書籍を利用した出版マーケティングのメリットとは?成功事例も紹介します!

「企業や個人事業主としての信頼度を高めたい」
「事業の強みや価値を顧客にわかりやすく伝えたい」
「企業ブランディングやマーケティングに悩んでいる」

このような悩みに答える方法の一つが、出版マーケティングという手法です。

昔に比べて、現在は書籍を手軽に出版することができるようになりました。

その結果、書籍をマーケティングに利用する出版マーケティングが普及してきています。

この記事では、

  •  書籍を利用した出版マーケティングとは何か
  •  出版マーケティングのメリットや効果
  •  出版後の取り組み方
  •  出版マーケティングの成功事例

を紹介します。

出版マーケティングについて詳しく知りたいという方は、参考にしてみてください。

 

 

 

書籍を利用する出版マーケティング

出版マーケティングとは

『出版マーケティング』とは、集客や採用など企業課題を解決するために、書籍やDVDを出版して活用することです。
例えば書籍を出版した後に、展示会やセミナーで見込み客にその書籍を紹介して、事業内容や商品について知ってもらう。自社サイトやオウンドメディアで紹介する、企業説明会で配布して自社について理解を深めてもらう、といったように書籍をマーケティング活動全般に利用することを出版マーケティングと言います。

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出版マーケティングの目的

出版マーケティングの目的は集客や商品、サービスの認知向上、売上の増加、ブランディングをすることです。

企業は商品やサービスを通じて社会に価値を提供し、利益を出していくことが目的です。その企業の目指すものや顧客へ価値を届けること、商品やサービスを販売するために出版マーケティングを利用することができます。

加えて社会的な信頼性や権威性、専門性などをアピールするとも出版マーケティングを行う目的となります。

 

書籍をどのように利用するのか

出版マーケティングでは、書籍を通じて新規のお客様や既存顧客、見込み客にメッセージを伝えていきます。
コーポレートサイトのニュースリリースや、オウンドメディアで書籍を出版したことをPRしたり、また、すでに取引がある顧客や新規のお客様に出版した書籍を紹介するなどして、商品やサービスについて知ってもらい、集客やサービスの販売を行っていきます。

インターネットや現実の世界であらゆる手段を用いて、書籍を紹介することが出版マーケティングの効果的な利用方法と言えます。

 

出版マーケティングによって得られるメリットや効果

続いて、出版マーケティングで得られるメリットや効果を3つに絞って紹介します。

 

メリット①商品やサービスに関心がある見込み客を集める

書籍を出版すると書店やECサイト、Amazon kindleなどで購入してくれた人が、内容や著者プロフィールを通じて、会社に興味を持ってくれます。読者に内容が刺されば、自社の商品やサービスを将来購入してくれる可能性も増えます。

書籍を出版することで自社の認知拡大につながり、商品・サービスに関心をもつ見込み客を集めることができます。

 

メリット②信頼の獲得

書籍を出版すると、その分野において専門的な知識を持っているという印象がつき、信頼の獲得につながります。

出版社を通じて書籍を世に出す際には、第三者(出版社)という客観的な立場から内容のチェックが入ります。出版社としても正確な情報を伝えることが必要だからです。その結果、書籍を書いた人の信頼性が高まるのです。

現在はAmazonなどを通じて、個人でも書籍を製作して販売することが容易になりつつありますが、それでもまだまだ出版するのにハードルを感じる方も多いです。
このような理由で、書籍を出版することで世の中の人々から信頼されやすくなります。

 

メリット③ 出版から時間が経っても反響が来る

書籍は、何年も長く読まれるものがあります。

出版した書籍がヒットすれば、より多くの人の目に触れるだけでなく、口コミやネットでの広がりもあって長期的な効果を期待できます。

広告やチラシなどは、世の中に残り続けることは無く、一時的な効果しか期待できませんが、書籍を出版すればマーケティングやブランディングの観点で長い期間、活用し続けることができるのです。

 

書籍を出版することの欠点

反対に書籍の出版には欠点もあります。

例えば、書籍は出版後に内容の修正や訂正ができません。

そのため新しい手法や情報が随時アップデートされる業界では、書籍を出版してもすぐにやり方が変わってしまう可能性があります。そのような理由から書籍を出版する場合には注意が必要です。

ただ、修正できないからこその信頼があると言えます。出版前に情報の新鮮さや間違った情報がないか、誤字脱字などのミスはないか、確認しておきましょう。

 

