自費出版は編集が重要な理由とは!? 出版社のサービスから価格まで解説

自費出版は編集が重要な理由とは!? 出版社のサービスから価格まで解説

自費出版は編集が重要な理由とは!? 出版社のサービスから価格まで解説

出版社や編集者から様々な指示が入る商業出版とは違い、自費出版では著者の思い通りの内容で出版することができます。

本の内容にこだわりがあったり、自分が書いた文章を編集されたくないという著者の方に特におすすめです。

 

しかし、自由に執筆できる自費出版だからこそ、読者に買ってもらえる魅力的な本に仕上げるためには、編集がとても重要です。

また、書籍の制作に必要なのは、文章作成だけではありません。

 

今回は自費出版において編集が重要である理由と、編集を出版社に依頼する場合のサービスや価格についてご紹介します。

 

自費出版の書籍の制作を著者だけでするのが難しい理由

書籍を制作するためには、執筆だけではなく、編集、校正、デザインなどの様々な作業が必要となります。

なぜ著者自身だけでの制作が難しいのか、書籍の制作には具体的にどんな作業や技術が必要なのでしょうか。

 

書籍の編集にはパソコンスキルが必要

出版するための書籍を作成するためには、PDFなどのデータを作成する必要があります。

手書きの原稿では出版できないのはもちろん、パソコンでタイピングさえ出来れば良いというわけでもありません。

文字の大きさ、フォント、余白、目次、ページ番号など適切に設定したデータをパソコンで作る必要があります。

 

書籍の編集にはデザイン技術が必要

書籍を出版するためには、本の表紙、裏表紙、背表紙も作成する必要があります。場合によっては、途中に挿絵やグラフなどがあった方がいいかもしれません。

書籍は、表紙のデザインによって売れ行きが決まると言っても過言ではありません。

また、表紙のデザインに必要なのは、絵やイラストを上手く書く技術だけではありません。

内容を読者に上手く伝える表現力やコピーライティングの技術等も必要です。同時に、本のサイズにあったデータを作るためのパソコン技術やソフトも必要となります。

 

書籍の編集には客観的な視点が必要

著者の方の中には、パソコンやデザインも得意で、出版のためのデータを自身で作成できる方もいらっしゃるでしょう。

原稿からデザイン、編集までを著者自身が行うことで、思い通りの満足のいく本が出来上がるかもしれません。

 

しかし、著者が一人で作ったその本は読者に伝わる本になっているでしょうか?自己満足で終わっていないでしょうか?

多くの人に伝えることや売ることが目的の場合は、必ず第三者にチェックしてもらう必要があります。

なぜなら、著者自身のみで本を制作した場合、客観的な視点が抜けがちで一人よがりの内容になりがちだからです。

 

自費出版の原稿に必須な校正・校閲作業とは?

商業出版とは異なり、著者の自由に執筆できる点が自費出版の大きな魅力です。そのため、「編集はされたくない」、「原稿は自分自身で仕上げたい」という著者も多いかと思います。

しかし、ここでご紹介する「編集」とは著者の書きたい内容を変えるためのものではなく、著者が伝えたいことをよりわかりやすく伝えるための編集です。

出版社などではプロが時間をかけてこれらの「校正」や「校閲」と呼ばれる作業を行っています。校正・校閲とは具体的に何をしているのかご紹介します。

 

誤字脱字の修正

本を出版するにあたって、誤字脱字があってはいけません。どんなに素晴らしい内容の本であっても、誤字脱字があることで信用を無くしてしまいます。

何度も原稿を読んで、誤字脱字をチェックしているから大丈夫と思っている方も多いかもしれません。

しかし、自分で書いた文章の間違いは本人では見つけにくいものです。またプロだからこそ発見できる細かい間違いなどもあります。

 

文字・体裁の統一

誤字や脱字ではなくても、漢数字の使い方などが異なっている場合があります。

例えば、年号を表記している場合に、ある箇所では「2000年」と書いているのに別の箇所では「二千年」や「平成12年」と書いてあった場合、読みにくくなります。

このような文字や体裁を統一することで、より読みやすい文章になります。

 

内容の整合性や事実確認

表記に問題がなくても、内容に問題がある場合もあります。これはなかなか著者本人では気が付きにくいので要注意です。

例えば、2020年当時の話の中で、2000年の話が出てきたとします。2020年から遡ると2000年は20年前になりますが、もし、これを15年前と表記していたとしたら大きな間違いですよね。

このような間違いは、同じページにあればすぐに気が付きますが、ページ数が多くなり掲載箇所が離れてしまうとなかなか気が付きません。

原稿全ての内容を読み込み、内容の整合性や事実確認のチェックを行うのはとても重要で大変な作業です。

 

文章を読みやすくする

同じ内容であっても、読みやすい文章と読みにくい文章があります。

せっかく本を購入してもらえたのに、「文章が読みにくくて最後まで読めなかった」なんてことも起こりかねません。

読みにくい文章になってしまう理由は、一文がとても長かったり、接続詞や助詞の使い方が不自然だったりと様々です。

「5・7・5」などリズムによって読みやすさが変わる場合もあります。

間違いを正すだけでなく、より読みやすい文章に修正することも書籍の制作には重要な作業です。

 

出版社に自費出版の編集を依頼する場合

出版社に自費出版の編集を依頼する場合、内容によって様々なサービスや価格があるのでご紹介します。

 

校正・校閲のみで依頼する

パソコンもデザインも得意で費用をできるだけ押さえたいという方は、校正・校閲のみを依頼することができます。

 

大手出版社に丸投げする

パソコンもデザインも自分では難しい、編集もプロにしっかりやって欲しい方は、自費出版の制作から出版までを全て出版社に任せることができます。

大手出版社の場合、数百万以上の費用がかかることも多いですが、手間をかけずに商業出版と変わらないプロのクオリティで出版することができます。

大手出版社から出版するメリットは、「○○社」と有名出版社の名前が本に記載される点です。

 

予算を抑えてプロに頼む

お金はそんなにかけられないけれど、プロのクオリティで出版したいという方も多いと思います。

そんな方には、小規模な出版社からの出版がオススメです。

大手出版社のような知名度はありませんが、大手と変わらないクオリティで数十万円から出版できる出版社も多数あります。

 

まとめ

自費出版の編集は内容を変えるためではなく、読者によりわかりやすく伝えるためにとても重要な作業です。

著者自身ではなかなか気がつかない点や技術的にも難しい点が多いので、自費出版の編集はプロに依頼することをオススメします。

投稿者プロフィール

マーケティング出版プラス編集部
マーケティング出版プラス編集部
学生や子育て中のママなど、様々なバックグラウンドを持つメンバーが所属。

出版をもっと身近に感じてもらうために、自分の家族や友達にも読んでもらえるような、分かりやすく丁寧な記事づくりを心掛けています。

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