pixta_60320197_M

ブランディングとは? 企業が施策を行う前に知っておくべきこと

pixta_60320197_M

商品やサービス、ブランドを作り上げても売り上げが伸びない、新規顧客が獲得できない。
このような悩みを持つブランドや企業は多いのではないでしょうか。

市場の中で競合に負けないためにも、ブランディング活動に力を入れる必要がありますが、ブランディングという言葉が抽象的なため、正しく理解できている方は少ないかもしれません。

あなたが「これからブランディングのために色々な施策を行いたい」と考えている場合は、ブランディングが持つ意味をきっちり理解しておきましょう。

今回は、ブランディングとはどのようなものか、メリットなどについても解説します。

ブランドの定義

「ブランド」と聞くと、高級ファッションブランドなどのハイブランドを想起される方が多いかもしれません。

しかし、ブランドという定義は、ハイブランドだけに限られたものではありません。ブランドとは「ある特定の商品やサービスの存在や価値が、顧客に認識されていること」を指すのです。

一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会では、消費者・顧客から見たブランドの定義を以下のように定めています。

“ある特定の商品やサービスが、消費者・顧客によって「識別されている」とき、その商品やサービスを「ブランド」と呼ぶ。”

引用:一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会「ブランド用語集」

ブランディングとは

ブランディングとは、ブランドを形作るための様々な活動を指す言葉です。企業やブランドに対する顧客のロイヤリティを高め、企業やブランドと顧客の間に同じイメージを認識させることを意味します。

ブランドや企業は、実際には形がなく実体のないものです。しかし、世の中の多くの人に特定のブランドや企業に対しての共通認識が広く浸透すれば、市場や競合他社などのライバルの中で、自社の商品やサービスのブランドが確立されます。
例えば「サイダーといえば三ツ矢サイダー」「スニーカーといえばナイキ」のように、特定の商品やサービスを欲しいと思った顧客に、自社の製品やサービスが想起されやすくなることがブランディングの目的だと言えるでしょう。

ブランディングとマーケティングの違い

ブランディングと間違いやすい用語の一つに「マーケティング」があります。どちらも非常に抽象的で曖昧な意味を持っているため混同しやすいのですが、ブランディングとマーケティングは根本的に違うのです。

マーケティングは、わかりやすく言うと「売れる仕組みや手段を作ること」と言えます。つまり、ブランディングとマーケティングには以下のような違いがあるのです。

・ブランディング…商品やサービス、ブランドや企業の認知を高め、市場での地位を構築する。
・マーケティング…ブランドや企業の商品やサービスをどのように顧客に届けるか? 流通から販売までの全工程の戦略を練っていく。

このように理解しておくと、使い分けがしやすいでしょう。

ブランディングの種類

ブランディングには、何をブランディングの目的にするか、ということを基準に大きく分けて2種類あります。

(1)商品またはサービスに対するブランディング
商品やサービスの単位ごとに、顧客に対して認知度を高めていくことが目的です。

(2)企業に対するブランディング
企業ブランディングは、商品・サービスのブランディングと異なり、企業イメージの向上が目的です。

顧客・株主・取引先などに対して、企業側から積極的に自社イメージアップのための施策を行うことで、企業の独自性を高めます。

記憶に残りやすい企業ロゴを制作したり、マス広告へ出稿したりするなど、商品やサービスだけでなくブランドや企業全体の認知度を上げるための活動を行っていくのです。

例えば「無印良品」のように、商品やサービスの開発ストーリーや、創業者の想い・企業の想いを形にして伝えるために書籍を出版する「ブランディング出版」を行う企業もあります。

 

ブランディングの重要性やメリットは?

広告などのために宣伝費用を計上する場合、企業にとってはコストがかかるため、費用対効果が悪く感じられることもあるかもしれません。

ブランディングの成果は即座に目に見える形で表れるわけではなく、効果が定量的に測れるものでもないことを理解しておく必要があります。

ブランディングを行う場合は、短期的ではなく中長期的な視点で持続していくことが必要です。企業が持続的に成長していくためにも、ブランディング活動は必要不可欠なものと言えるでしょう。ここでは、ブランディングを行うメリットと、行わない場合のデメリットについて解説します。

ブランディングを行うメリット

ブランディング活動を行うことによって得られるメリットには以下のような点が挙げられます。

・商品やサービスの顧客ロイヤリティを向上できる。
・優良顧客を獲得しやすくなる。

ブランディング活動がうまく実を結ぶと、顧客からの評価が上がり、商品やサービスに愛着を持ってもらいやすくなります。競合他社と比較された場合でも「信頼できる〇〇社でいこう」と選んでもらえる確率も上がるようになるため、売り上げアップやリピート率アップにもつながるでしょう。

