情報発信ビジネスとは?収益化・情報の信頼度を高める方法を解説!

 

 

インターネットの発達により、誰もが情報を発信することができるようになった一方、情報が混在し、正しい情報、欲しい情報を見つけることが難しい状況となっています。

 

その中で、企業や個人が自身の持つ情報に価値を見出し、「情報発信」で収益化するケースが多く出てきました。

 

今回は、情報発信をビジネスでどのように活かすか、情報の社会的信頼度向上の方法について解説していきます。

 

ぜひ最後までご覧ください!

 

 

【この記事でわかること】

  • 情報を商材として売り、ビジネスとして成立させる方法
  • 情報発信ビジネスを始める手順と注意点

 

【監修者】
 梶田 洋平
 ラーニングス株式会社 代表取締役
大学卒業後は証券会社に入社し、5年弱勤めて退社した後、出版事業を手掛ける会社を起ち上げる。
大学時代からこれまで自身が著者で出版した本は16冊、読んできたビジネス書・実用書は3,000冊以上。はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象に、出版でビジネスを加速させるお手伝いに力を入れる。

 

 

 

 

情報発信ビジネスとは

 

情報を発信することでビジネスとなるものは、一体世の中にどれほど存在しているのでしょうか?

 

大きくわけると、

  1. 広告収入を得るパターン
  2. 自社サービス・商品の購入に繋げるパターン

の2つがあります。

 

 

①は、ブログやメルマガ、SNS、YouTubeなどに広告を掲載し、広告主から報酬を得て収益化する方法です。

アフィリエイト(成果報酬型広告)では自分のアカウント内で他社の商品・サービスを紹介し、クリック数や購買数に応じて報酬が支払われます。

ただ、見る人の数が多いほうがより成功確率が上がるので、媒体そのものの人気を上げる必要があるでしょう。

 

 

一方で②は、自社で運営する媒体を使って、自社サービス・商品の購入に繋げるためのコンテンツを作成する方法です。

「コンテンツマーケティング」とも呼ばれるもので、中には他のクリエイターや著名人に案件として依頼することもありますが、基本的にはすべて自社内で完結するもの、媒体からの収入ではなく、自社サービス・商品の購入で収益を上げるスタイルです。

 

情報発信を行い、自身の情報に価値を持たせて商材として販売するビジネスを行いたい方はこちらに該当します。

そして、この記事では、情報発信をビジネスとして成功させたい方向けに手順を解説しています。

 

情報発信をビジネスとして行う場合、ネット環境があれば誰でも行うことができますが、誰もが稼げるビジネスではありません。

コンテンツの質はもちろんのこと、更新頻度、長期的な地道な継続が必要になってくるビジネスです。

 

 

収益化を目指してどんな情報を発信すればいいのか

 

情報発信を行い収益化を望むなら、長く続けて多くの読者を獲得するためにも、どのような情報を発信するのかはしっかりと考えてからスタートすることをおすすめします。

 

といっても、考えすぎる必要は一切ありません。

 

情報発信はいち早く発信することが何よりも大切なので、ここでは軸だけ決めて、細かい部分はやっていく中で本格的に決めていけばいいのです。

 

 

情報発信を行ううえで絶対に押さえておくべき部分は、誰に向けた情報なのか、見てくれている人たちが求めている情報はなにかを意識することです。

 

これがブレていなければどのようなコンテンツを扱ってもまず問題ありません。

 

そして、情報を発信するあなた自身が興味を持っていること、スキル、経験からネタを決めればいいのです。

 

企業であれば、自社の強みや業界内での立ち位置などを考慮し、発信する情報の方向性を絞っていきましょう。

 

世間の人々が興味を持っているから、流行っているからと興味のないものを情報として扱ったとしても、それを本当に好きで情報発信をしている人には到底かないません。

 

熱意や内容の濃さ、更新頻度、期間で結局は負けてしまいます。

 

そのため、できる限り長期的に、無理なくネタを集めて安定した発信ができるテーマを見つけてください。

 

 

また、情報発信を行う際のコンテンツですが、情報の難易度も専門的にいくのか、広く浅いものにするかはあなたの判断次第です。

 

人数を集めることを最短目標にするならば、新しい情報をいち早くキャッチして発信するべきですし、媒体の信頼性をアップさせるなら、専門的な内容で質重視の発信をするべきです。

