クラウドファンディングで出版を実現する方法 | 資金が足りない方への解決策

書籍を出版したいけど自分で準備できる費用が足りない。

そのような悩みを解決する手段のひとつが、クラウドファンディングを利用して必要な資金を集め、書籍を出版する方法です。

今回はクラウドファンディングで書籍を出版する方法と、その成功事例、プロジェクトを成功させるポイントを紹介します。

 

クラウドファンディングで書籍を出版する方法

はじめにクラウドファンディングを利用して、書籍を出版する方法について紹介します。

 

クラウドファンディングとは

そもそもクラウドファンディングとは、英語のクラウド(群衆)とファンディング(資金調達)が合わさった言葉で、主にインターネットで不特定多数の人から、プロジェクトの資金を調達することを指します。

このクラウドファンディングという手法が広まったのは、インターネットのおかげによるところが大きいです。

インターネットの発達によって自分が取り組んでいることをシェアできるようになり、取り組みに賛同する方を世界中のどこからでも募ることができるようになりました。

その仕組みを利用して、革新的なアイデアや世の中に認知されにくいプロジェクトなどを多くの人に共有して、支援者を集めることができます。

クラウドファンディングの種類には、「購入型」、「寄付型」、「融資型」、「株式型」、「ファンド型」、「ふるさと納税型」の6つがあります。

企画によってこれらの種類を使い分けて、プロジェクトを進めることで成功に近づくことが可能です。

 

書籍をクラウドファンディングで出版する

クラウドファンディングで書籍を出版したい方はプロジェクトの内容や取り組みたいこと、解決したい問題などを発信することで、支援してくれる方を集めることができます。

出版できる書籍の種類はさまざまで、ビジネス書や雑誌、絵本まで多岐に渡ります。

基本的にプロジェクトによって、クラウドファンディングのやり方が変わることはありませんが、書籍の場合は購入型で行うことが一般的です。

出版プロジェクトを起案し、支援者にお金を支援してもらい、その返礼品として書籍を届けるという方法をとることができるように企画します。

ほかの返礼品としては著名人であればサイン会を開いたり、講演会の実施、グッズのお返しなどが考えられるでしょう。

購入型のクラウドファンディングでは、自分が取り組みたいプロジェクトのメリットを、支援者に喜んでもらえるリターンに転換することで、賛同してくれる人が多くなります。

 

クラウドファンディングで出版に成功した事例

続いてクラウドファンディングで出版に成功した方の事例を紹介します。

このマーケティング出版plusを運営するラーニングス株式会社では、クラウドファンディングで出版を実現するためのサイト『Booket』を運営しています。

Booketを通じてクラウドファンディングで出版プロジェクトを行い、本を出版されたのが船津明生さんです。

船津さんは大学・専門学校で英語や金融論を教えるとともに、コンサルティングや企業のビジネス研修講師として活躍されています。

そんな船津さんは過去に1冊本を出版されていました。

そしてもっと内容にこだわった本作りをしたいということで、2冊目の製作を決意。

しかし全額をご自分で負担することが難しいと考え、費用負担を減らす目的でクラウドファンディングを実施されました。

結果として、3,000円の支援を行ったくれた方に、2,200円相当の本1冊とワークショップ3,000円相当をリターンとして用意するなどして、出版するための費用を集めることができたのです。

船津さんのインタビュー記事はこちら▶︎クラウドファンディング出版プロジェクト【成功事例】

 

出版プロジェクトをうまくいかせるポイント

この出版プロジェクトで成功したポイントは主に2つです。

ひとつは支援額に相当する以上の額のリターンを準備したこと。

ふたつめは単に情報を流すだけでなく、リアルでお会いする人に支援をお願いしたことです。

 

