資格の勉強というとどんなものを思い浮かべるでしょうか?

テキストがあって、問題集があって、解答があって・・・と考える人が多いはずです。

今回は、資格をゼロから立ち上げたパーソナルトレーナーの山浦さんの例を紹介します。

 

テキスト・問題集・解答

Healthy Body運動指導士代表理事の山浦昭弥さんは、企業などにパーソナルトレーナーを育成して派遣する仕事をしています。

今回、山浦さんはトレーナー育成にも活用できる資格試験制度を作りました。

さらに、資格試験においてテキスト、問題集は必要不可欠と考え、資格試験制度の立ち上げに向けて準備をしました。

 

確かにテキストや問題集は資格試験制度には必要不可欠と言えますが、作るのにはそれなりに苦労を伴ったようです。

お話を聞くと

「パーソナルトレーナーの資格というのはアメリカやヨーロッパでは幅広くあるのですが、実は日本からそういった資格というのはあまりありません。

そこで今回、日本初という形で、ドクターの方にヒアリングしながら作りあげたという感じです」

とおっしゃっていて、自身一人ですべてを作るのではなく、周りの方の協力を得ながら制作していった様子がうかがえます。

 

一般向けの販売はしないという戦略

弊社でお手伝いする本は、基本的にはAmazonや書店等での販売を行うケースがほとんどなのですが、山浦さんは一般的には販売しないことにしました。

ではどう使うのかというと、資格を取るコースを作り、コース受講とテキスト、問題集をセットにして販売しているとのことです。

解答はというと、資格試験を受けた後にはじめてお渡しするとのことです。

 

なるほど、確かに一般販売されていないテキストを使っているということで差別化につながり、資格試験としての価値も上がることが想像できます。

 

オリジナルのテキストや問題集があるというブランディング

今回は資格試験を受験するためのコースの一環としてのテキスト、問題集を紹介しましたが、資格試験以外であってもオリジナルテキストや問題集を作るというのはブランディングにも効果的と言えるのではないでしょうか。

例えば、
・塾
・セミナー
・ワークショップ
でオリジナルテキストや問題集があったらどうでしょうか?

他社と差別化できますし、オリジナルテキストや問題集があるという事実だけでも
「オリジナル教材があるということは、すごくノウハウがある会社なんだな」
と認識していただけるのではないでしょうか。

 

もちろん、一般向けに出版するのも一手です!

今回紹介した山浦さんは、一般販売はしない方針でしたが、Amazonなどを通じて一般向けに販売するのも一手でしょう。

一般向けに販売することによって、自社オリジナルテキストがあることを伝えることができますし、テキストを購入した後に入塾やセミナーへの参加を決断してくれるというケースも考えられます。

 

ただ、注意点もないわけではありません。

例えば、ノウハウを一般向けに公開するので、同業他社に真似されるというリスクがあります。

また、普段プリントアウトしたテキストを使っているとそこまで意識しないかもしれませんが、多少の誤字脱字といったミスが命取りになってしまう可能性もあります。

 

毎回のセミナー等で必要な部数だけ印刷していた場合は、その場で

「ここにミスがありましたので直しておいてください」

と言えば済んでいた話も、一般向けに出版してしまうと、取り返しがつかなくなってしまう可能性もあるわけです。

 

オリジナルテキストができるのは楽しいものです

今回は、テキスト作りのメリットとデメリット、また、一般向けに販売するパターンとしないパターンについて紹介しました。

最後にもう一つ、大きなメリットをお伝えしますと、何よりもテキスト作りや問題集づくりは楽しいということです。

特に、製本された本のような形になって完成するとその喜びは非常に大きなものになると言えるでしょう。

テキストや問題集に興味のある方は是非、一度実現に向けて真剣に検討してみはいかがでしょうか?

 

個別説明会について

弊社ではテキスト、問題集に限らず出版に関する相談を随時受け付けております。

「こんな本できますか?」

「こんなテキストだといくらぐらいかかるの?」

どんな小さな疑問や不明点でも構いません。

面識のある方は弊社担当者にご連絡いただければ幸いですし、下記個別説明会受付フォームからもお気がるに連絡くださいませ。

下記フォームに入力いただければ、おって個別説明会の候補日時をこちらから連絡させていただきます。