自社商品の認知度が上がるロジックと上げ方

 

自社製品の認知度が上がることは、企業を知ってもらい安心して商品を買い求められる信用と信頼があることに繋がります。

営業に行けば相手に「ああ、あの会社ね」と言ってもらい、新卒採用も多くの学生が安定企業として集まるかもしれません。

知名度が低い企業もより良い商品の価値やサービスを提供し続けることで製品が支持され、高い利益率に繋がる結果となります。

まず社名よりも商品のサービスの向上を目指し、ベネフィットと一緒に社名を覚えてもらえるようにしていきましょう。

 

 

 

認知度を上げる必要性について

必要としている消費者に対して、どんな利益をもたらす商品やサービスを提供できるのかを考える必要があります。

商品やサービスの価値が他社と比べてどんな特徴を持たせているのかを考えた発信を意識しましょう。

また「これはどこにも負けない商品」でも、世の中に上手に発信できていなければ、消費者に伝えることも出来ません。

逆に、商品はよく知らないけれど企業名は有名だから知っている会社は、だれでもいくつかの企業名が挙がると思います。

そんな有名企業でも業績が右肩上がりのところばかりではありません。

「みんなが知っている会社」は、「商品が知られていて業績の良い会社」とは限らないということです。

 

購買行動プロセスが認知度を上げる最初のステップ

消費者がモノを購入するときには必ずプロセスが存在します。

段階を踏んで消費者の心理に訴えかけていくのですが、これらはAISAS(アイサス)と呼ばれるマーケティング戦略に用いるモデルが存在しており、5段階に分けたプロセスで構成されています。

・A→認知・注意(Attention)

商品広告やSNS、人から聞いた話などから、どんな商品があるのかを認知します。

従来からの店頭やマスメディアの他にインターネットの普及により、ショッピングサイトやブログ・口コミなど多種多様化しています。

・I→興味・関心(Interest)

興味や関心があれば、その商品について「もっと知りたい」と思い、自分が利用しているシーンを想像して大きな関心を持ちます。

実際に手にした時に、どれだけメリットがあるのかを消費者に対して興味を引かせる段階です。

・S→検索(Search)

その商品をもっと良く知るために、検索します。

しかし、WEBでは実際に手に取れないので大きさや質感を肌で感じられません。

なので比較サイトや口コミサイトを見て他社製品との違いや使用感を知り、本当に自分が欲しいスペックなのか金額やサービスは商品に見合っているのかを比較し、検討します。

・A→行動(Action)

それらの検討から実際に購入します。

購入に至るまでも、不安なことやわからないこと・商品に関することまで何かしらの不具合を感じれば、この段階でも消費者は購入しない選択肢も残されています。

ここでの対応が丁寧かつわかりやすいと、次回の購入に繋げていくことも可能です。

・S→共有(Share)

得られた体験についてSNSなので発信して共有します。

ここは商品に対する評価や評判を決定し、今後の売れ行きに関係する大切なところとなりますので、どんな場合でも企業側は誠意をわかりやすく示すように注意が必要となります。

 

コンテンツマーケティングによる認知度向上

手軽に始められるブログを利用したコンテンツマーケティングが多く利用されており、消費者やユーザーにとって価値のあるコンテンツを継続して提供することで、自社サイトへ流用したり認知度の向上や商品購入まで繋げていきます。

価値のある内容を提供し固定のファンを作り、検索や行動がここでひとつに行うことが可能となります。

そしてターゲットに向けて発信内容を考え、ターゲットが欲しい・知りたいことを教えてくれる会社、興味のある事柄について、専門ノウハウを持っている会社として認知されるようになります。