支援額に相当する以上のリターンを用意すること

紹介したように船津さんは支援額3,000円の返礼品として、5,200円相当のリターンを用意しました。

出版する本をリターンとして用意するのはクラウドファンディングの出版プロジェクトとして、一般的によくあるパターンです。

今回ポイントとなったのは、本以外にも船津さんが普段提供されているレッスンやワークショップも付加価値としてつけたこと。

これによって普段からレッスンなどを受けている方から、お得に思ってもらってもらい支援を募ることができました。

もちろんプロジェクトによる収支などはきっちりと検討しておく必要がありますが、支援者にとってより有益なリターンを用意することが成功につながります。

 

リアルでお会いする人に支援をお願いすること

クラウドファンディングは、インターネット上で不特定多数の人から支援を集める資金調達の方法であることを紹介しましたが、うまくPRしないと誰の目にも触れず、支援を集められないまま終わってしまいます。

SNSなどで告知することも重要ですが、できるだけリアルでお会いする人それぞれにお願いするようにしましょう。

なぜリアルで会う人に協力をお願いすると良いかと言うと、普段から会っている人は、インターネットだけでつながっている人よりも自分のことを信頼してもらいやすいからです。

 

ネットで知らない人に支援をお願いされて、お金を出そうとする人は少ないでしょう。

クラウドファンディングがインターネットを活用する方法だからといって、信頼してくれている人にお願いしなければあまり意味がありません。

できる限り多くの人に直接、もしくはメッセージ等でも良いので1対1で支援をお願いすることをおすすめします。

船津さんのプロジェクトでも協力してくださった方は、過去に何かしらつながりや関係のある方でした。

 

特にプロジェクトが終了に近づき、残り期間に余裕がないときは広く周知するよりも、直接知人や友人にお願いするほうが早いです。

迷惑にならない範囲で、一人一人丁寧に声をかけることが成功するポイントとなります。

以上、紹介したようなポイントを意識してクラウドファンディングを行うと成功に近づくことが可能です。

もちろんプロジェクトを魅力的なものにすることも必要です。自分がやりたいことや欲しいと思う書籍を出版するような企画にして、周りの人が応援したいと思うよう意識しましょう。

 

まとめ

以上、クラウドファンディングで本を出版する方法や成功事例、成功させるためのポイントについて解説しました。

●リターンを支援額以上のものにすること
●直接、身近な人に支援のお願いをすること
●出版プロジェクトそのものを魅力的なものにすること

これからクラウドファンディングを利用して、出版したいという方はこれらのことを意識して、プロジェクトに取り組むようにしてみてください。

本文中でも紹介しましたが、マーケティング出版plusを運営するラーニングス株式会社は、出版に特化したクラウドファンディングのサイトBooketも運営しています。

Booket – 出版クラウドファンディング

原稿作成などお客様の出版をお手伝いしながら、資金調達もサポートすることが可能です。

お客様と二人三脚でプロジェクトを進めてまいりますので、自分の本を出版したいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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投稿者プロフィール

梶田洋平
出版ベンチャー企業「ラーニングス株式会社」の代表取締役。

大学卒業後は証券会社に入社し、2つの支店で法人、リテールの営業活動に尽力。
5年弱勤めて退社した後、出版事業を手掛ける会社を起ち上げる。

これまで自身が著者で出版した本は16冊、読んできたビジネス書は3000冊以上。

『出版を変える、出版で変える』を合言葉に、はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象とした事業を展開。
出版でビジネスを加速させるお手伝いに力を入れる。

好きな本の分野は経営者の自叙伝やマーケティング、経営に関する実用書。
愛知県名古屋市出身。趣味は読書とスポーツ観戦。

近著:
「7日でマスター 株チャートがおもしろいくらいわかる本」(2017年ソーテック社)
「7日でマスター 投資信託がおもしろいくらいわかる本」(2018年ソーテック社)
「いちばんわかりやすい 60歳で2000万もらうiDeCo年金のはじめ方」(2019年ソーテック社)
「世界一やさしい 株・FX・投資信託の教科書」(2020年ソーテック社)