 

そして、もしあなた自身がやり遂げたこと、特別な経験をしたことがあるのなら、それを交えた内容でも良いでしょう。

 

バックパッカーやダイエット、資格マニアなどなど、自分の人生や生活を振り返ると、あなたにしか伝えられないさまざまな情報が出てくるはずです。

 

 

ここまで読んでみて、もし興味のあることや特別な経験などがないな、と思われた場合は他社(者)が作った商品やサービスを紹介するのも一つの手です。

 

この場合、広告収入のみを狙った媒体運営になるので、思うように収益化ができないとモチベーションが保てず、続けていくのがとても難しい状態に陥る可能性があります。

 

特に読者の数が重要になり、流行りものやトレンドをテーマに記事を量産する必要があるので、新しいものや好奇心旺盛な方には向いていますが、興味関心のないものに対してコツコツと記事や動画をつくっていくことが苦手な方にはおすすめしません。

 

自分の好きなことや自由な発信の幅が将来的に狭まってくることもあるので、どんな情報を発信していくかはしっかりと決めてください。

 

 

情報発信ビジネスの始め方

 

それでは、具体的に情報発信ビジネスの始め方を解説していきます!

初心者の方向けに基礎からお伝えしていきますが、やることは大まかに3つだけです。

 

1.予算確保

 

まず、スタート時にどの程度の予算が必要かを確認しましょう。

 

必要な金額と、自身が長期的に月々何円程度予算を確保できるかのバランスが大事です。

 

ちなみに、必要経費をできるだけ早い段階で回収できる算段はついていますか?

始める前にこれを考えるのはなかなか難しいことではありますが、毎月〇円予算を確保して、始めてから△月後には□円を収入として確保できて、黒字になるのは◇ヶ月後か、マネタイズについてざっくりでいいので考えてみてください。

 

そして、無理なく続けられる方法、負担のない予算を把握してからスタートしましょう。

 

意気込んで大金をつぎ込んで始めても、開始早々お金が尽きて頓挫してしまうのはもったいないですし、結果が出るまで長期的に続けていかなければなりません。

なので、始める前に負担がかかるラインを知っておきましょう

 

 

さて、情報発信で必要になってくるお金ですが、まず、運営していく媒体によって金額が変わります。

ブログの場合はサーバー代など初期費用がかかる場合があります。

無料のものから数千円~数万円と差があるので、使いやすさやサポートの充実さなどで検討してください。

 

また、SNSやYouTube、noteなどであれば基本的には無料ですが、有料プランもあります。

念のため1000~3000円程度を毎月の維持費として確保すると良いでしょう。

 

無料でスタートできるものも多くありますので、使おうとしている媒体の特性をしっかりと把握したうえで決めてください

 

 

また、ビジネスとしてしっかりとマネタイズする未来を考えているなら、初期から自分のサイトをもったほうが安全です。

SNSなどはアカウントが運営会社の都合で凍結される可能性があるので、SNSは宣伝用、情報発信の軸は自身のサイトと運用方針を明確にしても良いでしょう。

 

 

加えて、コンテンツの制作費用も事前に検討しましょう。

記事や動画の制作は誰が行いますか?

 

ご自身の場合、外注の場合と選択肢はさまざまありますが、月〇本ペースで運営するかの目安を決めて、しっかりと質が保てる金額を設定しましょう。

安さばかりを追い求めてしまうと、必然的に質の悪いコンテンツが増えてしまい、読者がつかなくなってしまいますのでご注意ください。

 

また、記事や動画制作のための物品の購入費や足りない機材、月額制の制作支援サブスクなどを活用する場合も事前に検討して、費用を計算しておきましょう。

 

SEO対策ツールを使う場合やドロップボックスなどのクラウド費用なども忘れずに考えてください。

 

2.情報発信する内容と運営プランを練る

 

①と同時並行で行っても大丈夫な部分ですが、どんな情報をどの程度のペースで発信し、開始からどの程度の期間で費用回収&収益化を実現させるのか、運営プランを作っておきましょう

 

始める前から実際にやった後のことはわかりませんが、予想は誰でも立てられるはずです。

目的をはっきりさせて、そのためにどんな行動が必要なのかをピックアップしていきましょう。

 

目標の立て方、KPIやKGIについてはこちらの記事もご覧ください。

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3.まずは1か月続ける

 

