C3チームビルディング ――結果をもたらす「コーチング」と「リーダーの思考改革」(小島圭市・著)

今回は、『C3チームビルディング ――結果をもたらす「コーチング」と「リーダーの思考改革」』を出版されましたC3.Japan合同会社 代表、プロフェッショナル コーチング&コンサルタントの小島圭市氏にインタビューをしました。

長年メジャーリーグのスカウトをされて、多くの選手を見てきた経験から日本では指導者に問題があると気づかれ、コーチングに手を加えて改革を起こしたいという思いから会社を作られました。
野球の本かと思われますが、ティーチングというのは一般企業の経営者、上司にとって、大切になってくるノウハウです。
良い指導とは何か、指導者として対象者の能力をどうすれば引き出せるのかということについてお話を伺いました。

 

小島圭市(こじま けいいち)

C3.Japan合同会社 代表 1968年神奈川県川崎市生まれ。東海大学付属高輪台高等学校卒業後、読売巨人軍に入団。 1996年MLBテキサスレンジャーズとマイナー契約。1997年傘下チームのフロリダとオクラホマでプレー。その後中日ドラゴンズ、台湾プロ野球興農ブルズでプレー。 2000年に現役引退を決意。LAドジャースからスカウトの打診を受け、同年からMLB LAドジャースのアジア担当スカウトを13年間務め、アマチュア選手の獲得にも積極的に活動。プロでは、斎藤隆投手や黒田博樹投手の獲得に関わる。その後、ビジネス業界に転身し、現在はC3.Japan合同会社の代表を務める。

 

聞き手:C3.Japanではどういった業務をされているんですか?

小島氏:主にコーチングとチームビルディングという、大きな枠でいうとコンサルティングのようなものをしております。

聞き手:小島さんのこれまでのご経歴と、なぜ起業されたかについて教えてください。

小島氏:長年メジャーリーグのスカウトをしていました。少年からプロまで様々な選手、あらゆる野球を見てきました。日本にはとても良い選手が沢山います。ですが、メジャーリーグと比べると何か欠けているな、という疑問を抱えて野球を見る日が続きました。

ある日、これは選手ではなく指導者に問題があると気づきました。そのことによって、コーチングというものを従来の形から違うものへ変えていかないといけないなと思いました。
私自身も経験がありますが、選手は指導を受ける指導者によって全く違う経験をします。また、私の時代と現在の指導を比較してもそこまで大きな変化を感じていないことも問題であると思いました。
そのため、選手をより良い方向へ引っ張るためには、まずは指導者に対して適切なコーチングのやり方を広めなければならないと考えました。

私がやっているチームビルディングはコーチングが基礎となった発展形みたいなもので、それをより専門的に行うことで、1人でも多くの方に考えを共有していただいて、選手にとっていい影響のある指導者を増やしたいという思いで立ち上げました。

聞き手:この本はどういった経緯で出されたんですか?

小島氏:コーチングや私の考えていること、体現してきたことをどういう方法で世間に発信していくかを考えたとき、HPの製作や講演活動、SNSやYouTubeなど色々と案がありました。
私自身は出版についてはあまり考えていなかったんですが、周りから「本を出したら?」とアドバイスをいただいたんです。本が売れないとはよく言われていますが、こういった中で出版をする意味というのは「自分のブランディングに繋がる」という意味合いのほうが強いように思います。
本を出せばいろんな方が検索して知ってくださいますからね。

そこから話が進んでいきまして、編集の方と打ち合わせを重ねながら執筆をしていきました。
コーチングというとスポーツ的なことだと思われるのですが、打ち合わせの際、編集者の方にチームビルディングの話は一般企業でも通じる話であり、実際に起きている問題だと言われて、だったらビジネス書として出そうという方向に話がまとまっていきました。

聞き手:執筆期間はどれくらいだったんですか?

小島氏:コロナの影響もあって企画から出版までは1年半くらいですかね。
やはり対面で打ち合わせができないというのがなかなかお互い慣れなくて、伝えたいことが伝えきれないこともあって試行錯誤しながら編集の方と作り上げました。
元々出版希望日などはなかったので、無理をせず着実に進めていきました。

聞き手:執筆で大変だったことはなんですか?

