自費出版でベストセラーになったケース (1)

自費出版でベストセラーになったケース

自費出版でベストセラーになったケース (1)

自費出版というと、一般的にはあまり発行部数が多くなく、売れる数は少ないと言えます。大きな印税を得ることよりも、自分が書いた本を世に出したいという思いを持っている人が多いでしょう。

しかし、必ずしも自費出版でベストセラーが目指せないわけではありません。過去には、自費出版からベストセラーになった書籍がいくつかあるのです。

そこで今回は、自費出版のメリットやベストセラーの書籍、ベストセラーを目指すポイントを紹介します。

 

 

自費出版のメリットとは

自費出版は簡単なものではありませんが、その分いくつかのメリットがあります。作家を目指したい人や、自分の思い通りの本を作りたい人にとっては有効な手段でしょう。

ここからは、自費出版の主なメリットについて解説します。

 

作家を目指せる

作家デビューすることはハードルが高く、商業出版を目指すためには出版社に応募したりする必要があります。

一般公募の場合はライバルが多く、賞を取ることは容易ではありません。出版社に作品を持込んだとしても、編集者に認められることが必要です。

一方、自費出版の場合は、書籍が書店やインターネットで販売された日から作家デビューができます。

どのような方法でもデビューしたい人や、作家を目指したい人にとって、大きなメリットです。

 

自分の好きなように書籍を作れる

自費出版にかかる費用は出版社ではなく著者が負担します。したがって、書籍の内容やテーマ、デザインやレイアウトは著者が自由に決められます。

極端なことを言うと、売れなさそうな内容の本だとしても世に出せるのです。

商業出版の場合は、売れる見込みのある本を出版するため自分が書きたいことの希望が通るとは限りません。

したがって、人々に伝えたいことがある人や絶対に書きたいストーリーなどがある人には自費出版が適しています。

 

書籍を作るための知識が増える

本を出版するまでには様々な工程があり、あらゆる作業を行わなければいけません。自費出版して本の出版に携わることで、書籍作りの流れを知ることができます。

この経験は誰でもできるものではありませんし、出版についての知識が増えることでその先の作家としての人生に役立つでしょう。

また、編集者と関わることで、読者の目を引く表紙デザインや分かりやすいレイアウト、紙の種類などを学べます。

場合によっては、何らかのアドバイスやサポートを受けられる可能性もあります。

 

出版業界に足跡を残す

書籍を出版すると、家族や友人などの身近な人に読んでもらえるでしょう。もちろん、全く知らない人に読んでもらえることもあり、多くの人の目に触れるチャンスです。

さらに近年では、電子書籍として販売することも可能です。一度世に出た作品はずっと残り続けますし、著者が亡くなった後も人に読まれる可能性があります。

つまり、自費出版であっても自分が書いた本を出版すれば出版業界に足跡を残せるのです。

 

 

自費出版でベストセラーになった書籍

自費出版でベストセラーになる書籍は多くはありませんが、誰もが知っているような有名な小説が実は自費出版だったということがあります。

そこで、自費出版でベストセラーになった有名な書籍を3作品ご紹介します。

 

夏目漱石「こころ」

日本人であれば誰もが知っているといっても過言ではない文豪、夏目漱石。

彼の代表作の1つに、『こころ』という作品があります。教科書に掲載されていることから一度は読んだことがある人が多いでしょう。

そんな『こころ』ですが、実は自費出版によって出版されていました。当初は朝日新聞で連載されており、その頃彼はすでにベストセラー作家だったのです。

しかし、朝日新聞に連載されていた『こころ』をある古書店の店主が読み、漱石に出版の依頼に行きました。

ベストセラー作家が古書店の店主の願いを引き受けることは珍しいですが、漱石はその依頼を受け入れました。そして、漱石が自ら費用を負担した上で、『こころ』が出版されたのです。

 