準備が整ったら早めに情報を発信していきましょう。

そして、一番大事なことが続けることです。

 

コツコツと地道に続けていくことで徐々に成果が表れます。

 

最初のうちは1か月分のネタの内容を組み立てておいて、少し余裕をもった締め切りを設定して続けてみましょう。

コンテンツの制作にどのくらいの時間がかかるか、得意な内容、苦手な内容とやっていく中で新たな発見が多くあります。

 

なので、まずはとにかく1か月続けてみて、2ヶ月目に入るタイミングで今後の運用について再度検討してください。

 

ちなみに、企業の場合、担当者が他業務もある中での運用だと、途中で後回しになってしまうケースも多々あります。

その場合、最小の時間とリソースで一番効果が出る仕組みを作りましょう。

 

例えば、記事をまずは10本作ります。

そして、SNSでその10本の内容を細かくランダムに発信し記事に誘導。

SNSの投稿は事前に1か月分の30本の内容を作って、あとは予約投稿をしておく。

 

最初の10本の記事とSNSの30投稿の制作は大変かもしれませんが、それができたら繁忙期で1か月新規記事の更新ができなくても、情報発信が途絶えることはありません。

 

また、サービス資料やお役立ち資料があるなら、その内容を説明した1000文字程度の文章を書いてみましょう。

普段目にしている内容なので、すぐに書けると思います。

そして、説明文の下にDLボタンやURLを設置すれば1記事完成します。

 

情報発信だけでなく、より詳しく知りたい人への間口も用意することで、より収益化しやすくなります。

 

あくまでもこれは弊社で実施している内容を少しアレンジした一例ですが、少ないリソースで動くこと、そして続けやすい仕組みづくりはぜひ開始当初から考えておくのをおすすめします。

 

 

情報を商材として売るために必要なこと

 

情報発信ビジネスを行う際に広告収入を軸にはせず、自身の経験や知識、ノウハウに価値を持たせ、商材として売りたい方もいらっしゃると思います。

 

ここでは、成功させるための具体的な手法をご紹介します。

基本的なステップは3つです。

 

①顧客を集め、②顧客を育て、③購買へと繋げていく

 

しっかりと道筋を立てて動いていきましょう。

 

1.顧客を集める

 

情報を商材として扱う場合、成功するためには圧倒的な知名度を誇る、または少数でも熱狂的なファンを獲得できるかが勝負所となってきます。

 

知名度が高ければ「信用に値する人物だ」という印象を持ってもらいやすくなりますし、少数でも熱狂的なファンを獲得できれば、自身のチャレンジに対して好意的にサポートしてもらいやすくなります。

 

ご自身が情報発信ビジネスを行ううえで、どのような顧客が欲しいかのイメージがあるかと思いますので、それに合った顧客を集めていきましょう!

 

 

この段階では、記事をアップしたら必ず見てくれる、イイねやコメントを残してくれる人たちを着実に増やしていくことが大切です。

SNSならフォロワーの数ももちろんですが、反応がどの程度来ているかもしっかりと確認しながら求められている情報を積極的に発信していきましょう。

 

まずは集客を成功させることが大切です。

そして、ある程度の人数が集まってきたら、もしくはとても熱心なファンが出現し始めたら、次のステップへと進めていきます。

 

 

2.顧客を育てる

 

次のステップではより自身のコンテンツの深い部分や未公開の部分など、顧客が特別感を得られるコンテンツを提供していきます。

 

限定メルマガやLINE、月額数十~数百円のファンクラブ、コミュニティへの誘導などを行いますが、このとき、会員限定、先行公開、非公開コンテンツの提供を用意することがとても大切です。

 

ただし、普段の情報発信を怠らずに+αで限定コンテンツの制作を長期的に行う必要があります。

なので、できるだけこの時点でリソースの確保、コンテンツのストックを行うことができれば、この後の情報商材の販売を本格的に動かした時に余力を残すことができます。

 

そして、もし普段の情報発信自体が負担が大きい場合、まずは情報発信の運用体制の見直しをすることをおすすめします。

この時点で収益化はほとんどできていない状態かと思いますので、外注もできずにマンパワーで動かしている状態でしょう。

 