小島氏:昔から自分の思ったことをメモしたりパソコンに書き溜めたりしてきましたが、やはり文章をまとめるとなると違いましたね。また編集者に読んでもらうと「ここはどういう表現ですか?」という疑問もいただきまして、自分では分かりやすく書いたつもりでも、読み手の感覚は違うんだと勉強になりました。

また、これは講演をするときにも通じるんですが、私は自分でこれを話そうと決めて話しても、いつの間にか全く違う話をしていることがありまして、困ったことに文章でも同じことが起きていましたね。
なので、編集者にはとても助けていただきました。

聞き手:内容について簡単にご説明をお願いいたします。

小島氏:まず、誤解されたくないのは、私は決して日本に欧米の文化を持ってこい、ということが言いたいのではなくて、あくまでも世界中に視野を広げていろんな世界を見てみるとこんなに良いものがありますよ、という紹介がしたくてこの本を書きました。

日本では指導者の指導通りに動き、練習しなければならず、自分のやりたいことができるような環境は少なかったです。ですがアメリカに渡った時、「ここにいる監督、コーチ、トレーナーは全てあなたがやりたい方向に向かってサポートするためにいる」と言われ、本当の自主性とは何か、人を指導するとはどんな考え方か、ということを教えてもらいました。すると、自分が疑問に思っていること、悩んでいたことに対して真剣に向き合い、その結果どんどん悩みが解決していったんです。

しかし、現在の選手たちが、未だに私が日本で野球を通して感じていた指導者に対しての不満や疑問を感じていては、正直日本の野球の発展は望めないと考えています。
指導者が文字通り「上から指導する人」から「人をサポートし、その人の持つ力を引き出す人」でないといけないと感じています。

また、これは野球だけでなく、経営者や役職のある方、また一般社員の方にも知ってもらいたい考えです。
上からの指導というのは日本社会のどこにでもあります。
ですが、世界を見渡すと、すでにそれだけでは太刀打ちすることが難しい時代と言えるでしょう。
この本では世界と向き合っていくための「チームビルディング」のノウハウについて書きました。

聞き手:経営者にも通じる教えみたいなものはありますか?

小島氏:日本はどうしても答えを先に教えて失敗をしないように誘導する指導が多いかと思います。
「これは失敗するよ、危ないよ」と挑戦する前から選択肢を狭めていきます。
ですが、本来なら沢山失敗をして、そこから本人が気づいて自身で変わっていく必要があります。
もちろん大けがをする可能性がある場合は止めますが、多少の失敗は想定して、そこから本人がどう変わるか考え、それをサポートするのが指導者だと思います。

日本は肩書の重みから部下を管理しよう、管理するのが管理者であると考える方も多いと思いますが、本質的なことを突き詰めると、指導者としての姿勢はまた違ったものになると思います。

この本をぜひ読んでいただいて「コーチングとは何か」について考えるきっかけになれば嬉しいです。

聞き手:次回作の構想はありますか?

小島氏:コーチングに関して言えば、もっと専門性の高いものを出したいと思っています。
ターゲットを指導者、中間管理職の方に限定したものを書きたいと考えています。

また、メジャーリーグが好きなので、アメリカの野球のことを広めるような本を作りたいと思います。

聞き手:では、最後に本を読まれる方へメッセージをお願いします。

小島氏:コーチング革命を起こしたくて今年の春先に出版しました。
子どもたちから選手たち1人ひとりの能力をどう引き出していけばいいのか分かりやすく書きましたので、ぜひ多くの方に読んでいただければと思います。

 

『C3チームビルディング ――結果をもたらす「コーチング」と「リーダーの思考改革」』の詳細はこちら

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《章立て》
序章 あなたはいつから「リーダー」になるのか?
第1章 リーダーに”カリスマ性”は不要–1人だけが率いる組織はもろい
第2章 新しい時代のチームビルディング
第3章 チームの力を最高に引き出すために
第4章 対談:日本は遅れを取り戻さなければならない
第5章 さらに強いチームをつくるために

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投稿者プロフィール

下村(むーさん)
下村(むーさん)
大学卒業後に出版社に就職して漫画の編集に携わる。
その後、さらに別の出版社を経てラーニングス株式会社に入社。
編集業務に従事している。

社内では『むーさん』の愛称で親しまれ、お父さん的なポジションを務めている。

プライベートでは野球観戦が趣味(広島ファン)で二児の父。

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