今回は『ガンに負けない!治療・仕事・お金Q&A』をご出版された佐藤晋一さん、佐藤美由紀さんにお話を伺いました。
マーケティング出版プラスだけの特別なインタビューです!
ぜひご覧ください!
佐藤 晋一・美由紀(さとう しんいち・みゆき)
夫は元年金事務所長、妻は元健康保険組合事務長。二人とも福祉の有資格者。 夫はサラリーマン生活38年のうち20年間「治療と仕事」を両立する。勤務先のきめ細やかな配慮、病院の病気のみならず心のケアにより、定年退職日まで職務全う。 初めてガンの手術をした39歳から現在62歳までの23年間に「7回のガン宣告、8回の入院、10個以上のガン」が見つかる。生きるために仕事より「ガン検診」を優先し「早期発見」に努め、これら10個以上のガンをすべて克服。 何度も手術を繰り返す中、入院病棟で「治療・仕事・お金」に関するさまざまな悩みの声を耳にする。私たちは「本人は治療、家族は看病に専念できないのではないか?」「申請書類には時効があり知らなくて損をしている人もいるのではないか?」と病室で話し合う。 そして、私たちの体験談で1人でも多くの人が悩みをなくし「本人は治療」「家族は看病」に専念できる世の中を実現したい…という思いで、現在は「かがやき相談室」を主催し、本人・家族の「心のケア」や「各種支援制度」の相談に応じるべく日々邁進中。 ホームページ https://kagayaki-land.com/ |
聞き手:どういった内容の本でしょうか?
晋一さん:私は初めてがん手術をした39歳から23年間に10個以上のがんを経験していますが、本書はどのようにして乗り越えてきたかということをまとめたものです。
23年という年月はとても長く、何度も高い壁にぶつかりました。それでも、夫婦で「絶対に諦めない」という強い気持ちで乗り越えてきました。
いわゆる夫婦の闘病記になっているかと思いますが、どこからでも読んでもらえるようにQ&A方式になっています。内容が時系列になっていますので読みやすい本になったと思います。
美由紀さん:夫は何度もがん宣告を受けていますが、「病気になった人」は病気を治すことで頭がいっぱいです。
家族も同じで夫の前では涙を見せずに笑顔でいますが、実際は夫の代わりに「利用できる制度」を調べたくても心に余裕がありません。
そのような経験から、本書は病気になった本人や家族でも疲れない様にQ&A方式にしました。
聞き手:ご執筆期間はどのくらいでしたか?
美由紀さん:元々ブログで書いていたこともあったので、執筆に打ち込んだのは1か月ほどでした。
ブログでは、私が「家族(妻)の視点」で書いていました。夫が現役のサラリーマンだったこともあり「本名」「病名」「検査」「治療」などの詳しい情報は公表していませんでした。
本書では、「患者(夫)の視点」に見直して二人でまとめていきました。
晋一さん:仕事をしながらの執筆ですので大変でしたが、「こうしている今も病気で闘っている方やご家族がいるんだ」と思ったら居ても立っても居られない気持ちでした。
妻と二人で「1つでも多くの有益な情報をみなさんに届けたい…」と、何度も徹夜で話し合いました。
「かがやき相談室」の事業を通して感じるのは、みなさんが知りたいのは「法制度よりも体験談」ということです。
がんにどう立ち向かっていったのか?どのようにして治療と仕事を両立したのか?など、「知りたいのは体験談」のため、ブログでは詳しい情報を控えていましたが本書では個人情報や精神面に至るまで詳しく書いています。
聞き手:一番伝えたい部分はどこですか?
晋一さん:私の病歴やそのときの様子がことこまかに描写されています。
「どのように治療と仕事を両立させたのか?」「困ったときに職場はどのように対応してくれたのか?」も書いていますので、がんと闘っているご本人やご家族はもちろんですが、「経営者や人事労務担当者」の方にも是非お読みいただきたいと思っています。
そして、「がんは誰にでもなる可能性があること」「早期発見・定期検診が重要であること」「治療と仕事の両立方法があること」を知ってほしいです。
美由紀さん:夫の不撓不屈の精神ですね。何度がん宣告をされても決して諦めませんでした。
この本からご家族みなさんで、「諦めない精神力の強さ」「健康の大切さ」「命の大切さ」「家族の大切さ」を改めて考えていただくきっかけになればと思います。
聞き手:どんな方に読んで欲しいですか?