山田悠介「リアル鬼ごっこ」

山田悠介は、若者から絶大な人気を集めている作家です。

数多くの人気作を世に出していて、その中でも超人気作といえるのが『リアル鬼ごっこ』。累計発行部数は200万部を超えています。

そんな『リアル鬼ごっこ』は、現在は幻冬舎から商業出版化されています。しかしスタートは自費出版であり、山田氏自身が出版社に原稿を持込みました。

当時、高校を卒業して引きこもりだった山田氏はクリエイティブなことに挑戦したいと思いから執筆活動を始めたのです。

山田氏が最初に持込んだ原稿は、日本語が間違っている部分が多く文章も拙いものでした。

しかし、内容が非常に面白いと編集者の目に留まり、わずか半年で売上は1万部を記録しました。その後、映画化もされるようなベストセラーへと成長しています。

 

Jamais Jamais「B型自分の説明書」

十数年前に大ヒットした書籍、『B型自分の説明書』。シリーズ累計では540万部の記録を持っており、とても話題になりました。

A、B、O、AB型の血液型それぞれの特徴などが書かれており、自分の血液型の説明書を買って読んだ人は多いのではないでしょうか。友人や家族と、当たっている部分について話したりして非常に盛り上がる一冊です。

そんな『B型自分の説明書』ですが、実は著者のJamais Jamais氏が2006年ごろに文芸社に原稿を持込みんだところから始まった書籍なのです。

当初Jamais Jamais氏は、経費を回収するくらいの目標を立てていました。しかし、担当編集者が「売れる本にしたい」という熱い思いを持っており、見事ベストセラーになりました。

 

 

自費出版でベストセラーを目指すポイント

自費出版でベストセラーになるためには、実力や運が必要です。誰でも簡単に目指せるものではありませんし、苦労もあるでしょう。

しかし、初めから諦めているとベストセラーにはなりません。

ここでは、自費出版でベストセラーを目指すポイントを解説します。

 

読者家である必要はない

ベストセラー作家と聞くと、本が大好きな読書家をイメージする人が多いでしょう。しかし、読書家である必要はありません。

実際に、『リアル鬼ごっこ』を生み出した山田悠介氏は、まともに読書をしたことすらなかったのです。

もちろん、初めから優れた文章力が備わっているに越したことはありませんが、それよりも発想力やアイデアが重要な場合が多いでしょう。

普段から、発想力や想像力が養えるよう意識して生活することが大切だといえます。

 

第三者に読んでもらう

自分が書いた作品を人に読まれることに抵抗がある人は少なくありません。「正当に評価されるのか」、「そもそも読んでくれる人はいないのではないか」などの不安を抱きがちです。

しかし、第三者に読んでもらうことで、そこからチャンスが広まっていく可能性があります。

誰にも読んでもらえないままの状態であれば、誰もその作品を知らずに終わります。それは非常にもったいないため、不安でもまずは第三者に読んでもらって感想を聞きましょう。

 

発信し続ける

近年、あらゆる技術やサービスが発展し、個人でもクリエイティブなことができるようになりました。手段も格段に増えており、人々は今後「自己表現」にさらに興味を持つようになるでしょう。

自費出版でもそれは同じです。以前は数百万の費用がかかっていましたが、電子出版であればそれほどの費用は必要ありません。

つまり、誰でも自分の書籍を世に出すチャンスがあるのです。

伝えたいことがあるならば諦めずに発信し続けることが大切です。出版社や編集者の目に留まることを信じて、努力し続けましょう。

 

 

まとめ

自費出版でも、ベストセラーは夢ではありません。

実際に、自費出版から超ヒット作を生み出して、ベストセラー作家になった人はいます。

しかしそのためには、人に読んでもらうことや、絶えず努力し続けることが大切です。

SNSなどで誰でも簡単に自己表現ができる時代だからこそ、この恵まれた環境を無駄にしないように発信していきましょう。

投稿者プロフィール

マーケティング出版プラス編集部
マーケティング出版プラス編集部
学生や子育て中のママなど、様々なバックグラウンドを持つメンバーが所属。

出版をもっと身近に感じてもらうために、自分の家族や友達にも読んでもらえるような、分かりやすく丁寧な記事づくりを心掛けています。

これからも有益な記事を日々発信できるよう、尽力していきます!

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