また、リピート率をアップさせることで、リピーターとの絆を深め、優良顧客との信頼関係を築いていくことができ、ロイヤリティの高い顧客の囲い込みも可能です。

ブランドや企業にとって新規顧客獲得はもちろん重要ですが、新規顧客獲得にかかるコストはリピート率アップにかかるコストと比べるとおよそ5〜10倍かかると言われています。そのため、リピーターとなる優良顧客を多く獲得することができれば、経営の安定も図れるのです。

ブランディングを行わない場合のデメリット

ブランディング活動を行わない場合は、マーケティング施策によって売り上げが上がったとしても、顧客側が商品・ブランド・企業に魅力を感じなければリピート率が下がり、ブランドイメージや企業イメージの定着率も低くなります。

このような事態になると、競合他社との価格競争に巻き込まれる可能性があります。競合他社との差別化ができていないため「安い値段で提供したものが勝つ」といった単なる価格競争になってしまいかねません。

価格競争に巻き込まれると利益率が下がり、結果として経営悪化にもつながってしまう可能性があるのです。

 

ブランディングで意識する3つのポイント

ブランディングの戦略を立てるときに意識するべきポイントの1つ目は「顧客視点を忘れずに考え活動する」ことです。

ブランディングの目的は、認知されることやイメージを向上させることです。しかし、ブランディング戦略を立てるときについついやってしまうのが「売り手視点で考える」ことです。自社の商品やサービス、ブランドや企業を利用し体験するのは顧客です。顧客が見る、体験するときにどう感じるのか、顧客にとってその商品やサービスの価値はあるのか、という顧客視点を忘れないように心がけましょう。

意識するべきポイントの2つ目は「未来視点を忘れない」ことです。

自社の現状の独自性や特徴だけを洗い出してブランディングするだけではなく、顧客が抱えるニーズに対して、これからどのような価値が提供できるのかは、ブランドや企業の成長にとっても大切です。

市場では競合他社や新規参入者が、日々さまざまな戦略を練っています。この戦いに負けないためにも、既存価値でブランディングを考えるだけでなく、顧客インサイトを把握し、自社が新たに創造できる価値はないかという点をよく考えてみましょう。

意識するべきポイントの最後の3つ目は「顧客接点は全て一貫性を持たせる」ことです。「知る」→「リサーチする」→「比較検討する」→「購入する」という流れの中で、顧客はさまざまな情報や体験をします。大手企業をはじめとした成功している企業は、さまざまな顧客接点に一貫性を持たせています。顧客との接点の中に一貫性のある世界観を持たせることで、顧客が抱くブランド価値を向上させることができるのです。

 

正しいブランディング知識をつけて成果をあげよう

今回は、ブランディングの定義や、マーケティングとの違い、ブランディングのメリットなどを解説しました。

ブランディングは、ブランドや企業が持続的に成長していくためにも非常に重要です。自社の価値を構築していくことにより、市場の変化に耐えうる、価格競争に巻き込まれにくいポジションに立つことも可能です。

効果がわかりづらい点もあるかもしれませんが、ブランディング活動を行い顧客への認知度を高めていきましょう。

投稿者プロフィール

下村(むーさん)
下村(むーさん)
大学卒業後に出版社に就職して漫画の編集に携わる。
その後、さらに別の出版社を経てラーニングス株式会社に入社。
編集業務に従事している。

社内では『むーさん』の愛称で親しまれ、お父さん的なポジションを務めている。

プライベートでは野球観戦が趣味(広島ファン)で二児の父。

知識0から本を出版する方法7Step【無料】

一度は本を出してみたいという想いはあるけれど、よく分からないと悩んでいませんか?

出版までの手順を理解していただくために、7つのStepにまとめた資料を用意しました。

・本の出版に興味がある
・どんな手順で出版するのかを知りたい
・これまでに検討したが挫折した
・会社で検討のための資料が欲しい

といった方にお役立ていただければ幸いです。


>知識0から本を出版する方法7Step

知識0から本を出版する方法7Step


これから本を出版したい方を対象とした資料を用意しました。

・本の出版に興味がある
・どんな手順で出版するのかを知りたい
・これまでに検討したが挫折した
・会社で検討のための資料が欲しい

上記の方を対象としております。
資料で不明点などありましたらお気軽にお問い合わせください。


CTR IMG