晋一さん:現在がんで苦しんでいる方は、心境的にもがんの本は手に取りづらいのではないかと経験者だからこそ思います。自分はがんではないと現実逃避をしたくなるからです。
そのため、「現在元気な方」「人事労務担当者」でしょうか。
そして、私はがん治療とサラリーマンの両立期間が長いため「経営者の方」に是非読んでほしいと思います。
治療と仕事の間での「辛かった気持ち」もすべて隠さず正直に書いていますので、「病気を理由に退職された方」や「病気と仕事を両立している方」の誰にも言えない気持ちを代弁している部分もあると思います。
美由紀さん:私も夫と同じく「経営者」や「人事労務担当者」です。厚生労働省の「治療と仕事の両立支援」は職場の理解がないと成り立ちません。
本書では、病院の選択方法、治療の選択方法、仕事との両立だけでなく、第12章に「お金」について、夫が元年金事務所長、私が元健保組合事務長だったこともあり専門家としての視点で経験談を書いています。また、政府機関の役立つ有益情報も掲載しています。
がんだけではなく、他の病気で闘っている人にも役立つ1冊になっていると思います。
聞き手:この本を読まれる方へメッセージをお願いいたします。
美由紀さん:2人に1人ががんの時代と言われていますが、病気は誰もがかかる可能性があります。
みなさんに読んでもらいたい理由のひとつに、夫のことですが「こんなにも強い人間が世の中にいるんだということを知ってもらいたい」という思いがあります。
人生の中には辛いこともありますよね。「かがやき相談室」で相談業務をしていますと、極端な選択を考えてしまう方もいます。
そんなときは不撓不屈の精神で10個以上のがんと闘ってきた人間がいたことを思い出してもらいたいです。
「何度も何度もがん告知」をされ、「何度も何度も高い壁」を見上げ、決して振り返らず前だけ見て歩いてきた夫をそばで見てきました。そびえ立つ壁は本当に高く、でも絶対諦めようとはしないで、病気・仕事・人生に向き合ってきました。
ここまで何度もがんを繰り返しながら定年退職を迎えた人はなかなかいないと思いますので、「治療と仕事の両立は不可能ではない」ということをまずは知ってほしいです。
晋一さん:妻が全部言ってくれましたね。
私からは、この本を読んで「大変な状況の中でも気持ちの切り替え」をしてもらえたら嬉しいですね。
とにかく「がんに負けないで強く生きてもらいたい!」それだけです。
聞き手:本日はありがとうございました!
夫は、初めて手術をした39歳から23年間に10個以上のガンを克服。何度も受けた「がん宣告」ですが、「職場・病院」と一体になり「定期検診・早期発見」に努め、定年退職日まで職務を全う。 ガンを宣告されたとき、本人も家族も不安になりいろいろ考えてしまいます。 「病院の選び方は?」「治療方法の選び方は?」「お金の心配は無かったの?」 本書では、本名や病歴など個人情報を公表しており、10個以上のガンを克服してきた体験に基づく有益な情報をまとめています。
「治療と仕事」の間での辛かった気持ちも書かせて頂いていますので、「病気を理由に退職された方」や「治療と仕事を両立している方」の気持ちを代弁している部分もあると思います。 病気と闘っている方はもちろんですが、「経営者や人事労務担当者」の方にも是非お読みいただければ幸いです。
「今まさにガンと闘っている方…」 「まだガンではないけれど予備知識を欲しい方…」 「お父さんお母さんの代わりに勉強したい方…」 「壮絶な人生を体験した人の話を聞きたいと思った方…」 まずは、興味のあるQ&Aからご覧いただけましたら幸いです。 |
投稿者プロフィール
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学生や子育て中のママなど、様々なバックグラウンドを持つメンバーが所属。
出版をもっと身近に感じてもらうために、自分の家族や友達にも読んでもらえるような、分かりやすく丁寧な記事づくりを心掛けています。
これからも有益な記事を日々発信できるよう、尽力していきます!
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