いざブランディングを展開していく際、必要な要素が揃っていなければ成功は難しいと言えます。

何が必要で具体的にどのような内容なのかを知り、今後の展開に役立てていくことが大切です。

今回は、ブランディングに必要な要素について解説します。

 

確立していくために必要な要素

ブランディングは、消費やサービスを広く一般に広めて消費者のイメージに残るような状態にすることです。

上手に確立させていくには、以下の3つの要素を重点的に考える必要があります。

 

誰にとってのブランディングか(ペルソナ)

商品やサービスが、いったい誰に向けて作られている物なのかを明確にしなければなりません。

いくら良い物であってもここが曖昧になっていると、受け取る側にも刺さりにくいです。

当てはまる対象が広すぎるサービスはすでに世の中にあふれています。その中から突き抜けるためには、より詳細なターゲット提示が必要です。

 

例えば、「20代男性向け」という打ち出し方よりも、「20代で〇〇の経験がある男性」と絞って言った方が訴求先も分かり易くなります。

ある程度少数派に絞って展開することで、そこからの相乗効果で拡散される可能性も出てきます。

消費者のニーズに当てはまるもように訴求していくことで、万人受けする当たり前の物ではなく必要な人にとってなくてはならないものに変わっていきます。

 

世界観を大切にする(ブランドコンセプト)

消費者は常に好意的な体験ができることを望んでいます。

それを叶えることができるものやサービスを特別視し、愛用し続けます。

分かりやすい例でいうと、ユニバーサルスタジオは映画の中に入り込める世界観を大切にしています。

当初は子供向けに経営をしていましたが、映画の本来の良さを知っている大人向けにも展開することにより、経営不振から脱却しました。

「映画の中に入ってみたい!」とか「憧れのあの世界観を体験したい」という願いにしっかりと寄り添い、内容や建物の細部までこだわることで今でも絶大な支持を得ています。

ブランドコンセプトは、体験できるすべてのことに影響を与えます。ブランディングの軸となってくる部分ですので、ここにおいての綿密な計画は重要です。

 

役割を持たせる(ブランドポジショニング)

「〇〇と言えば■■」のように、消費活動の中で一番初めに連想することがあります。

これはブランディングに成功している企業が特に連想されやすいでしょう。例えばネットショッピングと言えばアマゾンといったように、誰でも最初に思い浮かべるような内容です。

特定のジャンルにおいて、自社のブランドでしか実現できない内容を知ってもらうことが大切です。

 

先ほどの例だと、ネットショッピング業界で世界規模の市場を持ち、比較的安価で手に入りやすいサイトという役割を果たすことで消費者のイメージに残りやすくなっています。

ポジショニングは、他社との差別化を図るのではなく独自に展開していける強みを見つけていくことです。

それを打ち出すためには、時代の流れにとって自社がどのようなサービスで役に立てるかを考える必要があります。

 

訴求していくために必要な要素

ブランディングを効率よく世間に広めていくために必要な要素があります。

今やインターネットが主流となっている世の中で、どのようにすればよりスピーディーに行えるか、利用できるツールで考えてみましょう。

 

既存のメディア

おおよそ20年ほど前までは情報発信の中心はテレビや新聞などで、CMや新聞広告などに載せて企業の商品やサービスを知ってもらい、地道に展開していくのが主流でした。

現在でも既存のメディアを使い訴求している企業もたくさんあります。

一例をあげるとテレビショッピングなどがその対象となります。

ネットなどをうまく使いこなせない層に向けて、より生活が便利になるようなグッズを使って見せて、疑似体験させることでそのブランド力を上げています。

扱う商品の傾向なども各社で違うため、それぞれのポジショニングも分かりやすく多くの消費者の支持を集めているのです。

 

SNSなどのコミュニケーションツール

インターネットが普及して依頼、我々の生活になくてはならなくなったのがSNSなどのコミュニケーションツールです。

より手軽に、より多くの人と繋がれるこのシステムは、拡散スピードも速く、効率的に情報を発信する場所としては最適と言えます。

今ではほとんどの企業がSNS上にアカウントを持ち、情報発信に力を入れています。

また、SNSを更新する担当、いわゆる「中の人」次第で独自性を打ち出せます。そこを発信源に人気が出たサービスもあり、それぞれ工夫が凝らされています。

 

メディアリテラシー

テレビや新聞、それにSNSなど拡散するには便利なツールが増えてきましたが、それぞれできちんとルールや節度を守って運用していかないと企業のイメージダウンにもつながりかねません。

情報の取捨選択に限らず、正確な情報を的確に伝えることで受け取る側も理解が深まっていきます。

現代社会ではこのメディアリテラシーの欠如が問題視されている部分もありますが、ブランディングでSNSなどを活用する際には細心の配慮をして行わなければなりません。

 

価値を高めるために必要な要素

ブランディングをしたうえで、その価値をさらに高めていくためには何が必要でしょうか。

消費者は常に「次」を見たがっているものです。消費者のニーズにいかに応えていくかによって価値も変化していきます。

 

ブランド提供価値

ブランド提供価値とは、ブランドから消費者が感じ取る喜びの度合いです。

このブランドの物だから気分が上がるだとか、機能面だけでは感じられない心情的な価値観を上げることです。

例えば車などで例を出すと「この車は安全です、壊れません」という内容に特化して訴求しても、それは当然のこととも言える内容でもあります。

むしろその先にある「高級感」だとか「優越感」に重きを置いている消費者も少なくありません。

ただ、これは消費者一人ひとりが抱いているイメージが違うため独自化が難しく正解はないのですが、例えば「特別仕様車」など、心情に訴えかける特別な何かを取り入れることで一般的に流通している物よりも価値を見出しやすくなります。

 

時代の流れを読む力

消費者の心情は常に変わっていきます。先週まで新しかったものがもう古いなどということも多々あります。

いつまでも同じ訴求方法では、見向きも去れない時代が来るかもしれません。

そこで、必要になってくるのが時代を読む力です。

今の時代に何が必要とされていて何が無いから困っているのか、何があればその問題を解決できるのかをしっかりとリサーチし、消費者のニーズに合うものを提供していくことで商品やサービスに特別な価値を感じてもらえるようになります。

 

スピーディーな対応力

瞬間瞬間でニーズというものは変わってきます。

その都度すぐにスイッチできる力が無ければ、また一から練り直してばかりいると時代に置いていかれます。

2歩3歩先を読んだ戦略を立ててあらかじめ用意しておくことで、よりスピーディーに変化についていけるブランディングが可能です。

今後の予想も含めて練っておくことが大切です。

 

まとめ

ブランディングを確立するのも訴求していくのも、それ以降の価値を継続して高めていくのも様々な要素を必要とします。

時代背景に準じて行動していくことで、息の長い販路や消費者を確保することが可能です。

その会社にしかできないブランディングを行い、継続した成長に繋げましょう。

投稿者プロフィール

マーケティング出版プラス編集部
マーケティング出版プラス編集部
学生や子育て中のママなど、様々なバックグラウンドを持つメンバーが所属。

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