webを活用した認知度を上げる方法

お子様からご年配の方まで、誰でも気軽に検索できるWEBによる方法は、いまはどこの企業や店舗でもお客様に活用していただいています。

この場合、自宅からだけではなく外出先や仕事中でもできます。

ブログを書く

AISASによる検索する人に価値のある情報をお届けできます。

そのまま購入にも動きます。まずはコツコツと記事数を増やすことも大切です。

ブログをはじめたから、すぐに結果出るとは言えませんが、ターゲットに役立つ情報を与えるような内容を心掛けましょう。

SNSの活用やメールの配信

無料で誰からも見られる可能性の高い、SNSは大いに活用していきましょう。

若い人から中高年以降の人まで情報収集の場として、なくてはならないものに変化してきた背景により、これからも益々のSNSによるマーケティングが必要になっていきます。

中小企業や個人事業主にとても使い勝手が良いとも言えます。

それはほとんど費用が掛からないこと、消費者と密にコミュニケーションを取れる、固定のファンが付くと自身のSNSでの情報を拡散してくれる点がメリットです。

web広告・SNS広告を出す

投稿を毎日繰り返し行い、努力しているけれど効果が現れにくいといった場合、広告を出すことを検討しても良いかと思います。

投稿するには、どんな内容にしたらよいかを考え、コメントに対する返信や「いいね」など、意外と時間と手間がかかります。

せっかく始めたはいいけれど、後回しになり次第に投稿されなくなって数年・・という企業も見かけます。

ターゲットを絞って予算を抑えた広告を載せることで、より多くの消費者に情報発信が可能となります。

その際、投稿は必ず続けていきましょう。さらにたくさんの顧客を獲得する機会が増えていきます。

 

自社商品の認知度が上がる流れ

中身のある記事を、消費者に公開しながら少しずつ認知を獲得していく方法により、お金をかけずに「コンテンツマーケティング」します。

消費者は自分に有益な情報をもたらす内容を必ず必要としています。

ではもう少し詳しくどんなことに気を付けたらよいか細かく見ていきましょう。

ユーザーの悩みを解決できる専門家として知ってもらう

最初から会社名を覚えてもらおうとはしないことです。

知名度が低い状態で会社名は何も生み出してはくれません。

まず消費者が何を欲しいと思っているか、どんなことに困っているかを考え、悩みや不安など問題解決に繋がるプロフェッショナルとしての立場として、把握してもらいます。

扱う商品やサービスを使って、消費者の悩みを解決へと導く専門家としての力があることを覚えてもらいましょう。

会社名は後からいくらでも消費者に認知してもらえます。

求められているものをネットなどを利用して明確化させる

自社商品に関連するキーワード、消費者から求められているものを洗い出し、WEBで検索されているキーワードを知ります。

これは商品の付加価値を考えることにも繋がりますし、逆に商品に足りない部分に気づくことも考えられます。

キーワードにどれだけ商品がリンクしているかで検索される頻度もアップするでしょう。

また商品広告を出している場合は、キャッチコピーや仕様に意識してキーワードを使用することも考えられます。

競合に目を向けておくことも重要に

自社のことばかりを考える内に、他社を意識しなくなる場合が多々見受けられます。

ひとつの商品を同じように大切に考えている競合は数多く存在するはずです。

企業によって得手不得手があり、同じ商品でも全く予想もしなかった見方で商品開発することもあります。

キーワードはどのようなものなのか、どんな悩みの解決を意識しているのかを分析し、常に他社を意識して目を向けてください。

洗い出したキーワードで検索すると、予想以上の企業が検索結果に出てくるはずです。

コンテンツ配信やDM送信など、コミュニケーションの場を探す

消費者とコミュニケーションを取れる場を確保し、タイミングと送る形式を考えて配信します。

競合は消費者とどのような形式でコミュニケーションを取っているでしょうか。

コンテンツ配信やDM送信など確実に向き合える場所を確保し、消費者が「欲しい」「知りたい」と考えるタイミングに併せてメッセージを最大限に活かす方法を取りましょう。

見込み客の行動を予測するとさらに動きやすく

行動予測とは、例えば春から初夏に向けて暑くなってきた時に、制汗剤を使用する人は多いと思います。

いまはまだ肌寒い日もあるので買うわけではないけれど、そろそろ用意しておかないと。

汗かきだから夏は大変で・・ということですね。

・タイミング

・どんな悩みの人に向けるのか

・どんな形式で

これらを考えた行動予測とそれに併せたコンテンツ作成が重要になります。

 

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早めの行動で商品の認知度を獲得しよう

せっかく自信のある商品を、消費者に知ってもらいたくても、考えている内に時期を逃したり、競合に先手を打たれたりしてしまいます。

誰かがSNSに投稿して大人気に、となればよいですが、自分たちが動かなけれなまず、商品の認知度は上がってくれません。

思い立ったら早めに行動し、命でもある商品を守りながら多くの消費者に認知してもらえる商品へと成長させましょう。

 

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投稿者プロフィール

マーケティング出版プラス編集部
学生や子育て中のママなど、様々なバックグラウンドを持つメンバーが所属。

出版をもっと身近に感じてもらうために、自分の家族や友達にも読んでもらえるような、分かりやすく丁寧な記事づくりを心掛けています。

これからも有益な記事を日々発信できるよう、尽力していきます!