年率10%を達成する! プロの「株」勉強法(栫井駿介・著)

今回は書籍『年率10%を達成する! プロの「株」勉強法』を出版されました、つばめ投資顧問(つばめとうしこもん) 代表の栫井駿介(かこいしゅんすけ)氏にお話をお聞きしました。

個人投資家へ長期投資のアドバイス、そして経営の知識を株式に活かせるお話など、本格的に投資をするために役立つ本書の内容を見ていきましょう。

 

栫井駿介(かこい しゅんすけ)

1986年、鹿児島県生まれ。県立鶴丸高校、東京大学経済学部卒業。大手証券会社にて投資銀行業務に従事した後、2016年に独立し、つばめ投資顧問設立。2011年、証券アナリスト第2次レベル試験合格。2015年、大前研一氏が主宰するBOND-BBTプログラムにてMBA取得。著書『株式vs.不動産 投資するならどっち?』(筑摩書房)、『年率10%を達成する!プロの「株」勉強法』(クロスメディア・パブリッシング)

 

聞き手:こんにちは。まずは栫井さんの経歴と現在のお仕事について教えてもらえますか?

栫井氏:2016年に大手証券会社を退職しまして、つばめ投資顧問を立ち上げました。

つばめ投資顧問は個人投資家の長期投資をサポートする投資顧問会社です。今は約550名のオンライン会員の方々に対して長期投資のアドバイス、具体的な銘柄、心構え、そしてサイトで質問にお答えするというサービスを行なっています。

もともと証券会社にいた時に、投資銀行部門で企業の資金調達、株式の発行、債券、そしてM&Aといったサポートをする仕事をしていましたが、同じ証券会社の中で個人投資家の方々へアドバイスする営業の部門がありました。そこでは個人投資家に対して会社が売りたい物を売っているだけで、本当の意味でのアドバイスになっていないし、実際に儲かったという話はそうそう聞かないわけです。

その現状を打破したいと思い、大学時代の研究や証券会社での経験を長期投資に応用して個人投資家へ長期投資のアドバイスができるんじゃないかと考えて、つばめ投資顧問を立ち上げました。
あとから、それが世界一の大投資家であるウォーレン・バフェット氏と同じ手法であったことにも気がつき、それからこの道を究めていこうと思って、これまで法人をやってきたところです。

聞き手:本の出版のきっかけや経緯を教えてもらえますか?

栫井氏:YouTubeを始めたというのが一番大きいですね。企業研究や投資のやり方について発信し始めたのが、2019年の10月だったんですけど、その半年ぐらい後にはコロナになったわけです。
コロナショックが、まさに2020年の3月です。その時に株価がものすごく下がったんですけど、その半年前にYouTubeを始めていたがゆえに、多くの方々がYouTubeを見るきっかけになったんです。

もともと株価が安いときに買ったほうがいいと言っていたので、まさにそういったタイミングが訪れたというのと、あとは実際の経済環境、投資環境を解説する中で見てくださる方が多かったので、YouTubeが一気に加速しまして、今は登録者が7万人います。
そういった中で、クロスメディア・パブリッシングの編集者の方の目に留まって出版する運びになったということです。2020年の夏の終わりにお声がけいただいて2021年3月くらいに書き上げました。

聞き手:執筆する上で注意された点や意識されたことはありますか?

栫井氏:一番重視したのが、勉強法です。投資のやり方を勉強法としていかに個人に落とし込めるかというのを強く意識して書いたところではあります。
一般的には株の本はやはりテクニック的な話が非常に多いわけですが、そうではなくて、原理原則を重視した内容になっています。

なぜそうしたかというと、やはり根本を理解していないと状況が変わった時に応用が利かないんですよね。そういった意味で、もっと原理原則に立ち返って、なぜその株がこう動くのかを強く意識した内容となっております。
本書についての実際のレビューを見ていますと好意的なコメントが多かったので、このような書き方をして良かったなと思っています。

聞き手:YouTubeと違う書籍の良さはありますか?

栫井氏:YouTubeだと、タイムリーなネタで、なおかつ人々の興味・関心をあおるような内容じゃないと、どうしても見てもらえないんです。

一方で書籍だと、特に今回は『勉強法』というタイトルのせいか、シンプルで地味なところからでも学びたいという方が手に取っていただけたんじゃないかと思います。
今まで断片的だった企業の話や株の事象の話を体系立てて学べたというお声もかなりいただきました。私としてもそれがやりたかったので、そういう意味では、両輪がうまく回ったなというふうに思っています。

聞き手:執筆される上で何か悩みや葛藤などはありましたか?

栫井氏:自分の中で悩んだのは、かなり初心者的な内容になっていることです。
なので、もうちょっと深く個別株を分析する方法とかを書きたいなと思いつつも、そこまでする余力もなかったし、そこまですると今度は本の主題がぶれてしまって、それこそテクニックの話になってしまいかねないので、そこは自分の中で葛藤があったところで、正直、書ききれなかったところでもあります。

聞き手:続編など、今後の展望はいかがでしょうか?

