自費出版の販売ルートはどのような流れが多いかご存知でしょうか。
自費出版は自分で行う作業が多いので、事前に流れを把握しておくことで安心できます。
自費出版の販売ルートは複数あるので、自分にあった販売ルートを選択する必要があるでしょう。
そこで今回は、自費出版の販売ルートと各方法のメリットをご紹介します。
是非、自費出版の販売ルート選定の際の参考にしてください。
自費出版の販売ルートは?
自費出版は自己負担が多く、大きな費用がかかるイメージですが、やり方によっては費用を抑えることは十分にできるでしょう。
表現の仕方や内容に縛りがないので、自分の理想通りの出来に仕上げられます。自費出版の販売ルートは複数あり、どの方法を選択するのかによって詳細は異なります。
自分の条件に合ったルートを選択するのが非常に重要です。
自費出版の予定があるという方は、早い段階で販売ルートの選定を行うようにしましょう。
自費出版には二種類の販売ルートがある
自費出版には、委託販売とインターネット販売という二種類の販売ルートがあります。
どちらを選択するかで、費用やかかる時間は大きく異なります。
それぞれメリットとデメリットがあり、その両方を理解し判断することが大事です。
従来であれば委託販売が一般的で、ネット販売を選択する方は少ない傾向にありました。
しかし、ネット販売の方が費用面が手頃だったり、インターネットショッピングサイトが増加傾向にあるなどとという理由からネット販売を選択する方も増えています。
一方、大型書店に自分の書籍を並べてもらいたいという強い希望がある場合は、委託販売を利用するのが良いでしょう。
それぞれに特徴があるので、予算や好みに応じて販売ルートを選択してください。
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委託販売のメリットと流れ
まず、委託販売のメリットと流れをご紹介します。
委託販売は書籍出版に慣れていない方も安心できる定番の方法です。従来はこちらの方法が一般的で、多くの方が選択していました。
とはいえ、各販売ルートの流れと特徴をしっかりおさえて、どちらの方法を選択するのか決めることが大切です。
ここではまず委託販売ルートについてチェックしてみましょう。
書店に依頼して本を置いてもらう
自費出版の販売ルートとして最も選択されるのが委託販売ルートであり、書店で扱ってもらうためには委託販売を選択するのが最も近道です。
まずは、出版社に製本を依頼し印刷をしてもらう必要があります。
このタイミングで内容に対してアドバイスをもらったり、表紙のデザインの相談をしたりすることも可能です。
本の中身が決まったら、取次担当のに書店に置いてもらえるように交渉を行います。
交渉とは言うものの、取次担当は多くの場合書籍業界につてがあるので、書店に置いてもらえる可能性は高いと言えます。
上記の流れで、書店に本が並ぶようになります。出版社に依頼することでスムーズに進むでしょう。
一方、あまりつてがない場合は、書店に置いてもらうことは難しいかも知れません。
普段出入りしている業者や出版社としかやりとりしない書店も少なくないので、出版社に委託するのが良い方法と言えます。
ほとんどの場合、印刷する冊数は取次店と相談して決定することになります。
どのくらいの冊数印刷をすれば良いのか相談ができるので、初めて自費で出版を行う場合でも安心です。
また、書店に置いて売れ残ってしまった本に関しては、2年間程度かけて少しずつ返品されます。
メリットは初心者でも安心できるという点
出版業界につてがない場合、自分の力だけで本を書店に置いてもらうのは難しいでしょう。
その点、出版社は書店との繋がりも強いので、書店に置いてもらいやすくなります。
自分の本が書店に並んでいる姿を見るのは達成感があり、なんだか立派な作家になったような気分になれます。
また、印刷の冊数など細かい部分にもアドバイスをくれることがあります。出版に慣れていないと気づかないような点も教えてもらえるのでとても助かります。
しかし、本の内容を自由に全て決めたいという方にはあまり向きません。
内容を多少制限されたとしても、しっかり売れる本を作りたいという方にオススメの方法です。
内容のアドバイスや販売書籍を確保できる方で、初めての出版に不安を感じているという方は、委託販売を選択するのが良いでしょう。
一方で、売れ残った場合は在庫を引き取らなければなりません。在庫を抱えるというリスク回避のために、印刷する冊数は慎重に決定することが大切です。
不安がある方は、月額数千円で倉庫に保管してくれるサービスを設けているところがあるので、活用することをおすすめします。
ネット販売のメリットと流れ
委託販売の他には、ネットを利用した販売ルートもあります。
電子書籍を選択できたり大手ECサイトへの出品が可能だったりと、メリットが多く人気が急増している方法です。
インターネットを活用して多くの方の目に触れたい方や、電子書籍で販売し在庫を抱えるリスクを回避したいという方はこちらの方法を検討してみましょう。
ネット販売の流れとメリットは以下の通りです。
アマゾンやヤフーなど大手ショッピングサイトを活用する
紙媒体で作成した場合、取り扱ってくれるECショップを探して出品するだけで作業が完了します。
一方、電子書籍を選択した場合はパソコンの作成ソフトを使用して作成します。場合によってはスマホでも問題ありません。
見出しや段落にタグをつけ、電子書籍の形式に変換するだけで作業は完了します。
作成した書籍のデータをアップロードするだけなのでとても簡単です。
多くの場合、アマゾンやヤフーなどの大手ショッピングサイトを選択します。
最低出品冊数があらかじめ設けられているものの、出品手数料が発生しないことが多いので初期費用がかなり抑えられるでしょう。
本の売り上げの数%を徴収するのみなので、自分で行う作業や支払いはほとんどありません。
大手ECサイトが自費出版の書籍を取り扱っていることはあまり知られていませんが、検索してみるといくつも表示されます。
すでに多くの方がネット書籍を販売していることがわかるでしょう。
初期費用をかなり抑えられるので、自分だけの力で出版したいという方や初期費用を抑えたいという方にはおすすめです。
メリットは電子書籍での販売が可能
ネットショッピングは電子書籍の販売も行えるという点が最大のメリットです。
紙で作成した場合、在庫を抱えてしまうことが一番の問題点となりますが、デジタル書籍は実体がなくデータのみなので、在庫を抱えて途方に暮れるという心配がありません。
なおかつ、ユーザーの多いECサイトで販売することでかなりの方の目に触れることになります。
場合によっては書店に置いてもらうよりも売れやすいと言えるでしょう。
まとめ
自費出版の販売ルートは大きく二種類あり、その両方にメリットやデメリットがあります。
実際に書店に自分の本が並べたいという方は委託販売を、在庫を抱えずに自由に書籍を販売したいという方は電子形式にしてネットで販売するという形が向いているでしょう。
かかる費用もそれぞれ異なるので、費用に応じて選択してみることも大切です。
自分にはどの方法が合っているのかを確認し、納得が行く方法で自費出版に挑戦することをおすすめします。
投稿者プロフィール
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学生や子育て中のママなど、様々なバックグラウンドを持つメンバーが所属。
出版をもっと身近に感じてもらうために、自分の家族や友達にも読んでもらえるような、分かりやすく丁寧な記事づくりを心掛けています。
これからも有益な記事を日々発信できるよう、尽力していきます!
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