今日、インターネットの普及に伴いブログを書いている方も多いかと思います。
毎日ブログを更新する方の中には、いつか自分の本を書籍化して出版してみたいと考えている方も少なくありません。
しかしブログを書いている人はこの世の中にたくさんいます。
そんな中で出版社から声がかかり、本の出版までこぎつけるのは限られたほんの一部の方のみとなります。
今回は、出版社から声がかかるようなブログの書き方のコツを紹介します。
また当サイトを運営するラーニングス株式会社から、もともとブログを更新していてそこから自費出版した著者さんにインタビューも行いましたので、その一部を紹介します。
ブログを書籍化し出版する主な方法
商業出版
本を出版するには主に2つの方法があります。
1つ目は「商業出版」と呼ばれる方法で、出版に関する費用の全てを出版社が負担して行う方法です。
商業出版ですと本は商品として扱われるため、売れる見込みのあるものしか出版社から声がかかりません。
そのため商業出版ができる人は限られたほんの一部の方のみとなります。
また「売れる本づくり」に重きを置かれるため、出版社の方から細かく指示が入ります。
著者が作りたかった本とは、イメージが違ったものが完成してしまうこともよくある話です。
自費出版
2つ目の方法が「自費出版」と呼ばれる方法です。
自費出版とは、出版に関する費用を著者自身が負担をして行う方法です。
言い換えれば費用さえ負担すれば、誰でも本を出版できるということです。
また商業出版と違い、自費出版では「著者が作りたい本づくり」に注力されるために、自由度高く本を作れるというメリットがあります。
自身のブログをどうしても書籍化し、出版したいという熱い想いのある方は、商業出版で声がかかるのを待つよりも、自費出版という方法を選んだ方が確実です。
出版社から声がかかりやすい?!書籍化しやすいブログの書き方
連絡先をしっかり明記する
出版社の編集者の方達は常に書籍化できるような面白いブログを日常的に探しています。
ネットサーフィンをしながら、たまたま興味深いブログが目に入るなんてこともあるのです。
しかしせっかくあなたのブログが編集者の目に留まっても、あなたの連絡先がなければ声をかけることができません。
従ってブログには必ず連絡先を明記しておきましょう!
ブログのアクセス数を稼ぐ
もちろんですが、全くアクセスのないブログには出版社からのオファーは舞い込んできません。
最低でも毎月30万PVは必要ラインです。
毎月100万PVがあるようなブログですと、出版社から声がかかる可能性はかなり高いと言えます。
誰かの為になるブログを書く
本を書籍化するとなると、それなりの費用がかかります。
また作り手だけでなく、本を読む側もお金がかかります。
そうなってくると全くなんの役にもたたないような本に、お金をかける人が現れるのは考えにくいですよね。
読んで勉強になるもの、人とは違った視点から物事を観察・考察したもの、思わず読んで幸せな気持ちになれるものなど、誰かの役に立つ事柄を意識したコンテンツを心がけましょう!
専門分野に特化したものを書く
もっとも出版社から声がかかりやすい近道の方法は、ある専門分野に特化したブログを書くことです。
または、ある特定のターゲットに的を絞ったブログを書くこと。
「この分野の知識に関しては誰にも負けない!」といった得意の分野があなたの中にある場合、ぜひそれをブログにしてみましょう!
インターネットである特定のキーワードで検索をした時に、あなたのブログが上位に出てくるようになれば、かなり強いブログと言えます。
積極的に出版社に売り込みに行く
自分のブログを出版社に積極的に売り込むという方法もあります。
1番簡単な方法として、まずは企画書を書いて、出版社の問い合わせ窓口にメールで送ってみましょう。
企画書はには、本のタイトル案、企画のコンセプト、あなた自身のプロフィール、アピールしたいこと(月間PV数や実績など)も添えてください。
厳しい世界なので、ほとんどの場合細部まで読まれずに終わってしまうこともありますが、挑戦してみなければ何も始まりません。
運がよければ出版社の方の興味を引き、本の出版までこぎつけるかもしれません。
企業出版は自社の価値を市場にアピールするうえで最適なプロジェクトであり、今や多くの企業が書籍制作へのチャレンジを模索しています。 しかし、いざ出版社に提案するものの、全く相手にされなかったというケースは少なくありません。 企業出[…]
ブログを書いていて本の自費出版に踏み切った事例
本を出版したことでその後のブログの書き方にもプラスな発見をした例
当サイトを運営するラーニングス株式会社から、もともとブログを更新していてそこから自費出版した著者さんも少なくありません。
今回そんな著者さん達にインタビューを行ったので、その事例を紹介します!
まずは「完全個別指導のすすめ―横浜本牧 小さな塾の大きな挑戦―」を出版されました、ひざくら学習塾塾長の村田さんの事例です。
村田さんは本を出版するまで、自身のブログにただ書きたいことを思いついた順に書いて更新していたそうです。
しかしいざ本の出版作業に入った際に、本にまとめるとなるとブログとは違って、ただ自分が思いついたことを書いていればいいということではないと気づきました。
読者の方が読みやすい話の流れや、言葉選びに気を付けたそうです。
そしてその経験は、それからの村田さんのブログ活動にも活かされていると語っておりました。
インタビュー記事:【「個別指導塾」の魅力を発信】一人ひとりに寄り添った教育を実践する塾長の自費出版事例
自分の周りで起こった出来事を書いたブログを1冊の本にまとめた事例
「2回の倒産を経験した経理・財務責任者が教える成長期の経営者が知っておくべき―会社を破綻させないための財務ファースト経営」を出版されました、赤塚伸二さんの事例です。
赤塚さんは本を出版する前にブログで、赤塚さん自身の周りで起こったことを面白おかしく書いたり、たまには愚痴っぽく書いたりと、なんでも書きたいことを自由度高く書いてきたそです。
しかし本を出版するにあたって、しっかりと本のテーマを決め、そこからズレすぎないように書くことに注力したと語っておりました。
やはりブログですと、その一つの記事で話が完結してればいいですが、本となると全体を通して話が完結しなければならないので、そこの大きな違いに気づいたそうです。
しかしテーマを明確に決めたことで、そのテーマでの専門知識を求める方のニーズに応えられる一冊が完成しました!
インタビュー記事:【整体院|自費出版】本を読んだ患者さんが全国から来る人気店に!
まとめ
今回は書籍化に繋がりやすいブログの書き方のコツを紹介しました。
本の出版を目指してブログを書いている方は、ぜひ参考にしてみてください!
ブログを書籍化することは決して簡単な道ではありませんが、読者が読みやすい文章を心掛けて、地道に続けていくことがまず初めの一歩です。
投稿者プロフィール
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新卒で羽田空港で働いた後、卒業旅行で興味を持ったバンコクへ移住しホテル勤務。
2年半のバンコク生活を終えて帰国した後、Webライターとして活動中。
【一言あいさつ】
将来は自分の書いた文章で、たくさんの人をHAPPYにできる人になりたいです!!
好きなことは絵を描くこと、代々木公園をお散歩すること、散歩している犬を触ることです♡
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