栫井氏:個別の株をどうやって選べばいいのかに関しては、すでにクロスメディアさんからも続編のお話をいただいていますので、遠からず書くことにはなると思います。

今、構想しているところでは、未来の見通し方を書きたいと思っているんです。企業の株価というのは未来の状況をどんどん織り込んで反映していくということになるので、私たち投資家が本質的にやるべきなのは、未来の数年後の姿を見通して投資をすることなんです。
これは株式投資に限らずに、仕事もそうですし、あらゆる事象についてそういうことが言えるわけです。そういった観点での株式投資を次の本としては構想しているところです。

あと本当に書きたいのは、実はこの本の最終章でも書いたんですけど、「投資と幸せ」「お金と幸せ」についてです。それは私のライフワークでもあるので、いずれ形にしたいなと思っています。

聞き手:経営者の方に向けて、経営の知識を株式に活かせるというお話もいただけますでしょうか?

栫井氏:例えば、ワークマンですね。ワークマンの株は、この5年で4倍ぐらい伸びたんですけど、伸びた要因は経営が素晴らしかったからなんです。
もともと作業服販売という持っている力を他の分野に応用するために、ワークマンの土屋さんという人がとにかくデータ分析を行って、例えば作業服として出した商品がアウトドア商品として使われていることに気づき、ここが伸びるぞというような形で伸ばしていったんです。今はそうやって数値を分析してやっていこうという経営者がかなり増えてきていると思うんです。

それを現に実践している企業に気がつくことができれば、当然その株を買って伸ばすことができます。また、ワークマンの経営方法と似たようなことをやっている他の企業を探すこともできます。

もっと言うならば、その逆に、自分の会社にどうにか応用できないのかというふうに考えれば、そこは合わせ技で好循環で回していけるということになるわけです。
株式投資というのは、最終的には企業が利益を増やせるかどうかなので、いい経営をしている会社の株というのは間違いなく伸びるんです。

なので、自分の会社を経営者としていい会社にしようと思っているんだったら、そういった観点で見るといい会社が見つかるというのも間違いないわけなんです。

聞き手:本書や御社のPRを一言いただけますか?

栫井氏:この本は、まだ株式投資に関して何も知らないよ、という初心者の方に読んでいただいても分かりやすいですし、株を少しやったことがある人でも、断片的な知識をうまくつなげていくためには、相当有効な本だというふうに思っています。

前半ではインデックスの積み立て投資、後半では個別株の買い方というような形で書いています。

先ほど、後半で書き足りない部分があると言いましたけれども、そこを本格的にやっていくためにも、つばめ投資顧問の投資顧問サービスというのがあります。
これは実際に自分のお金を投じて実践しながら勉強していくというサービスになっています。当然、会費はかかるんですけど、少なくとも私がやっている以上、まず大きな失敗をすることにはなりません。

なので、勉強しながら実践して、そして最終的にお金も増えていたらハッピーだよねというサービスになっています。特に時間のない方にとっては、一から十まで企業を一個一個分析するのはやはり簡単ではないわけです。
そこを担うというのも、つばめ投資顧問のサービスの一つなので、その辺も合わせて、つばめ投資顧問の投資顧問会員へのご入会もご検討いただけたらなと思っています。

聞き手:それでは、インタビュー取材は以上になります。本日はありがとうございました。

 

『年率10%を達成する! プロの「株」勉強法』の詳細はこちら

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著者は、東大で最先端の金融理論を学び、証券会社に就職。そこで投資銀行部門で働いていました。しかし、そんな現場で働いていたにもかかわらず、「株のことはさっぱりわからなかった」と言います。結局、知識だけではダメで、自身が投資顧問会社を起こし、個別株へ投資することによって、そのスキルは磨かれていきました。本書では、著者が経験したことに基づき、金融のプロが実際に行っている手法を誰にでも分かりやすく解説していきます。みなんさんもぜひ、勉強しながら「利回り10%を達成する」方法を考えていただき、楽しみながら長期投資の王道を学びましょう。

■目次

[プロローグ] 勉強法として株がすごい理由

第1章投資を「勉強」という観点から考えてみる

第2章証券口座はどこで開き、何を選択するのか

第3章投資しながら勉強法を改善していく

第4章個別株に挑戦してみよう

第5章実践! バリュー株投資

第6章「投資の神様」ウォーレン・バフェットに学ぼう!

第7章投資と幸せの関係

[エピローグ]株式投資から学ぶことは、東大を出るよりはるかに尊い

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投稿者プロフィール

下村(むーさん)
下村(むーさん)
大学卒業後に出版社に就職して漫画の編集に携わる。
その後、さらに別の出版社を経てラーニングス株式会社に入社。
編集業務に従事している。

社内では『むーさん』の愛称で親しまれ、お父さん的なポジションを務めている。

プライベートでは野球観戦が趣味(広島ファン)で二児の父。

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