ハイブリッド出版でオンオフを同時にアプローチ!企業出版のマーケティング戦略をご紹介!

 

今回は、オンライン・オフライン同時にアプローチをすることができる出版方法「ハイブリッド出版」について解説していきます。

 

読者がさまざまな方法で知りたい情報にアクセスできるようになった今、どちらかだけよりもどちらもやる戦略のほうが、より大きな効果を得ることが可能です。

 

この記事では

  • ハイブリッド出版とはなにか
  • 企業が出版する場合、ハイブリッド出版を行うべきか?
  • ハイブリッド出版に向いている企画

についてまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください!

 

【監修者】
 梶田 洋平
 ラーニングス株式会社 代表取締役
大学卒業後は証券会社に入社し、5年弱勤めて退社した後、出版事業を手掛ける会社を起ち上げる。
大学時代からこれまで自身が著者で出版した本は16冊、読んできたビジネス書・実用書は3,000冊以上。はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象に、出版でビジネスを加速させるお手伝いに力を入れる。

 

 

 

 

ハイブリッド出版とは

 

皆さんは「ハイブリッド出版」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ハイブリッド出版とは、出版をする際、紙の書籍だけでなく電子書籍も同時に出版することを指します。

 

本屋さんに置いてある紙の本が電子書籍でも売っていることがよくありますよね。
本屋さんに売っている本以外にも、AmazonのPOD(プリントオンデマンド)で出した本をKindleで出す方もいらっしゃいます。

 

購買の選択肢を広げることは、今の時代とても大切なことです。

 

しかし、企業出版では、すべての本に紙も電子も必要かというとそうではありません。
ターゲットや企画、出版する目的によって異なります。

 

企業出版ではどんな企画がハイブリッド出版をするのか

 

企業が出版するというと、使い方として展示会で配ったり、営業で活用したり、セミナーや説明会で使ったりと、紙の本を使うイメージが強いかと思います。

 

マーケティング出版プラスを運営している、企業のための出版社「ラーニングス株式会社」も、実は電子書籍だけの出版は行っておらず、基本的に紙の本を作っています。
(電子書籍は紙の本を作る際のオプションとして選択可能です。)

 

そして、ラーニングスではすべてのお客様に電子書籍をおすすめすることはなく、企画に基づいて必要だと感じた場合にのみ提案しています。

 

ちなみに、企業出版において紙の本と電子書籍の両方を活用したほうがいいケースは、潜在顧客をターゲットにしていて事業やサービスの認知度が低い場合です。

 

例えば、本を読んでからすぐに成約に至る可能性が低くても、本を通して興味を持ってもらい巻末でメルマガ登録や資料請求ができそうな場合、リスト獲得を目的として本をつくるのです。

 

本を入口にして事業やサービスを知ってもらい、メルマガやセミナーのお知らせなどを定期的に送ることで接触回数を増やしていき、最終的には成約まで持っていきます。

その際は専用のLPを作ったり、SNSを活用して宣伝したりと、本単体で効果を狙わずにネットを駆使して高い効果を得られるよう工夫していきます。

 

また、企業出版の中でも多くの人を対象としている書籍やIT関係の業種の場合も、紙の本・電子書籍どちらもあると良いでしょう

 

上場企業や有名企業の場合はさまざまな顧客がいますし、母数も多くなるので、購買の選択肢を多く用意することはとても大切です。

また、IT関係の業種の場合、普段から紙の本ではなく電子書籍で本を読まれている方の割合が増えるので、電子書籍の準備が必要です。

 

なお、サービスの認知度が高く顕在顧客をターゲットとしている書籍であり、企業規模が中小企業、IT以外の業種であれば、基本的には紙の本だけで十分な効果を得ることができます。

 

ハイブリッド出版で効果が出やすい企画とは

 

先ほど、企業出版において紙の本と電子書籍の両方を活用したほうがいいケースは「潜在顧客をターゲットにしていて事業やサービスの認知度が低い場合」とお伝えしました。

 

そして、この場合の企画はニーズ(必要性)ではなく、ウォンツ(願望)を意識したものにすることをおすすめします。

 

わかりやすいのは、タイトルでしょうか。

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など、読者が理想とする状態を具体的に表すことで、手に取ってもらえる確率を高めていきます。

 

また、このようなインパクトのあるタイトルをつけておくと、興味がなかった人にも読んでもらいやすくなります。

 

そして本文は長ったらしく説明をするのではなく、結論までスピード感のある流れを保った構成で、読者の熱が冷めないうちに行動へと誘導することが重要です。

見込み顧客を創出するのが大きな役目となるので、要点を絞り、わかりやすく整理するのがポイントになってきます。

 

 

また、この手の本は販促にもひと工夫が必要です。

そもそも認知度もなく読んでもらえる人の数も少ないので、出版前から地道に宣伝をしたり、出版後の販促の準備をする必要があります。

 

ニッチなキーワードが入っている場合は検索キーワードでひっかかることも少ないので、書籍プレゼントキャンペーンや書籍の宣伝をするLPの制作、WEB広告、SNS広告、Amazon広告など、ターゲットや書籍内容に合わせて調整していきます。

 

もちろん、闇雲に行うのではなく長期的な目線でしっかりと予算配分をしながらでなければ、効果が出る前に予算が尽きてしまい打ち切りになることもあるので、注意が必要です。

 

まとめ

 

今回は、ハイブリッド出版について解説しました。

 

  • ハイブリッド出版は紙の書籍・電子書籍どちらも行う出版方法
  • 企業が著者となる本でハイブリッド出版を行うなら、本当に電子書籍も必要なのかを見極める必要がある
  • リスト獲得を目的とし、見込み顧客の創出を行う場合、ハイブリッド出版がおすすめ

 

そして、企業出版をご検討中で、出版方法でお悩みの方はぜひラーニングス株式会社までご相談ください!

ラーニングスでは企画の立案から出版、出版後の戦略の伴走支援まで一気通貫で行っております。
企業のための出版社として培ってきたノウハウを余すことなく著者様へ還元しておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。

 

出版の詳しい資料には、今回ご紹介した内容のより詳しい情報も載っております。
ご興味のある方は、下記よりダウンロードください。

 

【サービス資料】
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投稿者プロフィール

南川 佳世
ラーニングス株式会社
アドバイザー/ブックライティングサービス『ひよどり』サービス運営統括責任者

大学時代は近世文学を専攻。 日本語教師の資格を持つ。

200名以上の経営者、士業の専門家へのインタビュー経験があり、Webメディアを中心に記事を執筆。
書籍の企画~出版を行うだけでなく、出版記念のウェビナー等、イベントの企画運営も行う。

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