ですが、この先ビジネスとしてやっていくなら、効率化と仕組みづくりは必須です。

この時点で100%の力を入れていると、ここからもっと大きくさまざまな施策を行いたくてもできない状態となってしまいます。

 

なので、必ずこの先のステップに進む前にご自身のリソースに余裕を持たせてください。

 

3.購買へと繋げていく

 

ある程度顧客が育ってきて「もっと知りたい」「〇〇さんに会いたい」「もっと特別扱いをされたい」という状態が見えてきたら、セミナーやマンツーマンのコーチングなどを数万~数百万円で販売していきます。

 

最初はオフ会やセミナー、オンライン講座などフランクなものからスタートし、徐々に限定講座やマンツーマンのコーチングへと誘導するのです。

 

しかし、これらはあくまでも、その金額に見合うだけのコンテンツを用意することが前提であって、中身のないもの、金額と見合わない商材を売る詐欺を行ってはいけません。

 

払う金額に対して顧客が高い満足度を得られる状態ではないと、たとえあなた自身が正しいと思ってやっていたとしても、騙されたと訴えられる可能性もあります。

 

顧客を教育し商材を販売する過程で、あなた自身も研鑽を積み、金額に見合うだけの確かな情報、スキル、ノウハウを提供することが何よりも大切です。

 

情報商材ビジネスは一見儲けやすいビジネスに見えるかもしれませんが、責任の伴うビジネスです。

自身の発言や行動に責任を持ってチャレンジしてください。

 

 

情報の信頼性を高めたいなら「企業出版がおすすめ」

 

ここまで情報発信ビジネスのやり方について解説してきましたが、情報発信を続けていき収益化が実現できてくると、次のステップとしてより高額の利益を安定的に確保する方法を模索し始める方が多くいらっしゃいます。

 

その際に「自社/自身が発信している情報の信頼性をどのように証明するか」という悩みが出てきます。

 

これまで無料ないし安価で提供していた情報なので、どのように価値を示し高額を払ってもらうかというアップセルの方法は、単純な収益化とはまた一味違った難しさがあるのです。

 

例えば、1時間のコンサルやセミナーの優先案内などを付加価値としても、リソースに限りがある場合、現実的ではありません。

普段の情報発信の運用に余裕があるならまだしも、カツカツでコンテンツを作っている状態ではとても実現することは不可能です。

 

 

そこで、おすすめしているのがこれまで発信してきた情報+αまだ未公開の情報を入れた書籍を作って販売することです。

 

収益化を実現できる導線を組んだうえでの書籍づくりを「企業出版」と言います。

ただ情報を発信するのではなく、情報に価値を持たせ、社会的な信頼度も向上させて収益化を実現するための本づくりを行っていくのです。

 

本は社会的な信頼度が高い媒体であることは周知のように、出すだけで大きな影響力を持つことができます。

そして、情報発信ビジネスを行っている方だからこそできる本の使い方も多くあります。

それはセミナーやコミュニティでの発売、本の内容に沿った有料記事の販売などです。

 

出版というと、本屋さんやネット書店に並ぶイメージがありますが、実は流通をせずに手元に置く分だけを作ることもできるのです。

 

もちろん、限定的な販売だけでなく、大々的に書店をジャックした販売なども行えます。

読者プレゼントや抽選会などでも活用できるので、1冊本があると事あるごとに使えてとても便利です。

 

情報発信ビジネスをされてより大きな収益化をするための戦略をご検討中の方は、ぜひ下記よりお問い合わせください!

 

 

 

さいごに

 

今回は、情報発信ビジネスのやり方について解説しました!

 

【この記事のまとめ】

  • 収益化を目指した情報発信は、読者がどんな情報を求めているかが重要
  • 収益化のためには無理なく継続できる仕組みの構築が大切
  • より高額な収益を得るなら企業出版がおすすめ

 

そして、企業出版についてもっと知りたい方はこちらの資料もぜひご参照ください!

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投稿者プロフィール

南川 佳世
ラーニングス株式会社
アドバイザー/ブックライティングサービス『ひよどり』サービス運営統括責任者

大学時代は近世文学を専攻。 日本語教師の資格を持つ。

200名以上の経営者、士業の専門家へのインタビュー経験があり、Webメディアを中心に記事を執筆。
書籍の企画~出版を行うだけでなく、出版記念のウェビナー等、イベントの企画運営も行う。

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