を解決する姿勢が随所から感じられる素敵な本をどうやって生み出したのか、マーケティング出版プラスだけの特別なインタビューです!

 

本木千津子(もとき ちづこ)
一般社団法人ProFamilia終活協会代表理事、本木行政法務事務所代表行政書士、終活アドバイザー。本木行政法務事務所では相続の相談を専門としています。また、一般社団法人ProFamilia終活協会では、 士業、FP、不動産業、介護コンサルなどの専門家と提携して ワンストップのサービスができます。

 

出版した本を名刺の裏に!その効果は!?

 

聞き手:本日はインタビューのお時間ありがとうございます。

2019年のポッキーの日(11月11日)に本を2冊同時出版されましたよね。

今回は本を出版するに至った経緯や、その後の周りの反応についてお聞かせください。

 

本木さん:よろしくお願いいたします。

 

聞き手:インタビューを始める前に、新しくなった名刺をいただきましたが名刺の裏に著書を載せていらっしゃいますよね。

 

 

本木さん:はい。これが結構お仕事につながることも多くて。

 

聞き手:そうなんですね!名刺には著書の横にAmazonの売れ筋ランキングで2位、3位になったことも書かれていますし、ご自身の能力をわかりやすく相手に伝えられているからだと思います。

 

本木さん:ありがとうございます。名刺に載せると、やはり初対面の方とお話しするきっかけにもなりますし、また、「本を出した人」と認識してもらえるので、信頼していただきやすいのかなと感じております。

 

聞き手:行政書士というお仕事だと、結構お客様のパーソナルな部分を聞き出してお仕事していくことになりますよね。

 

本木さん:そうですね。だからこそ、著書を名刺の裏に載せることで、信頼度が上がり、安心して任せて頂けるきっかけになっています。

 

 

本を書こうと思ったきっかけは?

 

聞き手:では、まず本を書こうと思ったきっかけがありましたらお聞かせください。

 

本木さん:もともと、私が今力を注いでいる仕事の構想があって、それを世に広めたいと思ったのと、やはり信頼されることが重要になってくるので、自分の名刺代わりの本があったらいいなと思って出版を考えるようになりました。

 

聞き手:本木さんは相続や終活がご専門で、今回は終活をテーマに書かれましたが、工夫されたことはありますか?

 

本木さん:そうですね、一番はわかりやすい本を書くことに注力しました。

 

聞き手:本木さんが書かれた本の内容は、普通だと漢字ばかりの、すごく堅苦しい、とっつきにくい本になってしまいますよね。

 

本木さん:そうなんですよ。だからこそ、現在終活中の方、これから考える方が読みやすい本をイメージして作りました。

工夫としては、文字だけでなく、適宜図やイラストを加えて、より親しみやすい本をつくりました。

 

聞き手:私も読むときに肩ひじ張らず抵抗なく読み進めていくことができました。

 

本木さん:ありがとうございます。

 

聞き手:表紙もとてもポップで見る人を惹きつけますよね。また、同時に出版されたステイタスノートと色味があっているのもとても素敵です。

 

本木さん:終活の本だと、やはりテーマがテーマなだけに暗い印象を受けますが、それを変えたくて、今回は緑色で統一しました。少しでも爽やかな気分で読んでもらえていたらうれしいです。

 

聞き手:本を読まれる方の気持ちの面も考えて作られたということで、本木さんのお人柄が内容だけでなく表紙にも表れていますね。

執筆はどのようなスケジュールでされましたか?

 

本木さん:夏休みのように集中して書き上げました。大体3週間くらいで執筆したと思います。

 

聞き手:そうだったんですね。では、実際出版されてみて周りの反応はいかがでしたでしょうか?

 

本木さん:お客様が買ってくださったり、また、本を読んでくれた方がお客様になったりと反応は上々です。

また、友達が親へのプレゼントとして買ってくれたり、あとは同業者や経営者の友人も買ってくれました。

「読みやすかった」「ビジネスのヒントになった」など嬉しい感想を多く頂いています。

 

聞き手:親しい方々にもご好評で良かったです。それに、私もこの本の読みやすさは本当に実感しています。

また、「ビジネスのヒントになった」とのお声もあったとのことで、やはり本木さんがどんなことお仕事をされているか、どういった思いでお仕事をしているかがしっかりと読み手に伝わっている証拠だと思います!

 

本木さん:予想していた以上にみなさん読んでくださって、感想をおっしゃってくださるのでとても嬉しいです。

また、初対面のお客様が、名刺の裏を見て「あ!見たことある」っておっしゃってくださったことがありました。本当に見たことがあるのかはわからなかったですが、そうおっしゃって頂けてうれしかったです。

 

聞き手:自分が作った本を知っていて貰えると嬉しいですよね。

本木さんにご相談に来る方の多くは高齢者の方だと思いますが、著書を買われた方はいらっしゃいましたか?

