経営課題として多い悩みは何でしょうか?
一般社団法人能率協会のデータによると現在の経営課題で多いのは
①収益性の向上
②人材の強化(採用・育成・多様化への対応)
③売上・シェア拡大
の順となっています。
(出典:日本企業の経営課題2020-一般社団法人日本能率協会)
収益、人材、売上、経営者にとってはどれも少しでも改善させたいと考えているのではないでしょうか?
これらの要素は経営の根幹にかかわる大切な要素なので、日々頭を捻っている経営者は多いはずです。
今回は、これらの経営課題のうち、「人材」への取り組みを紹介します。
採用力をアップさせたい
特に中小企業の場合、採用に苦労することが少なくありません。
新卒を採用しようとしてもなかなか応募が来なかったり、また、せっかく入社してくれてもイメージと違ったという理由で辞めてしまうケースもよくあるのではないでしょうか?
今回は、人材の課題改善に取り組み実績を上げているガソリンスタンドを経営する会社の2代目である京南オートサービスの田澤孝雄社長を紹介します。
Youtubeをはじめとしたネットでの情報発信
田澤社長の会社ではガソリンスタンドや板金事業、介護事業など幅広く事業を展開していますが、あまり人気がある業態と言えないこともあり、採用や社員教育など、人材の課題に苦労されていました。
新しく入ってくる社員がいなければ、また現在の社員の力がなければ事業がうまく回りません。
そこで田澤社長は、ビジョンを掲げて会社全体の方向性を示しながら事業に取り組んだのです。
肩ひじ張って「こうあらなければならない」と考えていた自分自身の殻を破り、自分らしい経営を発揮していきます。
この辺りは、2代目社長だからこその苦悩があったのかもしれません。
具体的には、入社希望者が増えるようにとYoutubeでの情報発信やブログなどの取り組みを始めました。
Youtubeで社長が楽しそうに情報発信をしている会社、それだけでも若い社員の興味を引きそうです。
本を出版して取り組みを紹介
Youtubeは少しハードルが高いという人には本もおすすめです。
田澤社長も情報発信はYoutubeだけではなく、自分自身の想いや伝えたいことを本にもまとめました。
それらは社員へのメッセージでもあり、また新しく入社を希望する社員を増やすためのツールともなる内容になっています。
自身のこれまでの歴史を紹介するのはもちろん、Youtubeへの取り組みを紹介したり、例えばカート参戦プロジェクトなど様々な社内プロジェクトへの取り組みが紹介されていて、田澤社長の会社に対して親近感がわく内容を本にまとめて発信したのです。
田澤社長の本は発売後、お付き合いのある経営者の方を中心に販売数が伸び、Amazonランキングでも1位を獲得するまでになりました。
最初は「自分が本を出す・・・?なんか面白そうだからやってみよう」というノリだったそうですが、完成後はとても満足していて2冊目に向けての意欲もお持ちのようです。
田澤社長のガッツと挑戦を続ける姿勢、本当に真似したいところです。
意外に多い。社員を巻き込んだプロジェクトとしての本づくり
経営者の方が本を書くというと高齢になって引退後に出版する自叙伝をイメージされる方が多いかもしれません。
確かに、そういう本も多いですが、最近は人材教育や採用のために自社の取り組みや考え方を紹介する本を出版する経営者が増えてきています。
ときには、本を出版すること自体を一つのプロジェクトとして取り組まれる会社もあります。
最終的に手に取ることができる成果物があるプロジェクトなので、きっとやりがいもあり達成感を感じることもできるのでしょう。
今回は人材採用や人材教育を目的として本を活用する事例を紹介しました。
もし、採用や教育に効果的な取り組みを考えられている経営者様がいらっしゃればお気軽にお問い合わせくださいませ。
半年後にはこれまでにない効果的なツールが完成できるかもしれません。
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