出版コンサルは本を出すなら必要? 依頼するメリットと注意点

本を出版したいと思ったとき、出版コンサルを依頼するかどうか悩む方も多いでしょう。

出版経験が浅かったり初めての出版の場合、出版までのプロセスや勝手がわからず必要以上に手間がかかってしまうことがあります。

 

便利ということ以外に、費用が高そう、依頼したときにどんなメリットがあるのかよくわからない、といった方もいるでしょう。

そもそも、出版コンサルがどんな役割を担っているのでしょうか。

 

ここでは、出版コンサルについてと、出版コンサルに依頼するメリットについてご紹介します。

 

 

出版コンサルのメリットとは

出版コンサルは、書籍の出版をプロデュースしてくれる人を指します。

出版業界歴の長い方が多いため、安心して任せることができます。出版経験が浅く、業界知識のない方にとってはありがたい存在となるでしょう。

以下に、出版コンサルに依頼するメリットを詳しくご紹介します。

 

出版に関する相談ができる

出版コンサルは出版に必要な知識を持っているため、出版までの一連の作業をスムーズに進めることができます。

印税の相場や契約についても相談することができます。

出版社との契約で損をしないような方法や本を売るための方法など、親身になってアドバイスしてくれるでしょう。

 

出版に関する相談ができるというのは、出版コンサルに依頼する大きなメリットの1つです。

出版業界に精通していないとわからないような流れもしっかり理解しているため、安心して任せることができます。

悪徳出版業者に騙されてつらい思いをする心配もないでしょう。

 

専門家に執筆を依頼できる

テーマや構成、カバーのデザインからレイアウトまで専門家に相談することができます。

本編のシーンに合ったデザインを相談できるため、本のクオリティをより高めることができます。

また、執筆そのものを依頼することも可能です。

ライティングのプロに物語の大筋だけを伝えて文章にしてもらうことで、読み手により分かりやすく伝えることができます。

 

原稿の作成経験が少ないもしくは作成経験のない人が書いた文章は、表現方法がおかしかったり文章に違和感があったりという問題が発生してしまうケースも少なくありません。

専門家に依頼することで読みやすくセンスの良い仕上がりにしてもらえます。

 

売れやすい書籍作成のアドバイスがもらえる

費用をかけて書籍を出版するからには、販売数は無視できない課題になるでしょう。

しかし、たくさんの本を売ることは、知識のない人にとっては想像以上に難しいものです。

制作した本を少しでも売れるようにアドバイスをするのも、出版コンサルの役目です。

 

執筆テクニックはもちろんですが、そのときのトレンドやニーズなどをしっかりリサーチし、適切なアドバイスをしてくれるというメリットがあります。

読者受けする話題やストーリーを提案してくれるため、より本が売れやすくなる可能性も高まるでしょう。

 

専門家目線のアドバイスを受けることで、クオリティの高い本の出版が可能となります。

 

企画書の提出や打ち合わせなどの業務を代行してもらえる

出版コンサルは、相談だけが仕事ではありません。

構成の作成や出版社との打ち合わせ代行の対応もしてもらえます。

構成の作成や出版社との打ち合わせは、意外と手間と時間がかかるものなので助かるでしょう。

 

打ち合わせが思うように進まなかったり、スケジュールが合わず何度も調整し直したりと大変なことも多く、本の作成だけに集中したいという方にとっては煩わしい作業です。

打ち合わせに神経をすり減らしてしまい、本の作成が思うように進まないというケースも少なくありません。

そのような時は出版コンサルに依頼することで、安心して本の制作に集中することができます。

 

 

出版コンサルに依頼する際の注意点

出版コンサルへの依頼は出版作業を円滑に進めるために有効ですが、依頼する際の注意点がいくつかあります。

注意点を理解した上で、損をすることのないよう依頼するコンサルを選択しましょう。

 

以下に、3つの注意点をご紹介します。

 

依頼費用が高額

出版コンサルへの依頼費用は50~100万円程度となることが多いです。しかし、場合によってはかなりの高額となるケースも少なくありません。

大手出版社のコンサルを依頼したり著名なコンサルタントに依頼をしたりした場合、1,000万円近くかかったというケースも見られます。

 

知名度のある出版社に所属している方や出版業界歴が長い著名な方に依頼すると、当然費用は高額になります。

安心はできますが、その分費用もかさんでしまうということを理解しておきましょう。

 

出版コンサルに割ける予算はいくら程度なのか、事前にしっかり見積もりを出してもらい検討をすることが大事です。

費用の中にどんな作業がいくつ含まれているのかも合わせて確認しておきましょう。

 

実績のある方が担当しているか

過去にどのような実績があるのかの確認も非常に重要です。

実績を確認せず、料金だけを見て依頼するということは避けましょう。

 

出版コンサルという言葉は一般的になりつつあるため、なかには詐欺まがいのことをする偽出版コンサルも存在します。

お金をだまし取られたり、質の低いサービスなのに高額な料金を請求されたりすることもあるので、コンサルタントの実績はしっかり確認することが大切です。

 

特に、出版コンサルという仕事には資格が必要なく、腕利きのコンサルタントなのかどうかを事前に見抜くのは難しいものです。

資格がなくてもできる職業だからこそ、悪質な業者に当たらないように十分に注意しましょう。

 

売り込み先が多数あるか

本の売り込み先が多数あるかどうかも出版コンサル選定の際の重要なポイントです。

出版コンサルは出版実績が多ければ多いほど、出版業界にコネクションが多く人脈も広いもの。

出版業界に顔が広ければ広いほど売り込み先も多くなり、利益も上がりやすくなります。

本を少しでも多く売りたいと考えているのであれば、出版実績が豊富で売り込み先を多数持っている出版コンサルを選択すると間違いないでしょう。

 

 

まとめ

出版コンサルを利用することで執筆に集中できたり、時間や手間が削減できたりと多くのメリットをもたらします。

出版業界に詳しくない方でも安心して本の出版を進めることができる点も助かりますね。

しかし、詐欺まがいの悪質な業者に当たってしまう可能性もあるため、コンサル選びには十分注意が必要です。

 

忙しくて執筆作業以外に時間をかけられない方や、執筆作業に集中したい、売り込み先が欲しいという方は、出版コンサルの利用を一度検討してみてはいかがでしょうか。

 

投稿者プロフィール

マーケティング出版プラス編集部
学生や子育て中のママなど、様々なバックグラウンドを持つメンバーが所属。

出版をもっと身近に感じてもらうために、自分の家族や友達にも読んでもらえるような、分かりやすく丁寧な記事づくりを心掛けています。

これからも有益な記事を日々発信できるよう、尽力していきます!