 

本木さん:はい。アマゾンでの発売なので、ご高齢の方が買われるのは難しいかなと少し心配していたのですが、みなさん頑張って買ってくださって、感想も伝えてくださいます。

 

聞き手:それはよかったですね。

幅広い年代の方が使われるアマゾンでの流通だからこそ、いろんな方に読んでいただくチャンスがありますよね。

では次に、一般社団法人ProFamilia終活協会へ相談される方の相談内容はやはり「終活」についてが多いと思いますが、本木行政法務事務所では、主に相続についてのご相談が多いとお聞きしております。本木行政法務事務所にいらっしゃるお客様からは終活の本はどういう反響がありましたか?

 

本木さん:旦那様が亡くなって相続の相談にいらっしゃった奥様が、名刺を見て相続の後に買ってくださり、ご自身の終活のご相談に見えられるといったケースがありました。

本木行政法務事務所で出版した本を使うイメージとしては、このように相続の相談にいらっしゃった方が本を読んで終活にも興味を持ってくださり、それについてもご相談していただくことが理想ですね。まだ数的には少ないですが、これからも本を活用していきたいと思います。

 

聞き手:相続と終活と一括でサポートができるほうが、お客様にとってもより良い課題解決に繋がると思います。

同時出版した『ステイタスノート』に込めた想いとは

 

本木さんは終活の本と一緒に『ステイタスノート』も出版されましたよね?
最初は弊社ではなく別の印刷会社さんで作られるご予定だったとか

 

本木さん:そうでしたね。もともと名刺の印刷をお願いしている会社にお願いしようかと思っていました。本は難しいけどパンフレットなどは作れるとのことで、ノートなら作ってくれるかなと思って。

ちょうどノートを作り始めようとした時に本の出版の話があったので、どうせならノートも出版したいなと思いました。

 

聞き手:ご相談いただけて嬉しかったです。うちとしても、書き込み式のノートタイプの本の出版としては初めてだったかと思います。手に取ってみると、本当にノートですよね。

 

本木さん:表紙のデザインをしてくださった方がとても綺麗にノートに見えるように表紙を作ってくださいました。

 

聞き手:ありがとうございます。本人に伝えたら喜ぶと思います。

本木さんは、そもそもこのノートをどういった思いから作られたんですか?

 

本木さん:これまで、いわゆるエンディングノートをいくつも見てきましたが、説明が多くて自分で書けることが少ないものもあり、もっとシンプルにして書き込めるものが多いものを作りたいと思いました。

例えば、葬儀屋さんが配っているエンディングノートを見ると、位牌の写真や葬儀の時の音楽や葬儀に呼ぶ人の名簿欄など葬儀に関することが重視されています。

でも、私はそれ以外に財産や処分しないでしてほしい荷物、ペットの行き先などの希望がまんべんなく書きこめるオリジナルのノートが作りたいなと思っていました。

私の一番の思いとしては、自分自身の人生を見つめ直して、これからの人生をどう生きるかを考えるきっかけとなるノートが作りたかったんです。

 

聞き手:中を拝見すると、かかりつけ医や持病、保険証番号などの自分の基本情報はもちろんですが、自分の人生の振り返りや、認知症になった場合どんな施設に入りたいか、どういった生活をしたいかなど、自分の考えを書き込む場所が多いですよね

 

本木さん:はい。自分の考えをしっかりとノートに書き込むことで、いざというときにノートが残っていれば自分の希望を周りの人に伝えられますし、周りの人もその方の気持ちや願いを大切にすることができます。

 

聞き手:トピックに沿ってノートに書き込むことで、より深くこれまでの人生とこれからの人生をしっかりと考えることができるので、より素晴らしい人生を歩むきっかけになりますね。

ちなみに、このノートはどういったご活用をされる予定だったんですか?

 

本木さん:お客様にお配りして、ご自身のご相談内容について考えて頂くきっかけになったら嬉しいなと思ったのと、コロナ渦になる前は無料相談会やセミナーなども行っていたので、そこで活用する予定で作ろうと思いました。

 

聞き手:このノートを見ると、書き込む場所だけでなく説明もしっかりあるのでどういったことを考えなくてはいけないのか、終活全体のことが簡単にわかりますよね。それに、自信の抱えている問題も一目でわかるのでとても素晴らしいと思います!

では、最後にこの本を読まれる方に向けてメッセージをお願いいたします。

 

本木さん:はい。

終活というと、みなさん暗いイメージをお持ちで、どうしても明るい気持ちで取り組める方は少ないかと思います。ですが、私は終活を「エンディング」ではなく「ステイタス」自分のことを見つめ直すきっかけと考えて頂きたいと思っています。生きている間は少しでも明るく過ごしていただきたいですし、そのお手伝いができれば嬉しいです。

この本を読んだ方には、ぜひ前向きな気持ちで「終活」について考えて頂きたいです。

 

聞き手:どうしても明るいイメージをもちにくいテーマですが、自分のことを見つめ直すという考えで取り組めば、構えずに自分の気持ちに素直に物事を考えることができそうです。

 

本木さん:私の本が、少しでも「終活」を考える方にとって元気をあげられていたらうれしいです。

 

聞き手:本日はお忙しい中ありがとうございました。

 

本木さん:こちらこそ、ありがとうございました。

 

 

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