みなさん、エンディングノートというものをご存じでしょうか?
家族や大切な人に自分の状況を伝えるためのもので、終活のツールとして使用されています。
遺言書と違って法的な拘束力はありませんが、残された家族の負担を減らすことができ、自分自身の人生の棚卸しができるエンディングノートは終活の定番といってもよいものです。
今回紹介する本木行政法務事務所の代表で一般社団法人ProFamilia終活協会の代表理事も務める本木千津子さんは、「ステイタスノート」という名前のエンディングノートを出版しました。
市販のものではなく、あえてオリジナルのエンディングノートを出版した理由などについても紹介してきます。
本木千津子(もとき ちづこ) 一般社団法人ProFamilia終活協会代表理事、本木行政法三事務所代表行政書士、終活アドバイザー、東京都行政書士会所属。 行政書士事務所では相続の相談を専門としています。 また、一般社団法人ProFamilia終活協会では、士業、FP、不動産業、介護コンサルなどの専門家と提携してワンストップのサービスができます。 |
もともとは本の出版からはじまった
エンディングノートの出版をした本木さんですが、最初は本の出版の準備だけをしていました。
出版するのは終活に関する本なのですが、色々な事業展開を想定していた際に「名刺代わりの本があったらいいな」と考えたのがそもそものスタートだったようです。
本の出版準備を進めながら、同時にエンディングノートの準備も進めていました。
最初は一般の方向けに出版する予定ではなく、印刷会社さんに依頼して製本してもらって無料相談会やセミナーなどで使っていこうと考えたようです。
いずれはオリジナルのものを作りたいと思っていたエンディングノート
一方、エンディングノートは市販されているものや葬儀会社などで無料配布されているものもあります。
それについて本木さんは、このようにおっしゃっています。
「相談会で配られる多くの冊子は、キーワードを限定しすぎていて、全体のことが把握しづらかったんです。葬儀屋さんの冊子なら葬儀のことだけしか書いていなかったり。
なので、全体的なことが簡単にわかる、そして、書き込み式で自身の考えをまとめられようなものを作りたいなと思っていました。」
たしかに、一見すると同じように見えても、使いやすさはオリジナルで作ったものに比べると劣ります。
また、オリジナルのテキストやノートがあるという事実がブランディングにも効果を発揮するのは間違いありません。
本とエンディングノートを出版してAmazonにて販売
結局、本木さんは本の出版の準備に合わせて、印刷会社さんに頼もうと考えていたエンディングノートも一般向けに出版することを決めました。
本とエンディングノート、同時に出版することで巻末にそれぞれの宣伝を掲載して相乗効果を発揮することも可能になりました。
また、2冊同時に出版後に販促のプロモーションを行うことによって、アマゾンのランキングで2位と3位を獲得するという成果を上げることにも成功しています。
ちなみに、終活というと少しネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、本木さんの出版した書籍とエンディングノートはどちらもグリーンを基調にした明るいイメージになっています。
出版の効果を実感
出版後は、名刺の裏面に本とエンディングノート、それぞれの書影と「Amazonランキング2位と3位を獲得」という文言が記載されています。
これだけでも専門家であることがアピールできますし、インパクトがありますよね。
本木さんも、
「お客さんが買ってくれたり、本を読んでくれた方がお客様になったりしてくださっています。
また、名刺の裏に載せたことで、お話したときにお客様が「あ!見たことある」とおっしゃってくださったことがありました。
本当かはその時点ではわからなかったですが、そうおっしゃって頂けてうれしかったです」
と、出版の効果を実感してされていました。
オリジナルエンディングノートに限らずオリジナルテキストもおすすめ
今回はオリジナルのエンディングノートの例を紹介しましたが、オリジナルテキスト等もおすすめです。
出版と聞くとどうしても「本」を想像しますが、書き込んで使うノートやテキストを出版することはブランディングにも非常に大きな効果があるのです。
例えば...
・資産がグングン増えるノート
・節約が実現しやすくなる家計簿
・目標校に合格できるテキスト
・夢が叶う日記帳
・今年こそ英語習得!学習手帳
といった企画はいかがでしょうか?
上記以外でも、ビジネスと相性の良い書き込み式のノートやテキスト、手帳などを考えてみていただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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