書籍を出版した後の出版マーケティングの取り組み方

出版マーケティングの主な方法として、現実世界で紹介する方法とインターネットで紹介する方法があります。

 

現実世界で書籍を紹介する方法

・既存顧客や新規顧客、友人・知人に紹介する
・セミナーや勉強会などで書籍を使用する
・書店で知らない人に知ってもらう

現実の世界での出版マーケティングの取り組み方には、上記の3つの方法があります。

既存のお客様や新規のお客様、セミナーや勉強会などで書籍を紹介して、自社へ興味関心を持ってもらったり、商品やサービスへの知識を深めてもらいます。また直接知り合うことができない方でも、書店での販売を通じて書籍を見つけてもらい、認知してもらうことも可能です。

書籍自体をより広めて行きたい場合は、広告を利用していくことも方法の一つとして考えられます。

 

インターネットで書籍を紹介する方法

・自社サイトやメルマガでの宣伝
・FacebookやYoutubeなどSNSで紹介
・Amazonや楽天などECサイトでの販売

インターネットではコーポレートサイトやオウンドメディア・ブログを通じて書籍を紹介したり、メールマガジンやLINE@など顧客リストを持っている場合は、そこに対して周知することができます。

またFacebookやYoutubeなど、SNSの会社アカウントやチャンネルを持っている場合、そこで紹介することも可能です。

加えてAmazonやKindle、楽天などで販売することができれば、より多くの方に書籍の存在を知ってもらうことができます。

 

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出版マーケティングの成功事例

続いて、実際に書籍を出版マーケティングに利用された事例を紹介します。

 

<医療機関専門のホームページ制作会社で代表取締役を務める安岡様>

安岡様は書籍の出版後、
1.既存顧客やお世話になった人へ献本
2.新規のお客様にお渡し
3.社員への配布
などを行いました。

 

1.既存顧客やお世話になった人へ献本

既存顧客やお世話になった人へ挨拶の品として書籍をプレゼントすることで、長らくやりとりがなかった方との会話のきっかけになったそうです。前職の社長にも本を渡して、今の仕事の報告もできたそうです。

 

2.新規のお客様にお渡し

新規のお客様に書籍を渡すと、出版した事実が信用につながり、会社の考え方や事業について深く理解してもらえるようなります。実際に書籍を読んでもらうと、ほとんどが受注に繋がっているという効果も出ました。

 

3.社員への配布

加えて書籍を社員に配布して、自分の考え方を伝えることもできたそうです。

その結果自社のサービスをより深く理解してもらえたという効果がありました。なかには家族に読んでもらった従業員の方もいて、どんな会社か理解してもらえたという副次的な効果もあったそうです。

書籍を出版した方のなかには、このように初めての出版でも上手く機能したという事例があります。

詳細記事はこちら▶︎出版インタビュー「経営者は本を出版するべき」

 

まとめ

以上、書籍を利用した出版マーケティングについて、メリットやデメリット、出版後の取り組み方について紹介しました。

電子書籍が広まっている現在、昔に比べて書籍の出版は遥かに簡単になっています。

このマーケティング出版plusというメディアを運営しているラーニングス株式会社では、出版後の使い方を踏まえた出版のサポートを行っています。
弊社のサービスについてもっと詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。

 

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投稿者プロフィール

梶田洋平
出版ベンチャー企業「ラーニングス株式会社」の代表取締役。

大学卒業後は証券会社に入社し、2つの支店で法人、リテールの営業活動に尽力。
5年弱勤めて退社した後、出版事業を手掛ける会社を起ち上げる。

これまで自身が著者で出版した本は16冊、読んできたビジネス書は3000冊以上。

『出版を変える、出版で変える』を合言葉に、はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象とした事業を展開。
出版でビジネスを加速させるお手伝いに力を入れる。

好きな本の分野は経営者の自叙伝やマーケティング、経営に関する実用書。
愛知県名古屋市出身。趣味は読書とスポーツ観戦。

近著:
「7日でマスター 株チャートがおもしろいくらいわかる本」(2017年ソーテック社)
「7日でマスター 投資信託がおもしろいくらいわかる本」(2018年ソーテック社)
「いちばんわかりやすい 60歳で2000万もらうiDeCo年金のはじめ方」(2019年ソーテック社)
「世界一やさしい 株・FX・投資信託の教科書」(2020年ソーテック社)