プロのライターに原稿執筆をお願いする際に気を付けるべき6つのこと

プロのライターに原稿執筆をお願いする際に気を付けるべき6つのこと

プロのライターに原稿執筆をお願いする際に気を付けるべき6つのこと

前回の記事は、なぜ仕事で使う本はプロのライターに原稿をお願いするべきなのか?というテーマで、仕事で使う本だからこそ、プロのライターに原稿を執筆してもらうことをおすすめしました。

ただ、一口にライターと言っても色々な方がいらっしゃいます。
多いのはウェブライターと呼ばれている方で、ウェブの記事だとおおよそ1000~5000文字ぐらいまでの文字数の文章を書くケースが多いでしょう。

ただ、本1冊分の文字数は本によりますがおおよそ5~10万文字もあり、これほどの量の原稿を書いてくれるライターは実はそんなに多くありません。
実際、探すのにも結構苦労が伴うという現実問題はあります。

今回は運よくライターさんを見つけられたと仮定して、依頼する時にどんなことに気を付ければよいかについてまとめておきます。

 

安すぎるライターには理由がある可能性も…

世の中にはライターが数多くいて、サービス内容や費用はライターさんによって千差万別です。
ただ、どのライターさんに依頼するかを費用で選ぶのは考えものです。
というのも、特別な資格などがなくても名乗れてしまうのがライターという仕事であり、中にはほぼテープ起こしだけしかしてくれないようなライターさんもいるためです。
安物買いの銭失いとならないよう、過去に執筆した原稿や記事を見せてもらったりして、慎重にライターさんを選びましょう。

 

大まかな目次はあらかじめ著者自身で考える

プロのライターが書いてくれるといっても、伝えたい内容に抜けや漏れがないよう、目次構成をあらかじめ著者が考えておく必要があります。
あらかじめ構成を決めてその構成に従って話すことで、本の軸はぶれにくくなり、結果として伝えたいことが読者に伝わりやすくなります。

 

あらかじめライターさんと取り決めておく

どんな本を作りたいのかという完成イメージは著者とライターさんで共有しておきましょう。
そもそも、何を目指すのかが一致していなければ、ライターさんが書いてくれた原稿にどうしても納得できないといった事態が起きてしまいます。

また、ライターさんによるヒアリングの際は質問事項をメモしておいてもらって、後でまとめて質問に答えることにするなど、細かい取り決めをしておくとよいでしょう。
インタビュー後のスケジュール管理も密に連絡を取っておかないと、お互いがお互いの作業を待っているという無駄な時間も起きやすくなってしまいます。

 

話す内容は事例を交えるなど工夫する

本で伝える内容を思いっきりシンプルに伝えようとすれば、それこそ一言で終わってしまうことはよくあります。
ただ、それではどうしても本として読み応えもないですし、伝わりづらくなってしまいます。

伝えたいことをしっかりと伝えるためにはこれまでの経験に基づいた事例を紹介したり、あえて失敗した例を紹介したりする必要があるのです。
普段、仕事をしている時には、できる限りぜい肉を落として端的に説明することが求められるケースが多いかもしれませんが、本の原稿ではあえてぜい肉を付けて、わかりやすく説明することに力を入れましょう。

 

話す際には時間配分を気にする

構成をあらかじめ著者側で考えてプロのライターさんと共有しておくことは先ほど説明しましたが、実際のインタビューに入る前に、時間配分についてもライターさんとすり合わせしておくこともおすすめします。

話す内容が長ければ長いほど、本の中で重要度が高いコンテンツであるのが普通ではありますが、話しているうちに熱が入ってしまうといつの間にか、一つのことをずっと話し続けてしまうといったミスもよく起きます。
あらかじめ、どのコンテンツにどれぐらいの時間をかけるのかについてはライターさんと情報を共有しておきましょう。

 

資料や会社案内のパンフレットなど、資料をライターさんに渡す

ライターは文章を書く専門家ではあっても、著者が書きたい本の分野についてはあまり知識がないケースもあります。
そのため、原稿を執筆するうえで役に立ちそうな資料であればライターさんに渡しておきましょう。
また、資料に限らず、こんな本が作りたいんだという見本となる本も手渡しておくことをおすすめします。

よりよい本ができるために、情報はできる限り著者とライターとで共有するよう努めましょう。

 

以上のように今回はプロのライターに原稿執筆をお願いする際に気を付けるべきことをお伝えしました。
プロのライターさんに原稿を書いてもらうことによって出版は早まりますし、何しろプロの手による読みやすい本ができることになります。

とはいえ、それはライターさんとよい関係を築くことができてこそ実現するといってもよいでしょう。
ライターさんとは出版まで何度も連絡を取り合うことになりますからコミュニケーションが円滑に取れることも大切なのです。

是非、本記事を参考にしながら、プロのライターさんと本づくりを進めてみてください。

投稿者プロフィール

梶田洋平
梶田洋平
出版ベンチャー企業「ラーニングス株式会社」の代表取締役。

大学卒業後は証券会社に入社し、2つの支店で法人、リテールの営業活動に尽力。
5年弱勤めて退社した後、出版事業を手掛ける会社を起ち上げる。

これまで自身が著者で出版した本は16冊、読んできたビジネス書は3000冊以上。

『出版を変える、出版で変える』を合言葉に、はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象とした事業を展開。
出版でビジネスを加速させるお手伝いに力を入れる。

好きな本の分野は経営者の自叙伝やマーケティング、経営に関する実用書。
愛知県名古屋市出身。趣味は読書とスポーツ観戦。

近著:
「7日でマスター 株チャートがおもしろいくらいわかる本」(2017年ソーテック社)
「7日でマスター 投資信託がおもしろいくらいわかる本」(2018年ソーテック社)
「いちばんわかりやすい 60歳で2000万もらうiDeCo年金のはじめ方」(2019年ソーテック社)
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